中高年層(40代、50代)に勧める筋肉トレーニング
中高年を迎える年代に当たる人にとって、体を鍛えるということはどのような意味を持つのでしょうか
衰え始める中高年層の実態
若かった時から、特別な運動もスポーツもやってこず、会社の激務に身を置いて第一戦で活躍されてきた人達にとれば自分の健康の事については二の次、三の次くらいの位置付けではなかったでしょうか?
今まで、どれだけ無理をしても自分の体が悲鳴をあげることなどなし。健康そのもの。徹夜も夜更かしもいくらやってもへっちゃら、へっちゃら。恐らく自分の健康の事については多くの方がこのようなご意見をお持ちかもしれません。事実、私自身もその口の人間でしたから。
20代、30代を通して結構、体を使うキツめの仕事に従事して参りました。でも、その当時は一晩経てば翌日はケロッとした感じで仕事に就けていました。
どれだけ重い荷物でも余裕で持ち上げれてましたし、腰や両足に負担がくる、何て事を感じた事もありませんでした。ところが、30代の前半で早々と肩がおかしくなりました。何も持っていない方の肩が痛くて痛くて上がりません。
これが五十肩だと分かるのに時間はかかりませんでした。トレーニングに関する本を読むのが好きだった私にとっては痛みの原因が筋肉の衰えからきている事を知り、恥ずかしさと同時にいいキッカケをもらえた事で気持ち的には前を向けました。
30代途中から始めた筋肉トレーニング
実は筋肉トレーニングについては以前から興味を持っており、機会があればジムに行って本格的にやってみたい、と強く思っていたのです。30代中盤当時の私は結構、肥満気味でした。
運動不足も顕著です。高校の時には野球部所属で3年間、ハードな練習についていってましたので、体力的には自信はあったのですが。
さすがに30代ともなるといろんなところが衰え出してきます。でも、私この年代の時から筋トレを始めましたので、まだよかった、と思っています。
正直、50代からやり始めたら、いろんな意味で焦りが出たでしょう。体のガタつきは30代の頃と比べたら一目瞭然です。私は仕事の関係で40代の途中から約7年間、トレーニング出来ませんでした。
体型が大きく変わった、という事にはなりませんでしたが、筋力の衰えは一層大きく落ち込みましたね。特に脚部の筋肉の落ち方は顕著です。人間、歳をとると衰えは足からくる、というのは本当だな、とつくづく思いました。
慌てて四股を踏んでみたりプロレスラーがよくやるヒンズースクワットという足のトレーニングをやってみたりしましたが、自分にとって、効果は感じ取れませんでした。
膝の悪さは膝付近の筋肉の衰え
それまでのハードワークがたたったのか、40代になって、今度は膝を悪くしました。正座どころかあぐらも長時間、かけません。膝を折り曲げた状態を1分間、続けるだけで起き上がれません。
膝関節の軟骨がすり減って、以前のような屈伸が自由にできなくなりました。でも、これも膝付近の筋肉が衰えた事が原因です。
筋トレを中断していた頃はコンドロイチンやグルコサミンといった、膝に良いと言われるサプリメントを飲んで何とか修復させようとしていましたが、焼け石に水でした。
やはりサプリメントだけに頼っても衰えた箇所はそう簡単には戻ってくれません。そこで、昨年に一念発起して家庭用の筋トレベンチを購入したのです。
本来ならばもう一度、ジムに行ってしっかりトレーニングすればいいのでしょうが、現状の生活スタイルでは、以前のような自由な時間の確保が難しくなってきていました。
でもおかげで、今はかなり復活してきています。ちょっとぐらいの時間なら膝をたたんで地面に伏せる事もできるようになりました。これも筋トレの成果だなあ、と今更ながら、自己満足している次第です。
最後に
今回は私の筋トレへの動機付けを中心に書かせてもらいました。次回は、実際に40代、50代になってから、筋トレを始めるにいたる準備のような事を書かさせてもらおうかな、と思っています。
ジムの事から用意する物。それプラス、メンタルな部分。何の憂いもなく筋トレに入っていけるように書いていきたいと思っています。
