医療保険を選ぶ際、入院した場合の日額をどのように決めたら良いのか悩みますよね?
今回は日額の決め方をご説明します。
入院の日額について
保険ショップに相談に行かれると、日額1万円を勧められると思います。
では、この1万円はどこから算出されたのでしょうか?本当に1万円必要でしょうか?
入院した場合、医療費が掛かります。医療費は手術内容によって金額は異なってきます。年齢・収入によって異なって来ますが、高額療養費制度(参考:高額療養費制度について)を利用すると、1ヶ月上限約10万円となり、それ以上は掛かりません。
入院の医療費以外の実費
では、医療費以外、つまり実費で掛かるものにはどのようなものがあるのか?
差額ベッド代、食事代、TVや冷蔵庫の使用料金、雑誌や飲み物、寝巻きなどの日用品、クリーニング代、オムツ代等が考えられます。また、先進医療技術を受けた場合も実費が掛かります。
入院費用の平均金額
なんとなく入院した場合に掛かる費用はイメージできましたでしょうか。
生命保険文化センターのデータによると、入院時の自己負担費用の平均は約20万円、平均入院日数は35.6日となっています。つまりこのデータによると1日の入院日額の平均は5,618円になります。最低5,000円は必要となります。
専業主婦の方の場合、医療保険でカバーすると考えた場合最低日額5,000円は必要でしょう。
しかし、一家の大黒柱のご主人の場合や働いている女性の方の場合、収入減というリスクがありますので、日額5,000円+aで考える必要があります。
医療保険の入院日額 まとめ
入院日額は5,000円、10,000円といったように、キリの良い金額でしか加入できないということはありません。毎月の保険料から考えて、入院日額8,000円にもできます。また、医療保険の手術給付金は、手術給付金、日額×10倍といったように、入院日額をベースとして計算されます。入院日額が少ないと、受け取る事ができる手術給付金の額が少なくなってしまう点に注意する必要があります。
医療保険は基本掛け捨てですので、最低限必要な保障を準備すれば良いのです。無駄に医療保険を掛ける必要はありません。