不動産投資解説@ 不動産投資を行うべき理由

不動産投資を行うべき理由 不動産投資初心者向け解説@

不動産投資に関する広告や、セミナー、書籍など、不動産投資に関する情報を見かけることは多いと思います。こういった情報に触れることで、実は少し興味を持っている、という人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、興味を持っていても、実際に始めるまでには至っていない人も多いのではないかと思います。特に、インターネットで調べると「怪しい」とか「損する」という情報もあり、なかなか一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

 

まずは、不動産投資で一般的に言われる不安について、真実を知ることで、投資への第一歩を踏み出していただければと思います。

 

不動産投資に関する、4つの「不安」

まず、不動産投資に関して、どういった不安があるのか、整理してみましょう。

 

不動産投資で、まず不安に思うのは、「損をするかも」という不安だと思います。確かに投資商品である以上、損が全くない、とは言えません。しかし、適切にリスク管理をすれば、損失は抑えることができます。

 

次に感じる不安は、「借金をする」ことに対する不安だと思います。確かに日本では、必要以上に借金は恐れられています。これは、金融に対する理解のなさ、から来ている不安です。

 

また、マンションという、大きい買い物をすることに対する不安もあると思います。確かに、1000万円以上の買い物をする、という経験は、普段あまりありません。高額の買い物に対する不安というのは、常に付きまとうでしょう。

 

最後は、「誰から買ってよいかわからない」という不安です。投資マンション業界は、本当に多くのプレイヤーがいます。そして、トヨタやパナソニックのような、有名な企業があるわけではありません。「本当に信用できるのかどうか」という不安で、購買を躊躇することもあるでしょう。

 

こういった不安は、「知識のなさ」から来ていることが多いです。正しく不動産投資を理解すれば、こういった不安は払しょくされます。不動産に関しては、まず正しい知識をつけることが、大事だといえるでしょう。

 

不動産投資は、ミドルリスク、ミドルリターン

まず、不動産投資は、ミドルリスク、ミドルリターンであることを理解しましょう。

 

不動産投資は、お金を借りて、家を買い、それを貸し出しすることで収益をあげるモデルです。こういった事業の側面と、不動産価格の上げ下げによる利益・損失という金融商品の側面があります。

 

不動産のリスクは、「値下がりするリスク」と、「空き室リスク」に大別されます。値下がりリスクについては、タイミングによる部分が大きいです。しかし、値下がりしたとしても、きちんと賃貸収入が定期的に入ってくれば、返済は滞りなくできます。株や債権だと、値下がりすると、値上がりを待たなければいけません。事業としても収入が期待できるという点で、リスクは大きくない、といえるでしょう。

 

一方、空き室リスクも、ゼロになるわけではありません。ただし、物件選びさえ間違えなければ、ずっと空き室ということはないでしょう。すべての期間でプラスになることはないかもしれませんが、トータルで計算してみることが重要でしょう。

 

また、損を出した時に、税金が還付されるのもメリットの1つです。株や債権ではもちろん還付を受けることができません。損失を出した時に、守ってくれる制度があるのは、不動産投資のいいところです。

 

借金は必ずしも「悪」ではない

借金には、いい借金と悪い借金があります。

 

悪い借金とは、もちろん消費のための借金です。その借金を返すあてがないのに借りるので、必然的に信用は失われます。

 

一方、不動産投資はいい借金だと言われています。なぜなら、借金の返済の原資が家賃収入という形で入ってくるからです。コツコツと借金を返し続けていれば、金融機関からの信用が増え、大きな借り入れをすることも可能になります。

 

信用を失う借金ばかりがクローズアップされていますが、企業であれば、事業を大きくするために借金をするのはごく普通のことです。

 

また、普通は借金をしたくても、信用がないから、出来ないのです。しかし、不動産投資の場合は、不動産が担保になるため、信用がなくても貸出を行ってくれます。金利も安く、年2%前後で借りることができるのは、不動産投資ならではです。

 

マンションは本当に「大きい買い物」?

マンションが大きい買い物であることに間違いはありません。しかし、月ベース、年ベースでみると、決してそういうことはないと思います。

 

例えば保険と比較してみましょう。1000万円の死亡保険であれば、月に1〜2万円はらう、というひとも多いのではないでしょうか。これを35年続けると、1年20万円として、700万円の支払いになります。結果、1000万円のマンションとほぼかわらない金額を払っています。

 

1000万円のマンションの場合、35年ローンだと、月の支払いは4~5万円くらいでしょうか。家賃が入ってくる分を考えると、どちらが効率がいいか、というのが理解できると思います。確かに高額ではありますが、長期で見ると、他の金融商品と大差ない、ということは理解しておくとよいでしょう。

 

正しい知識があれば、変な業者かどうか見分けられる

以上のような知識があれば、不動産業者の提案を受ける際に、しっかりと自分の軸で判断ができます。仮に初めての業者であっても、知識をもとに、投資する、しないの判断が可能です。勢いで押し切られる、とか、なんとなく買ってしまった、というのをなくすためには、知識を持つことが重要です。

 

不動産投資を踏み出せないあなたに、不動産投資を行うべき理由 まとめ

第1回は以上です。

 

不動産投資は、情報が多い分、いろいろな不安を持つことがあると思います。

 

しかし、正しい知識を持てば、リスクを抑えて、安定的に投資できる商品であることが理解できると思います。

 

もし、投資しようかどうか迷っているのであれば、まずは正しい知識を身につけ、その上で、投資を検討することをおススメします。

 

次回は不動産投資の勉強方法についてです。
不動産投資セミナーには行ってはいけない理由 不動産投資初心者向け解説A

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