岐阜造園が名証2部に上場!IPO初値は堅実に上がると予想も長期保有向き

創業50年の歴史を誇る安定感抜群の造園企業 岐阜造園(1438)が名証2部に上場します。

想定価格は1000円

BB期間は2016年10月14日から10月21日

上場日は11月1日です。

仮条件は10月14日

1000円から1150円に決定しました。

開価格は10月24日に公開されます。

仮条件や追加の正確な情報は、決まり次第、名古屋証券所のホームページで確認できます。

IPO主幹事は東海東京証券です。副幹事はSMBC日興証券SBI証券、エイチ・エス証券、安藤証券です。

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造園業なんて、、、と、初めは思いしたが財務諸表を見ると素晴らしい内容です。

指標を見る限り、割安感もあり、高配当もあるので参加しても良いでしょう。

但し、上場先は名証2部なので需要は乏しく初値上昇は限定的です。初値で利益を上げる!というよりも長期間保有して、じっくりと利益を得るタイプの銘柄でしょう。

その為、初値で利益を得たい方は見送っても良いでしょう。そして、じっくりと長期間保有して利益を得たい方は参加しても良いでしょう。私は地元銘柄ということもあり、応援の意味も込めて参加します。

その辺りの事情を考慮して、今回の参加お勧め指数は60です。

このIPOは普段のIPOとは違い、初値で利益を得ることが難しいので参加に迷うと思います。以下で、岐阜造園の事業内容やIPO情報を解説していきます。

是非、解説を読んで参加の検討を進めて下さい。

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岐阜造園の事業内容

岐阜造園の事業内容は「造園緑化工事の設計・施工・メンテナンスなど」と有価証券報告書に記載されています。

昭和2年から創業している岐阜造園は、造園に関して高い技術を持ち、自治体やハウスメーカーなどから依頼を受けて、個人宅、公共公園、大規模な造園事業まで幅広い造園事業を請負っています。

そして、岐阜造園の事業を主に3つに分けることができます。

1.公共整備事業

岐阜造園は岐阜県から依頼を受けて、公共の公園や街路樹の整備保守事業を請け負っています。

事業の請負方式は入札方式ですが、長年事業を継続して請負っているので、今後も継続して続けていけると期待して良いでしょう。

2.民家企業関連事業

ハウスメーカーの分譲地の緑化整備事業や、ショッピングモールやヘルスケア施設などの出展に伴う緑化整備事業も請負っています。

これらの事業は入札方式、民家企業からの直接依頼、下請けとしての参加など請負方法は多岐に渡りますが、幅広いチャンネルで企業と関わり緑化事業を展開しています。

3.個人関連事業

岐阜造園では個人向け事業にも力を入れており、ハウスメーカーと共同でパインズという展示店を5店舗展開しており、個人の要望に対して総合的なガーデニングの提案や実施を行っています。

最近では、より分かりやすい提案が出来るように、ガーデニングの提案にデジタル機器を利用して、より明確にガーデニングの完成イメージを持って頂けるように工夫しています。

また、どの事業でも緑化事業を行った後に、自社または自社と長年の付き合いがある協力会社が、美しい緑を維持する為の緑化整備事業を行うことが多く、緑化事業の後も継続して維持整備事業によって利益を得られます。

造園業の将来性

ある程度の規模を持つ造園業者の将来は明るいでしょう。一見地味ですが、公共事業の整備、公園の整備、街路樹の整備、家のガーデニングなど、その需要は常に存在しています。

岐阜造園のように、ある程度の規模を持ち公共整備も引き受けている企業は仕事が無くなることは無く、安定した利益を上げ続けることができるでしょう。これは日本の各地域に存在するある程度の規模を持つ全ての造園業者に当てはまります。

岐阜造園の財務情報

売上
2011年9月 2,299,543,000円
2012年9月 1,958,404,000円
2013年9月 2,008,173,000円
2014年9月
単体 2,423,579,000円
連結 3,868,164,000円
2015年9月
単体 2,813,585,000円
連結 4,167,833,000円
2016年6月 連結 3,172,890,000円

経常利益
2011年9月 158,361,000円
2012年9月 88,942,000円
2013年9月 118,323,000円
2014年9月
単体 209,649,000円
連結 262,449,000円
2015年9月
単体 279,980,000円
連結 349,486,000円
2016年6月 連結 328,424,000円

純利益
2011年9月 86,383,000円
2012年9月 △36,827,000円
2013年9月 88,561,000円
2014年9月
単体 112,151,000円
連結 141,020,000円
2015年9月
単体 191,988,000円
連結 235,520,000円
2016年6月 連結 211,229,000円

堅実ですね。業績はぼちぼち上昇を続けております。

一時的に赤地の年もありますが、大きな借金もなく、売上は継続して上昇を続けているので問題無いでしょう。

配当は300円実施されています。

急激な業績の上昇は難しいでしょうが、今後も安定した業績推移が期待できます。

名古屋証券所から公開された岐阜造園の有価証券報告書

岐阜造園のIPOは買いなのか?見送りなのか?

初値で売り抜ける短期利益が目的なら見送り、長期間保有して利益を得るのなら買いです。

財務諸表を見る限り割安感もあり高配当です。また、事業内容も堅実で今後も永続していくでしょう。銘柄の内容は悪く無いのですが、上場先は名証なので需要は乏しく初値上昇は難しいでしょう。

ただ、初値上昇は難しいですが、長期間じっくりと保有して利益を得るのなら魅力的な銘柄です。自分のスタンスを確認して参加を決断しましょう。

買い要因

  • 堅実な事業内容
  • 財務諸表を見る限り割安感あり
  • 良い水準で配当が行われており、長期間保有することでの魅力は高い

見送り要因

  • 名証上場なので初値で大きな利益を上げることは難しい、短期に利益を得たい方は見送った方が良いでしょう
  • 岐阜造園の関連銘柄

岐阜造園の関連銘柄は岐阜造園に仕事を発注している、住宅メーカー大手の大和ハウス工業(株)(1925)積水ハウス(株)(1928)です。

両企業の業績の上下によって、岐阜造園へ依頼される仕事量が増減するので、両企業の業績は岐阜造園の業績に大きな影響を与えます。

また、岐阜造園に何かあっても両企業への業績に影響は無いでしょう。

主幹事情報

岐阜造園のIPO主幹事は東海東京証券です。

副幹事はSMBC日興証券SBI証券、エイチ・エス証券、安藤証券です。この中でネットから応募できる証券会社は、東海東京証券SMBC日興証券SBI証券です。

まとめ

岐阜造園は地方の安定企業です。派手さはありませんが、その安定した業績にはキラリと光る魅力があります。

IPOとして見ると、名証では需要が乏しく初値上昇は限定的なので短期で利益を得るのは難しいでしょう。短期の利益を目的とするのなら見送り、長期間保有してじっくりと利益を得るのが目的なら参加が良いでしょう。

私は地元銘柄ということもあり、応援の意味も込めてSMBC日興証券、SBI証券から参加します。1単元持って、ぼちぼち利益を得ていこうと考えています。

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