保険は人生において住宅の次にお金がかかるもので、その資金計画は綿密なライフプランに基づいて行われるべきものです。
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保険料は無理のない金額で設定:必用最低限の保障
一家の大黒柱に万が一のことがあった場合に残された家族が何不自由なく元の暮らしが出来るよう必要最低限の保障はライフステージに合わせ持っておくべきものですが、やはりそうなるとどうしても保険料がかさんでしまいます。もちろん今は死亡率の見直しやキャッシュレス・ペーパーレス化などの経費削減策により一昔前に比べて保険料もだいぶ安くはなってきましたが、それでもある程度家計を圧迫するものとして認識されているでしょう。
家計が苦しくなってきたからまず保険から解約ということであればせっかく加入した良い保険も意味がなくなってしまい、またいざという時に必要な保障がないということは大変不安なことであると思います。そういった意味では必要な保障額と家計から捻出できる保険料とのバランスがうまく取れるような保険やそういったプランに加入すべきです。まだ不景気の真っただ中ということもありなかなか賃金が上がらない中保険にお金をかける余裕のある方というのはまだ多くはないと思います。
安く加入するポイント①:付加保険料の少ない会社を選ぶ
そこで必要となるのがいかに必要な保障を安く加入するかがポイントとなってくるのです。たとえば保険会社選びにおいて実は安く済む保険会社とそうではない保険会社とがあります。保険料は保険金支払いに充てられる純保険料と保険会社経営維持のための費用に充てられる付加保険料とがあり、この付加保険料は保険会社によって大きく異なります。
というのも会社において最もコストのかかるものが人件費であり、人件費を割いている保険会社の保険は相対的に高いと言えます。顕著なのがいわゆる生保レディなどの営業職員による販売チャネルをメインにおこなっている国内漢字生保や一部の外資系生保などであり、営業職員による販売チャネルを用いない保険会社に比べ割高となっています。そういった意味では大手国内漢字生保や一部外資系生保以外のたとえばネット販売をメインに行っている保険会社であればある程度目に見えて保険料を抑えることは出来るでしょう。
もちろんセールスマンによる説明やアドバイスといったサービスではかなわないもののこと保険料を抑えるという点ではネット生保のような通販型の保険が向いていると言えます。(参考:ネット生保について【新しい保険の流れ、保険料の安さが魅力】)
安く加入するポイント②:掛け捨て保険で無駄を省く
そして当然ながら保険種類によっても保険料を抑えられます。掛け捨ての保険であれば積み立て分が付加されていないのでその分保険料は抑えられます。それに対し積立保険ですが満期保険金や祝い金などの原資は結局契約者自らが払っているので得ということはありえず、この低金利においてはさしたる利幅も見込めないでしょう。もちろん貯蓄部分については払い込み保険料を下回ることはないので、自分で持っておくと浪費をしてしまうという人には保険会社に預けておくという感覚であればある意味理にかなっていますが、この貯蓄のために家計を圧迫しては意味がありません。
保険は保険で掛け捨てのものを選び、貯蓄は貯蓄で銀行の定期預金であったり、投資信託であったりと別個で考えた方がよいでしょう。またさらに保険料を安くする手段として、最近の外資系や通販系に多いのですが、健康に自信があれば健康体割引や非喫煙者割引といった加入時の告知による割引制度のある保険商品に加入するのも手ではないかと思います。
安く抑えるポイント③:支払回数は、まとめるほどお得
また保険料の支払い方法も毎月支払う方法よりも1年間の保険料をまとめて支払う年払いや任意の回数分を支払う前納、もしくは保険の全期間の保険料をまとめて支払う全期前納といった方法を取った方が保険料は安くなりますのでそういった手を使うのも一つです。
しかし安い保険料でも必要な保障になっていなければそれはある意味無駄な保険料となってしまいます。大切なのは必要な保障を準備するのにあたりその中で最も保険料が安くあがる方法を模索すべきです。