資産運用に保険は活かせるのか【財テクに向いている保険とは】

近年の政府主導で行われている金融の規制緩和は明らかに国民に対する自助努力による資産運用による資産形成の奨励であると言えます。つまり先行き不安定な年金制度や社会保険制度に頼ることなく、自らの力で資産運用を行い自らの身は自らの力で守ってくださいというものが近年の金融規制緩和の波の本旨の部分ではないでしょうか。

資産運用とは:資産を増加させていくこと

ではこの昨今叫ばれる資産運用とはそもそもどういったものなのでしょうか。資産運用とは平たく言えば「自身の所有する資産を貯蓄や投資を行うことによって、効果的に資産を増加させていくこと」で、「財テク」などという呼び方もします。資産運用においては今述べたとおり大きく分けて「貯蓄」と「投資」の2つの方法があると言えます。

この2つにおいて最も異なるのは「リスク」と「リターン」の部分でしょう。リスクとはすなわち自らの資産を減らす可能性のことであり、対してリターンとは自らの資産を増やす可能性のことです。安定性を採るか収益性を採るかで利用する金融商品も異なってきます。

保険による資産運用とは:安定の貯蓄型、利益のある投資型

では貯蓄によるか投資によるかで扱う金融商品が異なってくるのは前述の通りですが、具体的にはどんな金融商品があるのでしょうか。大きく分けて①貯蓄性商品②投資性商品の2つに分類することが出来ます。

①の貯蓄性商品の代表的なものとしては銀行の扱う定期預金等金融商品があります。それに対して②の投資性商品は数が多く、株や投資信託、不動産投資等が代表的なものです。さて保険はどちらの商品に分類するのでしょうか。そもそも資産運用を行うにあたり保険は資産の形成に向いているのでしょうか。

結果から言えば「あまり向いていない」のですが、それでも商品を選べば資産運用が出来ないこともありません。ではなぜ「あまり向いていない」のかというと、あくまで保険は保険事故というリスクに備えることが本来の目的の商品であり、最も保険がその力を発揮するときというのは保険事故の発生時に他ならないからです。

 資産運用に向いている保険:一部の年金保険

つまりある一部の保険商品を除いては保険による資産運用は出来ないものと考えた方が良いでしょう。ではどんな保険商品が資産運用に使えそうなのでしょうか。まずは一部の年金保険がそれにあたるでしょう。現在の予定利率の低い貯蓄商品では満期時に見込める利益というのはたかがしれており、既払い込保険料に毛が生えた程度の利益しかないかと思われます。

あくまで貯蓄保険であってもあくまで保険商品であり、保険事故発生時の掛捨てとなる積立部分があるためどうしても純粋な貯蓄商品に比べると利益が少なくなるのは当然です。それでも利益が見込める商品があるとしたら、積立期間が長くまた支払う期間も分割である(保険会社に据え置いている期間が長ければ長いほど利回りがよいため)年金保険が資産の形成を見込めると言ったところだと思います。年金保険は①の貯蓄性商品にあたりリスクはほとんどないため安定的に資産を形成することができるでしょう。

資産運用に使える保険: 変額保険

ではもう一つ資産運用に使えそうな保険商品の例として変額保険があります。変額保険は②の投資性商品に分類する金融商品であり、ハイリスクハイリターンが特徴です。変額保険については一時期社会問題になったことから取り扱う保険会社も減りましたが、それでも資産運用の有効な手段の一つであることには変わりありません。

変額保険は本来は加入時に約束された予定利率が一定ではなく、予定利率が変動する商品であるため将来的に受け取れる金額が保険会社の運用次第では払った保険料より少なくなるということもあり、非常にリスクを伴う商品です。

しかしながら、あまたある保険商品の中では最も利益が見込める商品であることには変わりません。あくまで自己責任において貯蓄をとるか投資をとるか、資産運用には幅広い知識としっかりとした計画性が必要なのです。

参考:変額保険か投資信託か【財テク初心者、資産運用するなら】

           

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