保険会社が教えてくれないお宝保険の活用術

保険は常に進化しており、日々改良されていっているので最新の保険商品の方が従前のものよりも優れているのは言うまでもありません。したがって古い保険については自分の家庭環境に合わせて見直しをしていく必要があります。

しかしながら古い保険の中には一概に必ずしも見直しをしなければならないかというとそうとは言えないものもあります。


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お宝保険とは:バブル期の高い予定利率の保険

もちろん保障が古いままでいいということではなく、保障自体は見直すべきなのですが、いわゆる「お宝保険」という保険は効果的に解約なり継続をさせておけば、払い込んだ保険料をはるかに上回る金額を受け取れる場合があるというものです。

では、お宝保険とはどういう保険を指すのでしょうか。

一般的には予定利率の高かった時期=バブル期の保険のことを指し、かつ終身保険や貯蓄保険など積立のある保険のことです。

この頃の保険はバブル期ということもあり高い予定利率だったのですが、これは保険会社の行う運用益の見通し、つまり予定利率がバブル期の好景気であったことから現在よりも格段に高く、また一度約束した予定利率は支払い時まで変更することは出来ないため、払い込んだ保険料よりも多い金額を受け取れるという仕組みになっています。

年金保険のように保険料を払い込んだ後据置いたり、分割での受け取りということになると場合によっては払い込んだ保険料の2~3倍もの金額を受け取ることが出来るためお宝保険と呼ばれており、同時にこれがいわゆる保険会社の「逆ザヤ」を生んだ元凶でもあります。

お宝保険はどう処理すべきか:終身保険と年金保険のケース

お宝保険は契約者にとってはまさにお宝であるのに対し、保険会社にとっては逆ザヤを生む厄介な存在です。

たとえば年金保険であれば増額を制限したり、終身保険であれば見直し(解約返戻金を元に新たなる保障の追加)を勧めてくるでしょう。

年金保険であれば素直に受け取る以外に方法はないため問題はないのですが(全くないわけではありません。後述参照)終身保険に関しては保障が100~300万円のものがほとんどであり、また払込満了時の年齢においては葬式代程度にしかならないため、解約前提の商品であり正直に言って見直しをすれば損となる商品なので見直しはお勧めできません。

この頃の保険は掛けた金額よりも多くの解約返戻金が受け取れる場合が多いので、結論から言うと受け取れる金額が最も多い時期に解約をすべきだと思います。

年金保険に関してはお宝保険においては注意すべきなのが税金でしょう。

一括で受け取れる満期保険金は一時所得となるため特別控除というものがありますが、年金は雑所得に該たるため「受け取った年金額-支払った保険料(=必要経費)」がそのまま所得となります。

つまり年金の受取期間中は大幅に所得が増えるため、その際の介護保険料や住民税などが跳ねあがる場合があるので注意が必要です。とは言ってもこれら社会保険料の増額を回避する方法はないので、必要経費と割り切るべきでしょう。それを差し引いてもお宝保険は儲けが大きくでるものなのです。

自分の入っている保険がお宝保険課も?契約内容を把握しておきましょう

お宝保険は是非最も金額の多い時に受け取るべきではあると思いますが、自分の加入している保険がお宝保険であるかどうかもしっかり確認すべきです。

保険商品によっては保険加入の設計書には「この金額は積立期間中に一定の利率で運用した場合の金額であり、社会情勢等の影響によっては金額が変動する可能性があるため、必ずしも将来のお支払を約束するものではありません。」といったような文言が記載されている場合があります。

したがって保険加入時の設計書よりも受け取ることの出来る金額が少ない場合ということがままあります。大抵の保険会社では年に一度保険料控除証明とともに契約内容の確認が出来る資料が送付されるのでよく確認すべきでしょう。

FPに無料相談するのもおすすめですので、お宝保険かどうか自分ではよくわからないといった場合は活用しましょう。

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