ワンルーム中古マンション投資で事業を始める方法・成功のコツ まとめ

ワンルーム中古マンション投資で事業を始める方法・成功のコツ まとめ

第一回から第十七回までの長期にわたり、ワンルームマンション投資の本当の最初の部分から、ワンルームマンション投資を活用した会社設立まで、事業を大きくする一連の流れを説明しました。

 

初心者向け解説はこちら⇒初心者向け不動産投資解説(全10回)

 

中級者向け解説はこちら⇒中級者向け不動産投資解説

 

最初から最後まで読んで、実践が出来れば、ワンルームマンション投資家としては、成功したと言えるのではないでしょうか。

 

今回は、最後の総まとめとして、特に重要な部分を、総まとめとして解説したいと思います。

 

不動産投資は「事業」であると心得よう

最も大事なのは、このマインドだと思います。以前も説明しましたが、不動産投資は、インカムゲインとキャピタルゲインを狙えるものです。このうち、インカムゲインは、事業としての収入と考えることができます。

 

だから、収入を給与と合算できたり、会社の設立が可能なのです。

 

保有する件数が多くなればなるほど、インカムゲインの占める割合が大きくなってきます。

 

インカムゲインは、居住者が家賃を払うことで手に入るお金です。いわば、居住者はお客様なのです。お客様の立場になって、物件が住みやすいか、周辺環境はどうかなど、細かな目線で見ることが、長期的には収入の差になってきます。どれだけ保有件数が多くなったとしても、この視点だけは忘れないようにしましょう。

 

不動産選びより重要な「不動産会社選び」

不動産会社選びは、不動産選びより重要です。

 

不動産を売買するのは、その一瞬だけです。しかし、不動産業者との付き合いは、一生続くからです。短期での収益を考えるのではなく、長期的な関係の形成ができる不動産会社を選びましょう。

 

不動産投資を事業と捉えると、不動産会社はただの業者ではなく、長く付き合う専門家であり、パートナーであるはずです。

 

不動産会社を選ぶポイントは、「金融資産を育ててくれる、という意思がある会社か」「パートナーとして、時には売らない、という選択肢を持ってくれる会社か」などを見るとよいでしょう。

 

売るときだけ売って、あとは知らない、という、フェアでない不動産会社も中にはいます。複数の会社の話を聞くなどして、公平な目で不動産会社を選んでいきましょう。

 

不動産仲介会社の選び方・見分け方 不動産投資解説B

 

不動産にはリスクがあることを理解する

不動産投資は、投資であり、事業である以上、リスクはつきものです。リスクがあるからリターンがある、ということをきちんと理解しましょう。

 

大きなリスクとして挙げられるのは、空き室リスクおよび、価格下落リスクです。空き室リスクについては、特に、不動産の保有件数が多くなればなるほど、すべての物件が満室、ということが難しくなってきます。また、価格下落リスクも、予想できるものではありません。

 

重要なのは、こういったリスクがあることを踏まえて、対策を打つことです。たとえば保有不動産のまわりの賃貸業者を巡ってみたり、自分でSNSなどで呼びかけるのも一つの方法かもしれません。最もよくないことは、リスクを認識せず、無謀な事業を拡大することです。

 

ちゃんと知っておきたい不動産投資のリスク 不動産投資解説F

 

税金の仕組みを理解して、賢く節税しよう

不動産の投資の最大の魅力は、事業として認められることで、給与と収入を合算ができ、それによって、税務上のメリットが出てくることです。減価償却であったり、不動産収入を得るために使ったお金は、経費として算入することができるため、特に不動産を購入した年は、税金の還付を多く受けることができます。

 

また、保有件数が多くなれば、青色申告というのも検討できます。青色申告は、手続きが煩雑な分、経費として認められる部分が多くなり、その分還付額も大きくなります。白色申告と青色申告の違いをしっかりと理解して、どちらを使うかを検討しましょう。

 

不動産投資の確定申告と節税方法 不動産投資解説I

 

不動産事業を大きくすると決めたら、法人化を検討すべき

青色申告をするようになれば、見えてくるのは法人化です。法人化することで、信用が蓄積されるため、新しく融資を受けやすくなります。また、経費として認められる部分が、個人事業主だったときよりさらに幅広くなります。

 

ただし、自分が立ち上げた法人であっても、法人と個人は別物になります。法人で不動産投資をしていく場合、法人に物件を移す必要があり、税金が余計にかかります。もし、あなたが不動産事業を大きくすると決めたのであれば、早めの法人化を検討すべきでしょう。

 

不動産投資の法人化のメリットとタイミング 〜サラリーマンでも社長に?〜

 

不動産投資は怖くない!きちんと知識をつけて、不動産投資を始めてみよう。

不動産は、確かにリスクがある商品です。ただし、リスクをとらなければリターンは得ることが出来ません。不動産はインフレにも強い資産であり、ある意味リスクヘッジをしているとも言えます。

 

不動産投資を妨げている最も大きな要因は、「知識が必要で、始めるのに躊躇してしまう」ということではないでしょうか。不動産投資が、リスクが計算できて、ある程度のリターンが見込めると知ることが、投資の第一歩になります。本ブログをすべて読むと、不動産投資の魅力が少なからず伝わると思います。

 

まずは、しっかりとメリット、デメリットを理解して、第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

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