医療保険の加入を考えていらっしゃる方の中には、入院日額をいくらにしたら良いか分からない方も多くいらっしゃいますよね？
今回は入院日額の目安について紹介します。
入院日額はどの位必要？：最低5000円～準備しておきたい
生命保険文化センターの調査によると、1日あたりの自己負担額は平均16,004円になっています。この内訳には、治療費、食事代、交通費や衣類、日用品、差額ベッド代、ＴＶや冷蔵庫に掛かる使用料金なども含まれています。差額ベッド代は病院によって異なっており、3,000円～100,000円と大変幅が広いです。最近では、差額ベッド代の高いホテル並みの病室もありますが、差額ベッド代の平均は5,000円前後です。
この差額ベッド代というのは、患者側が希望した時のみ発生するもので、病院側から個室等を提案された場合には払う必要はありません。健康な時は、個室は希望しないと考える方が多いですが、実際入院すると、個室を希望したくなることが多々あります。例えば、同部屋の方と相性が悪く夜中眠ることが出来なかったり、ゆっくりと治療に専念したかったりなど。
差額ベッド代を差し引いても最低日額5,000円で準備されると良いでしょう。
医療保険を検討されている多くの方が、入院日額は5,000円単位でしか加入できないと思っていらっしゃいますが、実は入院日額というのは1,000円刻みで加入できる保険会社が殆どです。
手術給付金の目安は？：月の医療費の上限は10万円前後
治療費ですが、公的医療保険適用の場合、高額療養費制度を利用すると月の医療費の上限は10万円前後になります。入院して手術した場合、医療保険の手術給付金というのは、入院日額をベースとしており、入院日額の10倍・20倍・40倍で支払われます。入院日額を5000円にすると、手術給付金は、5万・10万・20万になります。手術給付金だけ増額したいと思っても出来ません。
手術給付金を増額したいのであれば、入院日額を例えば10,000円にすれば10万・20万・40万になります。もちろん入院日額を増やせばそれだけ保険料はあがってしまいます。
保険料を節約するコツは：特約をうまく組み合わせること
そこで上手に特約を組み合わせることによって毎月の保険料を節約することも出来ます。
例えばある保険会社で男性30歳、入院日額5,000円で見積もると、毎月の保険料は1,735円です。入院日額10,000円にすると保険料は3,360円になります。
例えば、入院が長引いたり、治療費が高額となるガンや三大疾病になった場合一時金50万が出る特約を付加すると2,890円になります。一時金を受け取ることができると、入院費や手術費用にあてることができますので安心です。
参考：がん保険の必要性について【がん保険は組み合わせが重要】
このようにうまく特約を組み合わせて毎月の保険料を抑えることができます。
保険の無料相談窓口を利用しよう
保険については、保険のプロであるFP（フィナンシャルプランナー）に相談するのがおすすめです。
最近では全国に保険の無料相談窓口の店舗があり、予約をすれば無料で相談してもらえます。
あなたにとって必要な保証を維持しつつ、保険料を節約するテクニックや保険の見直しについてもアドバイスしてくれますので、保険の悩みをすっきりさせたい方は思い切って相談しましょう。
何を相談していいかわからないという人がほとんどなのですが、そういった方もカウンセリングを受けることでどれたけ今まで無駄な保険料を払い続けていたか、また、今加入している保険では必要な保証を受けられない契約であるということが判明するケースが多いです。相談するだけでも保険に関する考え方が大きく変わります。無料ですので一度試してみるといいでしょう。
