助産師から他の職へ転職したい方へおすすめ進路のご紹介

助産師として働いている人もたくさんいますが、ある程度の実務経験をしたのち病院や診療所などお産を扱う施設以外への転職を考える方もいらっしゃいます。

 

お産に関わる仕事以外にどんな仕事があるのかをご紹介出来ればと考えています。

 

これもあくまで私の知っている範囲でのお話になりますので、他にも助産師の資格を持ちながら色々な職種に付かれている方もいると思いますので、参考程度に読んで下さい。

 

母乳マッサージ

助産師は基本母乳のケアを病院で行っています。ここでの母乳マッサージとは更に高度なテクニックを学び実践している方の事を指します。母乳と一言に言っても幅広く色々な考え方があります。

 

日本では桶谷式と堤式など母乳マッサージ法の指導や認定者の育成を行っている養成校やがあり、受験するには助産師としての経験年数の規定があったり半年〜一年間の講習や実技があります。

 

そこで認定者の資格を得るとただの助産師ではなく高度な母乳専門の知識がある助産師へとステップアップすることができます。中には母乳専門の助産院を開業する方、出張でマッサージをする方、病院で働きながら母乳ケアに力を入れる方などさまざまな働き方を選択する事ができます。

 

値段についてですが、大体初診料が5000円から8000円、再診料が3500円から6000円とバラ付きがありましたが、本当に母乳ケアをしたい方かはこの値段でたくさんの患者さんを助けたいと思えば独立する事が出来るのだと思います。

 

大きな物品の必要はなく、自分の手技量ですので助産師の力を発揮できる場ではないでしょうか。

 

骨盤ケア

女性と骨盤ケアは深く関わりを持っています。一言に骨盤ケアと言っても妊娠出産だけでなく浮腫や冷え性、生理痛の改善など骨盤を正常な位置に保たせることで安産や身体の不調の緩和に繋げることができます。

 

資格を取得するためには色々な団体があり規約も違うため、ご自分で調べて頂き良いと思う団体を探してもらうのが一番ですが、骨盤についての 理論と実技講習を受けて認定試験に合格すれば資格が貰えるというのは同じようです。

 

資格取得までの年月もそれぞれ違いますのでご確認下さい。

 

資格を取得後は病院に戻り妊産婦のケアの一貫として骨盤ケアを取り入れながら妊娠生活を送ってもらてるような指導が出来たり、骨盤ケア教室を開催するなど活躍している方もいらっしゃいます。

 

病院外での働く場としては、自分で開業され妊産婦の骨盤矯正を主とした骨盤ケアを行う方、接骨院や整体院に籍を置き合わせて柔道整復師や鍼灸師の資格を取得し骨盤だけでなく身体全体像から治療をしている助産師もおり、骨盤ケアは今注目も集まっていますのでこれから活躍の場が増えてくるかもしれません。

 

 

赤ちゃんに関する資格

赤ちゃんに関係する資格にはベビーマッサージ、赤ちゃんサイン、食育、ベビーリフレ等ありこちらも色々な協会で資格を取得でき認定を貰うことが出来ます。

 

資格の種類や取得までの年月は協会ごとに違いますのでご興味ある方は調べてみて下さい。

 

助産師はベビーに関する知識はきちんとありますが、更に赤ちゃんに施術したりお母さんに指導するには専門的な知識と技術がある資格を取得していればお母さんも安心して施術を受けるとこが出来るのではないでしょうか。

 

働く場としてはサロンや個人で開業し自宅で開業する事も出来ます。

 

料金については地域や回数によっても変化がありますが、お母さんと赤ちゃんが対象ですので通いやすい値段、続けたいと思える値段設定をする事も必要でありこの職業一本で生活を成り立たせて行くのは経験と人との繋がりが大切になってくることが考えられます。

 

病院ではサービスの一貫としてコミュニケーション、友達作りの場として産後のお母さんを集めて教室を行い、お母さんと赤ちゃんが楽しくリラックス出来る環境を提供する事で育児不安の解消にもつながり育児を楽しめるコツをお母さんに伝えることが出来ると思います。

 

 

マタニティヨガ、マタニティビクス

最近では妊婦さんたちに適度な運動が推奨されています。病院で許可を得た妊婦さんを対象にマタニティヨガやビクスのレッスンを行っている病院も多くあると思います。

 

ここで指導するにはやはり専門的な知識を得ているインストラクターの資格がある方が安心して妊婦さんは運動が出来るのでは無いでしょうか。

 

マタニティヨガやビクスも色々な協会があり協会ごとに資格の内容や取得方法が違います。

 

短期の講習と演習で資格が取れるものから、きちんと段階を踏みながら半年〜一年かかるもの調べるとたくさん出てきますので、ご自分にあった資格の取得方法を探してみて下さい。

 

活躍の場としては病院でのマタニティクラスの中でヨガやビクスの開催、ジムでのマタニティコースのインストラクター、個人で開業されて妊婦に限らず産後ヨガやビクス、一般の方向けのプログラムも展開している方など働く場は妊婦さんだけに限らず幅広い年齢の方に向けてサービスを提供する事も出来ます。

 

 助産師から看護師へ転職

助産師として働く方は助産師になりたい!と強く思い資格を取得されているのでこういう方は少ないかもしれませんが、自分の助産師としての価値観と知識の向上の為に他科に行く方もいらっしゃるかもしれません。

 

助産師は産婦人科に特化した資格ですので正直他科の知識や技術を学ぶ機会は少ないです。ですが妊娠出産も高齢化が進むと供に合併症を持つ方が増えている現状もあります。

 

出産の途中や産後に急変する方もおり、救命処置が必要になる場合もあり助産師も様々な知識と技術を求められる時代になってきているのだと感じることも多くなってきました。

 

そこで自分の助産師としてのステップアップを考えて他科で看護師として働くという考えもあるのだと思いました。

 

もちろん助産師の職に就いたものの自分のやりたい仕事では無かったと看護師の道へ進路を変えられる方もいらっしゃいます。基本に看護師の免許は取得していますので、仕事の選択もする事が出来自分の一番やりたい仕事に就くことが可能となります。

 

今いくつかご紹介したのは助産師としての転職が多く、他にも助産師の資格は関係なく全く他の職種へ転職される方など色々な方向性があり、ほんの一部に過ぎないと思います。

 

助産師は女性のライフスタイルに特化した資格ですので、今後助産師資格と更なるステップアップした資格を組み合わせて働く助産師が増えてくるかもしれません。自分でやりたいことを見つけて広める事が出来るチャンスも秘めていると思うと仕事がどんどん楽しくなりますね。