保険においては加入の次に重要なのが保険の見直しであるといえます。見直しというのは単純に今加入している保険の契約変更するだけにとどまらず、新たに保険に加入する追加申込や、保険契約の転換、プラン変更、解約その他保全手続きを総称して見直しと見なします。保険は加入すればそれで終わりではなく、ライフスタイルやライフイベントに合わせてその時最適な形に変化させていかなければならないものです。
保険の見直しはなぜ重要か:生活スタイルの変化に応じて保険も最適化
20年前に加入した当時最も優れた保険は今現在最も優れた保険ではないでしょう。また今現在最も優れた保険も3年後、5年後にはもっと良い商品が生まれており、最も優れているということは一時的なことでしかありません。また今現在最高の保険に加入していたとしてもライフスタイルに合っていなければただの無駄な保険であり、それこそ最適な保険にするために見直しが必要となってくるでしょう。
結婚や出産などのライフイベント時には一時的なお金が必要となることがあり、また養う家族の数の変化に応じて保障額を変化させていかなければなりません。家や車と同じく保険にとってもメンテナンスこそが重要なのであり、またメンテナンスの方法も重要になってきます。
では誰に相談すればよいのか:総合的に判断できるFPに相談
では、保険契約にとって見直しはいかに重要であるかはお分かりいただけたかと思いますが、ではどうやって見直しをすればよいのでしょうか。自分でできれば問題ありません。自分が常日頃保険契約の状況と家計の状況および将来的な家計の計画を確認していれば、おのずとその時最も必要な保険を導き出すことが出来るでしょう。
しかしそんな人はなかなかいません。そもそも保険のことを常日頃考えることすら困難でしょう。では誰か専門家に相談するのが好ましいですが、誰に相談すればよいのでしょうか。契約の担当者がいる方は相談が容易に出来るでしょう。営業職員は契約確認活動を行っている保険会社は多く、定期的なフォロー活動を会社から義務付けられているため、保険の相談が出来る機会は担当がいない方の比ではないはずです。では、担当者がいない方は誰に相談すればよいのでしょう。
というのもネット生保や通販生保の契約者の方は担当者というものが存在しません。そういった方にお勧めなのがショッピングモール等に店舗をかまえている店舗型代理店を利用することです。店舗型代理店のスタッフの多くはファイナンシャルプランナーの資格を取得しており、知識という面では国内漢字生保の営業職員を上回っていると思います。
また取り扱っている商品も多いため(国内漢字生保の営業職員は自社商品しか販売できない)、見直しのバリエーションも多岐にわたるでしょう。なにより保険相談のみでも無料で行ってくれる店舗がほとんどなので、これを利用しない手はないと思います。
身近に相談できるところを決めておきましょう
以上のように述べてまいりましたが、もちろん自分で見直しの時期を見極め、最適な保険見直しが出来ればそれに越したことはありません。なぜなら自分の家計の状況を最も知っているのはやはり自分であり、また家庭の環境や計画も自分で決めることが多いからです。
ただ保険のことをいつも意識するということは不可能で、また保険商品や周辺知識等含めた見直しの知識もなかなか勉強するのは大変だと思います。そういった場合に備え担当者がいる方はフォロー等訪問時に契約内容を確認してもらうことをお勧めします。またネットや通販での申込をした方については前述の通り、店舗型代理店などの窓口において契約内容や見直しの相談ができるところを近場で探しておくとよいでしょう。