XMでドルトルコリラをハイレバレッジでトレード

XMでドルトルコリラをハイレバレッジでトレード

XMでのトレード体験記を書いています。

 

今回は政情不安で新高値を更新して上昇したドルトルコリラをすっ高値付近で売ってみました。

 

XMにはトルコリラ円はないのですが、ドルトルコリラというのが存在するので、毎日高値更新するトルコリラをもっとも高いところで売って少し長期間持ってみようかと思い、高値で売れるチャンスを狙い実際に売買をしてみましたので、今回はそれをご報告することにします。

 

トルコリラの現況

 
昨年8月にトルコ発の国民投票で選ばれたのがレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領ですが、日本ではあまり詳細が報道されていないものの、最近ではメディアを制圧し抗議者を取り締まり、中央銀行にもプレッシャーをかける始末で、ちょっとした政情不安に陥っているのが現実です。

 

昨年M2Jがトルコリラ円の扱いを開始し、ご自慢のトラリピでも取引できるとしてかなり積極的な告知をしていましたが不安定要素はきわめて多く、4月22日の中央銀行政策決定会合でも7.5%を維持しましたがその後も為替は不安定で直近ではドルトルコリラは2.7438まで上昇することとなりました。

 

 

 XMでドルトルコリラをトレード

まず2.7をつけた2015年4月の15日ぐらいから1000通貨(ほぼ135円程度)ずつ売りはじめていき、1万通貨まで売ってみました。直近ではなんと2.7438まで来たので高値をつけたら1000通貨ずつ売り増してもっとも高値になるところを待ち続けることになりました。

 

トータルでは1万通貨を超えないようにしていたのですが、結局4月後半は毎日のように上昇するため売り増しをして最初に買った通貨レベルまでさがれば前のポジションはほぼ同値で撤退するようにしてコストをとにかく下げる努力をしてみました。

 

トレード結果 35,000円の利益

平均コストは毎日入れ替えることで2.7390というほぼ2.74に近いレベルを結局10日間近くで実現しオーバーナイトで1日とれたスワップが1000通貨あたりで44円で最初は少なかったのですが、12日間で平均して1日300円程度を稼ぐことができ、実は4月の28日の夜に2.66を割ったところでなんと我慢できずに売ってしまいました。

 

本当は一ヶ月は維持するつもりでもっとも高いところを売ったつもりだったのですが35,000円弱の利益がでていたため、思わず利益確定してしまったというわけです。1,400円足らずの証拠金で12日で合計4万円儲かるのはまあまあではないかと思いましたが、とにかくずっともっている握力を失ってしまい、利益がでたところに目がくらんで利食い千人力となってしまったのです。トルコリラはリスクは高い通貨ですが、その分スワップも高く、面白い通貨ですね。

 

参考:海外FX会社XMのスワップポイントについて

 

何が起きているのかさっぱりわからないのが新興国通貨の怖いところ

トルコ情勢についてはロイターなどにも情報はでてきますが、比較的リアルタイムなのはファイナンシャルタイムズで、それでもドルが弱含んでいるときにドルストレートのはずのドルトルコリラだけは買われていたりして、動きがユーロドルと連動していたりするのがなんとも微妙で、とにかくチャートを見てプライスアクションで判断する以外にはないというのが正直な感想でした。

 

今回は対ドルで史上最高の上げを記録した瞬間に売買できていましたので、値ごろ感というよりはもっと高いところで売れたのは幸いでしたが、とにかく相場の上下により得たり失ったりする金額はスワップの比ではない大きさであるため、腹をくくって高値から売りもちしようと思っても相場自体の動きで利益がでた場合には利益確定してしまいたくなるという大きな問題があります

 

XMの888倍ならば非常に少ない資金で売買できるのが魅力

通常の25倍の国内レバレッジですと1000通貨単位の売買でドル円と同じぐらいの4,800円見当が必要になりますので、結構馬鹿にならない資金を投入することが必要となります。確かにレバレッジを下げればリスクはかなり減りますが、5倍ならば同じ1000通貨単位で24,000円強の証拠金が必要となりますからオーバーナイトで44円程度のスワップポイントを稼ぐのには888倍のレバレッジでやっているとちょっと取引したくなくなるのが正直なところです。

 

XMはゼロカット方式なので損失は限定される 追証無し

888倍ものレバレッジをかけて取引をすると大きく為替が変動し、値飛びが起きて、びっくりするくらいの負債を抱えてしまうのではないかという不安があるかと思います。ですが、海外のFX会社は国内のFX会社と違い、ゼロカット方式が採用されているため、追証を負担する必要がありません。

 

ゼロカット方式は入金したお金以上は請求されず、仮に値飛びをして負債が発生したとしてもそれはFX会社が負担してくれます。昨今のスイスフランの暴騰で海外FX会社が破たんしたニュースがありましたが、それはこのゼロカット方式が原因とも言えます。入金したお金以上は負担がないので、ちょっとしたギャンブルの感覚でハイレバレッジ取引をしてみたくなりますね。

 

長く持つかどうかは別としてTRYが大きく下落したところで売買するのが鉄則

さて、トルコリラの売買は見極めは非常に難しいですが、ドルとの組み合わせならばもっとも高いところ、円との組み合わせなら暴落したタイミングを選んでポジションをつくればそれなりに戻してきますので妙味はありそうです。ただ、逆走しはじめて含み損がではじめるといくらスワップポイントが高くても我慢できなくなりますので、なかなか取引する勇気がないのも事実です。

 

次の大きなタイミングは2015年6月の議会選挙

この6月にエルドアンン大統領はトルコを大統領制に移行させる憲法改正ができるだけの圧倒的大多数の議員数の獲得を目指しており、仮に圧勝するとまたしても失望売りが出る可能性が高まっているのです。直近では個人の自由を制限する措置をあまりにもたくさん出しているエルドアン氏に西側の金融市場は半ば呆れ顔の状態で、まともに買い付けられる状態ではないのが実情です。

 

さらに、デフォルトのちらつくロシアがトルコを西側とのカードに利用しようとしているという噂もあり、EU入りの期待される優良国と言われたトルコはイスラム国にも隣接し、結構想像以上に危ない存在となっているのです。したがって為替相場での取引、しかも888倍というハイレバレッジでの売買の場合、よほどしっかりとした戦略を立てませんと、ちっとも儲からずに損切りばかりになる可能性もあるのです。

追記:2018年9月 トルコリラ急落時にもXMのゼロカット方式が有効

追記です。2018年9月、トルコ情勢が悪化し、トルコリラは大暴落しています。

 

トルコリラ保有者の多くはロスカットされたようです。しかも急落のため、日本のFX会社では値飛びが発生し、証拠金以上の損失が発生し、追証を請求されるまでになっています。

 

こういった大変動時にもXMであれば、ロスカットされるだけですみます。ゼロカット方式は本当にユーザーのメリットにかなっています。

 

また、今後も激しく変動が予想されるトルコリラですが、こういった時こそ、ハイレバレッジのゼロカット方式が力を発揮します。

 

米国人牧師開放などがあればトルコリラは暴騰する可能性もありますし、逆に拒否となれば、また暴落する可能性もあります。

 

どちらにしても大きく動くのでXMでハイレバレッジでギャンブル的に狙ってみるのもありだと思っています。失敗しても証拠金以上の損失はないわけですからね。

 

スワップを考えると、売りで行くならドルトルコリラ、買いでいくならユーロリラがいいですかね。

 

続いてはこちら
XM利用経験談 両建てをうまく使って証拠金を確保する

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