住宅購入をする際はたいていのサラリーマンの方は銀行等金融機関の住宅ローンを利用されることと思います。この住宅ローンについては、平たく言えば銀行から何千万という借金をすることになるので、返済能力の有無などといった審査というものが当然あり、住宅購入をする際の大きな障壁となるでしょう。
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住宅ローンの加入義務:契約者にもしもの場合は残金を肩代わりしてくれる保険
その住宅ローンの借入条件の一つとして団体信用生命保険の加入があります。団体信用生命保険とは生命保険の一種ですが、借入れた契約者がなくなった場合に保険会社がローンの残を保険から肩代わりしてくれるといった内容の保険商品です。
つまり死亡による返済不可能というリスクをヘッジするためのものであり、たいていの金融機関は住宅ローンの借入条件としてこの団体信用生命保険の加入を義務付けえます。
ただ生命保険の一種には変わりないため、当然この団体信用生命保険にも医的審査というものがあります。告知による簡便な審査ではあるものの、健康状態によっては加入ができないということはよくありうるのです。団体信用生命保険は死亡の時だけでなく、高度障害に該当する場合にも保険金の支払事由となるため、例えばレーシック手術など一見生死には関係なさそうな手術ですらも、場合によっては告知でひっかかるということもあります。
審査が緩やかなワイド団信:借入金利はあがってしまう
これではいくらローンの返済能力があったとしても団体信用生命保険の告知で通らなければローンの審査が通らないということになりうるのです。そういった場合のために告知の審査が比較的緩やかなワイド団信という保険があります。一般的な生命保険や医療保険でも審査が緩やかな引受緩和型商品という保険がありますが、それの団体信用生命保険版だと思って良いと思います。
ただ告知の内容としては一般的な団体信用生命保険と同じく、「3ヶ月以内に医師の医的診断を受けていないか」や「身体障害はないか」といったような一般的な告知であり、特に明瞭な審査基準は定めていないものの比較的審査は通りやすいのは確かです。
もちろん病気にかかるリスクの高い被保険者を緩い審査で加入させるということは集団のリスクも高くなるということになるので、ワイド団信は当然に保険料が割増となるのは容易に想像がつくでしょう。
しかし団体信用生命保険はその保険料の支払いは、通常ローン貸出を行う銀行が行うものです。つまりワイド団信にしたからといって契約者は保険料を負担することはありませんが、その代わり借入金利が0.2~0.3%程度ですが若干上がることになります。
参考:引受基準緩和型商品について【持病持ちの方でも入ることができる保険】
持病のある方もあきらめないで:糖尿病・高血圧・肝機能障害
ただ団体信用生命保険では加入が難しいとされる糖尿病・高血圧・肝機能障害などの疾病においてもワイド団信は比較的審査通りやすくなっています。
ただし上記の疾病でも必ず通るわけではないということと、団体信用生命保険において必ず審査に落ちるというわけでもないので、例えば団体信用生命保険でも審査が通るかもしれないのに、最初からワイド団信への加入をするというのはやや性急です。
加入の際は急がず焦らず正直に:長期的展望で最良の選択を!
また住宅ローンは長期間に渡るものなので、たかだか0.2~0.3%の金利上昇でも、トータルでのローン返済額に大きな差異が生じてきます。まず団体信用生命保険の加入申し込みをし、審査が通らなかった場合にワイド団信への加入を検討しましょう。
以上のように団体信用生命保険への加入がローン審査の基準となっている住宅ローンにおいては、この審査の緩やかなワイド団信の存在は病気持ちの方には非常に大きな助け舟であると言えるでしょう。もちろん気をつけたいのが団体信用生命保険もワイド団信もあくまで生命保険であり、事実に反する告知は告知義務違反となり、加入を謝絶されることもあるので、ありのままに告知することが重要です。
保険の無料相談を利用しよう
上記のとおり、ワイド団信は審査が緩やかですが、住宅ローンの金利が0.2%~0.3%程度上がってしまいますので、まずは団体信用生命保険に入れるかどうか、審査を通ることができないか確認したほうがいいです。会社によって審査の基準も若干異なりますので、一度審査に落ちたからといって諦めるのに早すぎます。
保険については、保険のプロであるFP(フィナンシャルプランナー)に相談するのがおすすめです。最近では全国無料相談してくれるサービスがあり、予約をすれば無料で相談してもらえます。
あなたの条件でも団体信用生命保険に入れる会社があるかどうかもチェックしてくれますし、その他の保険についても保険料の無駄がないか、保険の見直しについてもアドバイスしてくれますので、保険の悩みをすっきりさせたい方は思い切って相談しましょう。
何を相談していいかわからないという人がほとんどなのですが、そういった方もカウンセリングを受けることでどれたけ今まで無駄な保険料を払い続けていたか、また、今加入している保険では必要な保証を受けられない契約であるということが判明するケースが多いです。相談するだけでも保険に関する考え方が大きく変わります。無料ですので一度試してみてはいかかでしょうか。
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