自動車保険の見直しについて【保険料を抑えたい方へ、見直しポイント教えます!】

生命保険は一般的には10年更新となっているものが多いため、その見直しの時期はおのずと10年ごとになってくるでしょう。

ほかにも見直しの機会があるとすれば例えば生命保険会社が新商品を販売するというタイミングで乗り換えをお勧めするという、言ってみればセールスマン側の都合で見直しをするということの方が、自発的な見直しの請求よりも多いかと思われます。

 安く保険料を抑えたい!:どれも必用に思えてそのまま継続・・

それに対して自動車保険は基本的には1年更新なので、毎年毎年その補償内容を見直すことの出来る機会が多いのが特徴です。しかしう見直したら良いかわからない方もいると思います。その際はまずいかに保険料を抑えるかを考えるべきでしょう。

自動車保険も当然に必要な補償額に基づいて保険に加入すべきなので、もちろん無駄な補償は省くべきです。自動車保険はリスク細分型という方式を採用しており、加入者の年齢や事故歴など条件を細かく分類して保険料を決定しているので、保険料算出のための条件は毎年変わるものなのです。

また自動車に乗る環境や、家庭の状況なども変化していきます。従って出来れば毎年見直しを行い常に最適な状況にしておくべきなのがこの自動車保険の見直し時に必要なことなのです。

見直しポイント①: 対人賠償、対物賠償は【無制限】のままでよい

ただ、もちろん無駄な部分が出るとは言っても触ってはいけない補償部分もあります。それは自賠責保険の補完となるべき対人賠償と対物賠償です。この二つの補償は基本的には無制限となっているものが多いでしょう。

それもそのはず任意保険は自賠責保険の補完となることが本来の目的であり、自動車事故による対人・対物賠償額が多額となる現代においては自賠責保険だけではどうしても不足してしまいます。その自賠責保険だけでは不足してしまう部分を補うための任意保険なのですから、補償の核となるこの対人賠償と対物賠償はそのまま無制限にしておくべきでしょう。(参考:自動車保険保険金支払い事例【どのような保障プランがよいか詳しく解説】)

 見直しポイント②:車両保険は割高な部分が多い

ではどういった補償について見直しを図るべきなのでしょうか。まず思いつくのが車両保険であると思います。

結局車両保険は免責部分というものがあるがゆえに軽度な損傷なら自腹で直したほうが安上がりであったりすることや、自動車も使用しているうちにその価値が下がっていくことから保険金額が年々減少していくこと、また保険料も他の補償に比べかなり割高であることから考えると、付加してもあまり意味のない補償のように思われるため、付加している場合はまず見直しの対象とすべきです。

または乗車する家族の構成の変化があった場合も見直しの機会となるはずです。たとえば家族の誰かが乗らなくなった場合、例えば運転者条件や年齢条件が変わり保険料が安くなることがあります。

例としては30歳の夫と24歳の妻が同じ車に乗る場合、24歳の妻が乗らなくなったとしたら、30歳の年齢条件となりその分保険料が安くなるでしょう。

 見直しポイント③:いざという時の対応も比較検討

またもちろん見直すべきは保険料だけではありません。補償ではない部分もその見直しの対象となります。例えば事故時のロードサービスはどうなっているかなども見直しのポイントとなります。

各保険会社によってそのサービスに差異はありますが、パンク対応やバッテリー上がりだけでなく、レッカー代やタクシー代などもある程度無償となる保険会社もあるためそういったポイントもよく吟味したいものです。またなかなか見えない部分ではあると思いますが、前述のロードサービスも含めた事故対応能力も見直しのポイントとなります。

夜間対応や対応までのスピードもいざという時には大きく響いてきますので、事故対応能力も比較検討したいところです。

自動車保険に限らずもちろん保険は使うことがないのが一番いいことなのですが、毎月の保険料を抑えつつももしもの時には必要な補償と最善の対応をしてくれるというのが最もベターな自動車保険であると言え、それはひとりひとり異なるものです。

毎年その見直しの機会に恵まれる自動車保険ですが、更改の時のみならず日頃より見直しについて検討しておきたいところです。

           

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