不動産仲介会社の選び方・見分け方 不動産投資解説B

不動産仲介会社の選び方・見分け方 不動産投資解説B

第二回目では、不動産投資の勉強法について説明しました。

 

第二回はこちら
不動産投資セミナーには行ってはいけない理由 不動産投資初心者向け解説A

 

これを読んでいる方は、すでにブログやまとめサイト、書籍などでしっかり勉強された方かもしれません。

 

第三回目は、いよいよ不動産を見つけるところです。物件を探すには、不動産会社の協力なしには探せません。

 

今回は、よい不動産会社の見つけ方について、解説します。

 

物件選びより重要な「不動産会社選び」

物件を選ぶより、不動産会社を選ぶ方が重要だ、と言われるくらい、不動産会社を選ぶことは重要です。

 

なぜなら、物件を買うのは一瞬ですが、不動産会社との付き合いは、もしかすると一生になるかもしれません。

 

不動産会社には、物件の仲介の他に、管理業務や料金収納代行業務、サブリース業務など、様々な業務をお願いすることがあるからです。

 

不動産会社によって、物件が生きることもあれば、死ぬこともあるのです。

 

また、不動産が、他の投資と最も違うのは、「不動産には、同じものは1つとしてない」ということです。

 

そのため、自分に合うタイプの物件、合わないタイプの物件というものがあります。不動産会社には、得意、不得意があるため、合わないタイプの物件ばかり提案してくる場合、その不動産会社との相性が悪い、ということも考えられます。

 

逆に、なんとなく提案してきた物件が、自分にとってちょうど良い物件ばかりだった、という例もあります。人間と同じく、不動産会社にも相性はあります。なので、不動産会社は、じっくり選ぶのが重要なのです。

 

こういう不動産会社は、信頼してはいけない

では、どういう不動産会社を選ぶべきなのでしょうか。先ほども話したように、不動産会社は相性もあるので、自分にとってベスト、という不動産会社を一発で見つけるのは難しいです。

 

でも、信頼できない不動産会社、というのは、いくつか共通点があります。こういう不動産会社には、気を付けた方がいいかもしれません。

 

マンションの話しかしない

投資用マンションを買う際の話なので、マンションの話をするのは当然です。しかし、マンションの話しかできないというのは、実はあまりおススメできません。

 

なぜなら、私たちは、「マンションを買うことで、よい利回りを得る」ことを目的としているからです。あくまで金融資産の一環として、マンションを選んでいるわけです。比較対象は株や保険になります。

 

そういう話もできず、マンションの売り込みをしてくるような人は、客のためでなく、自社のために話をしているだけなのです。マンションを買ったはいいものの、管理や売却の際に苦労する可能性もあります。

 

ガッツはあるが、知識はない

これは、若い不動産会社によくある話です。マンションを買ってもらうために、なんでもします、という態度で、やる気を見せ、熱心に営業活動してくる人もいます。
もちろんこういった姿勢は悪いわけではありません。ただし、目の前の利益にとらわれており、長期的な視点を持っていなかった、というのはよく聞く話です。最終的に、長期的に安心できるか、の視点で判断しましょう。

 

誇大広告に要注意

「物件数No1」や、「空室率1%以下」など、数字を大きく見せてくる会社も、要注意です。実際、不動産の売買の際は、誇大な広告は、宅建業法で禁止されています。こういった類の広告は、宅建業法違反ではないですが、誇大に見せるということは、それだけ後ろめたいことがある、というようにも捉えることができます。

 

正しい数字を見せる、というのは、金融商品の売買において当たり前のことです。誇大すぎる広告には、注意しましょう。

 

オフィスが汚い

これは、たいしたことがない、と思うかもしれませんが、実は重要なことです。マンションは、どれだけ管理をきちんとするかで、その後の資産価値が違ってきます。
オフィスが汚い会社は、管理も杜撰である可能性があります。できるだけ避けた方がよいでしょう。

 

逆に、信頼できる業者とは?

では、逆に、どのような業者が信頼できるのでしょうか。

 

最も大事なのは、「金融資産の作り方について、正しくアドバイスをくれる」業者であるということです。誠実な業者であれば、自分の金融資産に合わせた提案をしてくれます。決して無理な提案をすることはありません。

 

なぜなら、彼らは、自分たちの提案によって、顧客が固定化してくれることが、自社の利益につながることを知っているからです。株や保険と比較して、マンションのメリット、デメリットを説明することで、自分たちのリスクをヘッジできることを知っているのです。

 

また、彼らは、長期的な関係を顧客と築こうとします。なので、ガツガツせずに、時には「売らない」という提案もしてきます。こうやって、優良顧客と長期関係を築くことで、マンションを売る件数を増やしていけるのが、安心できる会社といえるでしょう。

 

安心できる会社は、どうやって探す?

安心できる会社は、どうやって探すべきでしょうか?一番は人から紹介してもらうことですが、必ずしも紹介してもらった会社と、相性が合うわけではありません。会社HPが誇大でないか、や、営業マンが丁寧に話を聞いてくれるか、など、自分で基準を決めて、コツコツ探していくことが重要です。

 

長く付き合える不動産会社の見分け方 まとめ

いかがでしたでしょうか?長く付き合える不動産会社を選ぶのは、マンションを選ぶより重要です。しかし、すぐに見つかるものではありません。いろいろな角度から不動産会社を探し、かつ、自分の目で信頼できるかどうかを確かめることが重要です。焦らず、自分にとってベストな不動産会社を探していきましょう。

 

次回は物件の見分け方です。
稼げる不動産物件の見分け方 不動産投資解説C

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