★大和証券さんにIPO当選のポイントについて取材してきました。
IPO当選確率を上げる方法から、実店舗口座を持つ必要性、大和証券のファンドラップについても聞いてきましたのでご報告いたします。
先日大和証券の実店舗に行ってきました。
中々、証券会社の人とお話しする機会も無いので、この機会にと色々と今まで気になっていたことを聞いてみました。
お陰で沢山の謎が氷解して勉強になりました。
そして、その時に得たお話しは、多くの個人投資家の方に有益な情報だと思いますので、ここで内容をご紹介していきます。
目次
IPOの当選するためのコツを大和証券さんに聞いてみた
普段IPOについて色々と書かせて頂いていることもあり、まずはIPOについて伺ってみました。
IPOについてのまとめ
大和証券のインターネット口座でのIPO当選は応募者が多過ぎて難しいようです。かと言って、店舗口座に口座を移しても、ある程度の手数料を大和証券に落としている方で無いとIPO当選は難しいようです。
この話を聞いて私は「仮にある程度の手数料を大和証券に支払ってIPOに当選しても、支払った手数料分をIPOのリターンで取り戻せるのか分からないので、IPO当選を目当てに手数料を支払うのは非常にリスクが高いな」と思いました。
上手い話はそうそう転がってはいない!ということなのだと思います。
大和証券のファンドラップ、投資信託ifreeについても聞いてみました。
大和証券の投資信託と言えば、テレビCMでガンガン流しているフアンドラップと低コスト投資信託ifreeが私の中で大きな話題でした。
私は資産運用の中心に低コスト投資信託のインデックスファンドを利用しているので、大和証券のifreeに関しても注目していました。
この機会に是非!と思い、まずは投資信託のifreeについて伺ってみました。
あくまでもこれは私個人の意見なのですが、〇〇さんのように自分で調べて投資をやっていく方には店舗口座は向いていないと思います。店舗のラインナップはネットで販売されている商品と比較すると割高ですので、自分で調べてやられる方が見ると投資対象外になってしまいます。それに対して店舗に来られる方は、多少手数料を支払っても良いので、こちらで色々やって欲しいという方です。その辺りの事情もありifreeは店舗で紹介できないようになっているのだと思います。
大和証券投資信託についてのまとめ
色々お話を聞いて、大和証券がファンドラップという高コスト商品を売りながらもネットでは低コスト商品を販売するという、相反するダブルスタンダード経営戦略を進めている理由が分かりました。
現状の利益を確保しながらも将来を見据えて低コスト投資信託の戦略を進めているのですね。
世の中の流れに対応して事業を柔軟に進めているのは、流石だと思いました。
店舗口座を持つ必要性
その後、お話は店舗口座の必要性に移っていきました。
日本だと投資について話し合える人が身近にいるのは稀なので、なかなか、投資に対して普段話せない、たまには誰かと投資について話をしたい!そんな形でも役に立てます。突然の暴落や事件の見解を大和証券として分析した結果をお話することもできます。他にも色々と分かりづらい商品についての説明などもさせて頂けますし、全てお任せにもできますよ。(笑)今は〇〇さんも若いから分からないかもしれませんけど、年を取ってくると段々面倒なことをお金で解決したくなる方は多いんですよ(笑)
実店舗の口座を持つ必要性についてのまとめ
多くの実店舗型の証券会社があることから、投資をする過程で相談したりお任せしたいという方は多いのだと推察できます。
私としては相談しても投資に対するリスクは変わらないですし、高い手数料を支払って任せるよりも自分でやってしまった方が良いと思っているので、現段階では利用することは無いでしょう。
しかし、今後頭と体が衰えてきたら誰かにお願いしたいと思うようになるかもしれません。そうなってきたら実店舗の口座を開設して利用を検討しようと考えています。
普段証券会社の方と話をする機会が無いので、お話をさせて頂いて、とても勉強になりました。
色々と結構面倒くさいことを聞いてしまったにも関わらず、丁寧に対応頂きまして、本当にありがとうございました。
今回のお話で、投資に求めることは人それぞれ、そして、その人それぞれに投資を進めていくスタンスは異なるのだと実感しました。
今回得たことを糧に、私は私なりに程よいスタンスで投資を進めていこう!と思いました。
IPOが全く当たらない方へ 完全抽選制度の証券会社から申し込み。地道に応募数を増やすことがおすすめ
今回、実際に証券会社の担当者さんに話を聞いてみて、やはり、一般庶民は地道に応募数を増やすしかないということがわかりました。
具体的には
- 主幹事からは必ず応募する
- 副幹事口座からもできるだけ応募する(完全抽選の口座は特に)
- 当選まで資金拘束がない証券会社からはとりあえず申し込んでおく
主幹事になりやすい口座はSBI証券やSMBC日興証券、大和証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券系列のカブドットコム証券は主幹事になりやすいですので、口座に資金を預けておきたいですね。
SBI証券はIPOチャレンジポイントといって、外れればポイントがたまっていき、当選可能性が高まりますので、とりあえず応募するようにしておきたいです。ほとんどのIPO銘柄を取り扱っていますので、IPOトレーダーにとっては必須ですね。
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次に副幹事口座ですが、できればすべてから申し込みしておきたいところなのですが、資金を配分するのが難しい場合は完全抽選制をとっている口座からは申込をするようにしておきましょう。
完全抽選の証券会社はマネックス証券、カブドットコム証券、岡三オンライン証券等です。
※完全抽選方式の証券会社については以下の記事に詳しく書いています。
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完全抽選とは1口座1単位で抽選させる形式で口座に資金力がない人にとっても平等に抽選されることがメリットです。
完全抽選方式の証券会社では、まずは多くIPO銘柄を取り扱っており、主幹事にもなるマネックス証券、カブドットコム証券、岡三オンライン証券は押さえておきたいです。一人一単位を原則としているため、資金力がない個人投資家の方には有難い証券会社です。
本気でIPOに当選したいのであれば、一つのIPOで5口座以上からは申込をしておきたいですね。
IPOに申し込みをするためには1口座当たり20~30万円ほどの資金を預けておく必要がありますが、外れても減ることはありませんし、当たれば平均して50~150%ほどの値上げりを期待できますので、面倒くさがっていては損です。
多少資金が拘束されてしまいますが、できる限り多くの口座から応募できるように準備をしておくことがIPO当選には必要ですね。
特に資金力のない個人投資家の方は完全抽選制度のマネックス証券、カブドットコム証券、岡三オンライン証券は押さえておきましょう。
そして、最後に、当選までに資金拘束がない証券口座も準備しておくことがおすすめです。
IPO参加に資金余力が不要なので、口座を持っているだけで、とりあえずIPO抽選参加することができますので、やらない理由はありませんよね。
IPOの当選が決まるまで資金力の拘束がない証券会社は以下の会社です。
上記の中でも岡三オンライン証券は岡三証券系列で結構IPOに参加していますので、これは必須です。そして、松井証券も主幹事にはなかなかなっていませんが、副幹事として、参加数を増やしていますので、用意していおきたい口座ですね。
少しでも応募数を増やしてIPO当選確率を増やしていきましょう。
以上、少しでもお役に立てれば幸いです。投資は自己責任でお願いいたします。