みんなのFXがトルコリラ円FXの取扱を開始!スワップが高いおすすめの口座

みんなのFXがトルコリラ円FXの取扱を開始!スワップが高いおすすめの口座

まずは運営会社名称は「みんなのFX」ですが、運営元は「トレイダーズ証券」です。

 

持ち株会社トレイダーズホールディングス(株)として、東京証券取引所のジャスダックに上場しております。

 

株価も100円程度で、時価総額は100億円弱。
(参考:トレイダーズホールディングス株価

 

これは全上場企業(3774社)中2651位です。

 

乱れた食生活と深酒でもたれ気味の私の胃腸にベホイミをかけてくれる「強力わかもと」で有名な「わかもと製薬」と同じくらいのレベルですかね。

 

参考:時価総額ランキング
※出典 ヤフーファイナンス

 

上場証券業(42社)中でも29位、FX関連なら3位SBI(5800億)、4位松井証券(2500億)、7位マネックス(1500億)、12位GMO(850億)、25位ヒロセ通商(130億)・・・の次といったあたり(SBI、マネックス、GMOはグループ全体)です。

 

正直、あまり大きくもないし人気がある会社でもないようです。

 

参考:証券業時価総額ランキング
出典 株ドラゴン

 

みんなのFXの評判が悪い。不人気の原因

過去の大失態!みんなのFXの強制決済事件について」でも書きましたが、それは、やらかした過去があるからです。

 

その昔「トレイダーズFX」「NFX-Pro」「Net-Forex」という名称でFXサービスをおこなっていたのですが、旧サービス→新サービスへ移行するときに、顧客のポジションを強制決済しちゃったんです。

 

「トレイダーズFX」→「NFX-Pro」→「Net-Forex」の順に開始&廃止をしているのですが、全て強制決済という潔さ(苦笑)

 

通常は運営会社が全くの別会社に変わるのでもない限り、ポジションはそのまま移動させるのが一般的なのですが・・・

 

含み益があればいいんですが、含み損を抱えた状態で強制決済はツラいですよね。

 

そんな強制決済になったユーザーは

 

「こんな会社二度と使うか!」

 

となり、各方面に悪評が流れ、それを見聞きした人は当然使わず、そのせいか顧客が増えないのでサービスを廃止し、また強制決済・・・という悪循環に陥ったわけです。

 

みんなのFXの現状は?

上記の理由で、さすがに「トレイダーズ証券」ブランドでFX事業を継続させるのは厳しいと判断したのか、2010年に「EMCOM証券」の事業承継という形で「みんなのFX」を開始しました。

 

その後は現在まで特に大きな問題もなく、顧客も順調に増えているようですので、運営環境に関しては改善していると考えていいでしょう。

 

過去の反省が活かされているのか、FXトレードの環境面やツール類にしても、同業他社と比較しても遜色ないですし、スプレッドやスワップなども同レベル、入出金の手間もストレスを感じることはありません。

 

みんなのFXがトルコリラ円FXの取扱を開始!スワップの高さとスプレッドの狭さに強み

そんな、「みんなのFX」がトルコリラ円ペアの取り扱いを始めたのが今年の1月末からですので、いまのところ業界ではもっとも遅いスタートになります。

 

しかし、トルコリラ円のスプレッドは1.9銭。

 

これはヒロセ通商と並んで、業界トップの狭さです。また1000通貨から取引が行えますので、少ない資金で取引を始めたい方はちょうどいいのではないでしょうか。

 

トルコリラ円は27円弱ですので、1000通貨ですと必要証拠金は1000円ほどで済みます。

 

またスワップポイントは一日100円(10000通貨、1000通貨なら10円)

 

他社のトルコリラ円のスワップポイントが80円程度が水準になってしまった中で、異例の大盤振舞です。

 

後発組にもかかわらず、これだけの好条件を提示してきたのは顧客獲得のカンフル剤にしたい思惑があるからでしょう。

 

その直後から、トルコリラが歴史的安値を記録し続けているのはなんとも皮肉な結果ですが、その心意気はいいんじゃないかと思います。

 

ただし、3日分のスワップがつくロールオーバー時(日本時間木曜日早朝)には、80円程度(240〜250円)に減額されますので、この点だけは注意してください。

 

ちなみに、ですが南アフリカランド円も取り扱っており、10000通貨単位で10円(10万通貨で100円)のスワップポイントがつき、こちらはロールオーバー時の減額もありませんので、スワップ狙いならランドを狙うのもアリかもしれません。

 

まとめ

最近は話題になることがなくなりましたが、水面下で国内FXはレバレッジ10倍にする準備が着々と進んでいます。

 

早ければ夏ぐらい、遅くとも年度末から来年には実施されるでしょう。

 

そうなると、現在10,000円程度(10,000通貨)のトルコリラ円の証拠金は25,000円以上になります。

 

これは必要証拠金額が2.5倍になるということで、資金の追加やポジションの整理、もしかするとロスカットになってしまうトレーダーが出てくることが想定されます。

 

また、現在年初に比べて、4.5円(≒15%)も円高に傾き、月ごとに過去最高値を更新しているリラ安円高状況が劇的に改善されることも考えにくいことです。
(なにせ対ドルで歴史的安値更新中ですから・・・)

 

こんな現状でなければ「みんなのFX」のトルコリラ円ペア新規参入とその好条件は諸手をあげて歓迎したいところですが、残念ながら市場に明るい材料は見当たりません。

 

口座を開くのはタダなので問題ありませんが、レバレッジ規制の倍率と開始時期の確たる情報が出るか、ドル・トルコリラが4.0を切る水準まで戻すかしないとスワップ狙いでトルコリラに手を出すのはリスクが高いのではないか、と私は思います。