つみたてNISAにおすすめの証券会社はどこか?選び方のポイント

いよいよ今年からつみたてNISAが始まりましたね!

私は昨年末にSBI証券で毎日1500円の積立て設定を行ったので、既に少しづつ残高が増えてきました。このお金が人生の後半で大きく育つことを今から期待しています。

さて、老後の資産形成に役立つと期待できるつみたてNISAですが、多くの証券会社で口座を開設することができます。

その数、平成30年1月現在で49社(日本証券協会参照)選択肢が多いのは良いことですがこんなに多過ぎてもどれが良いか分からず困ってしまっている方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は投資歴10年を超える私がつみたてNISAを開設するのにオススメの証券会社をご紹介します。

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つみたてNISAの証券会社を選ぶ3つの重要ポイント

同じつみたてNISAを勧めるにしても、雑誌やサイトによってオススメの証券会社がコロコロ変わるのは人によって重視するポイントが異なるからでしょう。

まぁ、もしかしたら広告費という大人の事情が絡んでいるかもしれませんが、それは置いておいて…

まず、初めに私が考えるつみたてNISAを開設する証券会社を選ぶ際に重要視するポイントをお話します。

つみたてNISAの選び方①:取扱銘柄・商品

つみたてNISAでは購入できる商品に金融庁から制限が掛かっているので「実はお金が減っていく仕組みではないか?と思える毎月分配型投資信託」や「信託手数料が非常に高いぼったくりじゃないか?と思えるような怪しい投資信託」はラインナップから外れているので選ぶことはありません。

つまり、つみたてNISAで選べる商品は金融庁が認めた資産形成に使える商品だということです。

だったら商品は何を選んでも良いのか?

というとそうではありません。

現在日本のインデックスファンドの低コスト化は凄い勢いで進みながら様々な証券会社から同じ資産カテゴリーに対して似たようなファンドが乱立しています。

このまま低コスト競争が続けば遠くない未来に資産規模の小さなファンドは淘汰され途中償還されるでしょう。

途中償還されるとファンドの資産は精算され保有者に保有口数に応じて配分されるのですが、つみたてNISAで投資している投資信託が途中償還されると最悪です。

つみたてNISAは一度商品を売却すると再度投資枠を利用することはできません。折角の20年間という長期間の税制優遇も途中でファンドが途中償還され強制売却されると全く意味がなくなります。

その為、投資する商品は将来的に生き残れると思える物にするべきです。

これが1つ目のポイントです。

ここでは私が現段階で生き残るだろうと予想している投資信託シリーズを理由と共に紹介していきます。

野村つみたてシリーズ

日本のトップ野村證券が運用する野村つみたてシリーズは、マザーファンドの規模が大きく運用が安定しています。また、野村というブランドイメージも高く将来に渡って安定した資金流入が期待でき生き残る可能性は高いでしょう。

特に野村つみたて外国株投信は1本で先進国・新興国株式にまとめて税抜0.19%という低コストで投資できる優れた商品です。

eMaxis slimシリーズ

このシリーズを私はつみたてNISAで選択して積立ています。

三菱UFJが運用している低コストインデックスファンドがeMaxis slimシリーズです。

このシリーズの最大の特徴は同様の資産カテゴリーに投資する他の投資信託がeMaxis slimよりも低コストだった場合に対抗値下げを行い常に最低コストを維持します。

実際に既に何度も対抗値下げを実行しているので信頼性は高く、資産規模も大きいので運用も安定しています。

楽天バンガード シリーズ

インデックス投資を知るのならバンガードETFの名は誰もが知っている憧れの存在です。

このシリーズは、そんなバンガードETFを楽天証券がただひたすら購入するだけの投資信託ですが、これを買えば為替などの面倒な手間をすっ飛ばして手軽に低コストでバンガードETFに投資できるので大変人気があります。

バンガードETFは世界的にブランド化しており今後も世界規模で安定した資金流入が期待できます。

つみたてNISAの選び方②:機能

証券会社によっては買付タイミングの設定(毎月・毎週・毎日)機能や自動的に設定した投資信託の割合になるように資産割合を調整してくれる自動リバランス機能を用意しています。

今使わないと思った機能も将来利用したくなるかもしれませんし、今後有用な新しい機能が出てきた時に積極的に新機能を取り入れてくれる証券会社を選んでおけば機能を追いかけて証券会社を移らなくても、証券会社が機能を実装して利用できるようになるかもしれません。

つみたてNISAは長いお付き合いになるので新機能を積極的に取り入れていく姿勢を持っている証券会社を選ぶべきです。

いつまで経っても機能も商品も手数料体系も変わらない…という前時代的な証券会社は避けた方が良いでしょう。

つみたてNISAの選び方③:ポイント還元

証券会社によっては保有する投資信託の残高に応じてポイント還元してくれます。

注意して欲しいのが多くの証券会社では、つみたてNISAの対象投資信託はポイント対象外になっているということです。

これはつみたてNISAの対象投資信託は全て低手数料でポイント還元する余地が殆ど無いからだと思いますが、どちらか選べるなら多少なりともポイントが貰える証券会社を選んだ方が良いでしょう。

ただ、飽くまでもポイントはオマケですのであまり重視しなくても大丈夫です。

つみたてNISAにオススメの証券会社

前項の3つのポイントを元にオススメの証券会社をチョイスしました。

SBI証券 おすすめ

まずはSBI証券です。

私がつみたてNISAで利用している証券会社です。

オススメの商品を全て網羅している豊富な商品を用意しており、ネット証券No.1の規模を誇り総じて手数料は業界最安値、つみたてNISA対象投資信託にもポイントが付きます。

買付のタイミングを毎日・毎週・毎月と選べサイトの使い勝手も良いです。

ただ、特定口座・NISA・つみたてNISAで同一商品を購入すると全て一緒にして評価額を表示するので、過去の全ての商品の平均額で取引できているように見えますが、中身は完全に分離していて古いものから順番にオートマチックに売却していくので、この点は不満を感じます。

⇒SBI証券でつみたてNISAを始める

楽天証券 ポイントで投信が買える

楽天証券もおすすめですね。

ネット証券後発ながら商品ラインナップ・手数料体系・ポイント還元率・機能性の全てでSBI証券を参考にして?大躍進しているライバルです。

基本ベースはSBI証券と同じですが、楽天証券は楽天ポイントで投資信託を購入できるという特徴があります。

楽天ポイントが貯まる方にはSBI証券よりも使い勝手が良いでしょう。

楽天証券でつみたてNISAを始める

松井証券 自動リバランス機能がある

松井証券は日本で唯一の自動リバランス機能を用意している証券会社です。

自動リバランス機能は予め設定した資産割合に自動で調整してくれるので完全に放ったらかしでもアセットアロケーションを守ってくれます。

商品にはeMaxis slimシリーズ、楽天バンガードシリーズもラインナップしており機能性・商品性に優れています。

しかし、ポイント還元は無く手数料体系は割高です。

単一資産カテゴリーに投資する投資信託を自分で設定した割合で組み合わせて資産形成をしたいという方にオススメです。

松井証券でつみたてNISAを始める

まとめ つみたてNISAにおすすめの証券会社はどこか?

つみたてNISAのオススメ証券会社について解説してきました。

私はつみたてNISAで選ぶ証券会社には商品性・機能性・ポイント還元の3つのポイントに当てはまる証券会社を選ぶべきだと思います。

それが将来的に良い結果になると信じています。

現段階ではSBI証券楽天証券松井証券の3社がポイントを満たす証券会社ですので、この中から自分に合う積立NISA用の証券会社を選べば良いでしょう。

※つみたてNISAの銘柄選びについては
私の積立NISA投資方針 ~おすすめ銘柄はインデックス系投信である理由~