普通の個人投資家がipoに当選するには、完全抽選証券会社からipoに参加するのが1番の近道です。
日本には数多くの証券会社がありますが、ipoにおける抽選ルールは各社様々です。
例えば、ある証券会社では単純に資金力で抽選を行い当選を決め、ある証券会社では証券口座毎に抽選を行い当選を決めるところもあります。
資金が1億でも2億でも、、、潤沢にあり資金力で勝負できる方ならば資金力で当選が決まる証券会社に行けば良いですが、普通の個人投資家が資金力で当選が決まる証券会社から参加しても、当選することは難しいでしょう。
その為、普通の個人投資家には資金力に囚われない公平な抽選方式を採用している証券会社から参加することをお勧めします。
そして、この記事では、資金力に囚われないipo完全抽選証券会社を一覧にして紹介していきます。
是非、貴方のipoの投資戦略に役立て下さい。
2018年版 ipo完全抽選証券会社 一覧です。
目次
SBI証券 ★★★
SBI証券はネット証券No.1の規模を誇る証券会社です。ユーザーフレンドリーな多数のサービスを行なっており、他社には無い独自のサービスも多数行なっています。
SBI証券のIPOルール
店舗窓口で50%配分、ネット口座では資金力で35%配分、IPOチャレンジポイントで15%配分
SBI証券はIPOの取り扱い数も多い上に、IPOチャレンジポイントというIPOに参加を続けることで、資金力に関係無く当選確率が高まっていくシステムも用意しています。
参考:SBI証券のIPOチャレンジポイント100ptは当選ラインでは無い!
IPOのみならず、手数料・投資信託などあらゆる面で業界をリードしているので、投資をするのなら口座を開設しておいて損はありません。
カブドットコム証券 ★★★
カブドットコム証券は規模は大きくはありませんが、三菱東京UFJと同じMUFJグループの会社です。
カブドットコム証券ののIPOルール ネット口座内で100%抽選
カブドットコム証券はネット口座内で100%完全抽選ですので、おすすめです。
カブドットコム証券のIPOでは同じMUFJグループの三菱UFJモルガン・スタンレー証券のIPO幹事に入っていると、そこから割り当てを貰って幹事になる事があります。
参考:カブドットコム証券のIPO抽選方法は100%完全公平抽選で個人向け
「なる事がある」と書いているのは、必ずしも割り当てを貰えるわけではなく、三菱UFJモルガン・スタンレー証券においてIPOが残ると、こちらに回ってくるようです。
その為、IPOの取り扱い数は決して多くはありませんが、抽選方式は資金力に関係なく100%抽選ですので魅力的です。
松井証券 ★★
松井証券は創業100年の歴史を持つ証券会社です。昨年無料で投資信託を自動配分積立する投信工房というサービスを提供したことで話題になりました。
10万円以下の株取引では手数料無料、その他の手数料も割安です。そして、独自の空売りシステムを持ち通常空売りできない株も松井証券では空売りできます。
松井証券のIPOルール
松井証券のIPOは30%は窓口配分、残りの70%はネット口座内での平等抽選です。
歴史はありますが、松井証券は大きな証券会社では無いので、松井証券内の口座数自体が少なく、その結果、大手の証券会社よりも当選確率は高くなります。
さらに松井証券はIPO当選が決まるまで前受金不要で資金拘束がありません。口座に資金がなくてもとりあえず抽選に参加して、当選確率を高めることができますので、IPO個人投資家にとってはありがたい証券会社です。
大手の証券会社よりもIPO取り扱い数は少ないですが、オススメの証券会社です。
安藤証券 ★
創業109年を誇る名古屋を拠点に活動している証券会社が安藤証券です。IPOを取り扱いは2014年からですので、取り扱い実績は乏しいですが、公式にIPOの取り扱いを増やしていくと公言しているので、今後期待できる証券会社です。
参考:安藤証券のIPOは応募者が少なく狙い目か?【本気でIPOに当選したいならおすすめの証券会社】
安藤証券のIPOルール
90%は窓口での配分、残りの10%はネット口座で平等抽選
安藤証券は地方の中小証券会社ですので証券会社内の口座数が少なく大手の証券会社よりも当選確率は高いです。
昨年話題になったことで松井証券は口座数が増えたと考えられるので、IPOの観点で言えば松井証券よりも安藤証券の方が当選確率は高いと考えられます。
東海東京証券 ★
東海東京証券はIPO取り扱い数も多い中堅証券会社です。過去には電話でしか、IPOの申し込みなができませんでしたが、、近年ネットでの申し込みが出来るようになり格段に便利になりました。
ただ、、、IPOルールは他の平等抽選証券会社の中で1番複雑です。
参考:東海東京証券はIPO主幹事にもなるので手数料は高いが押さえておきたい。
東海東京証券のIPOルール
平等抽選と言いながらも東海東京証券では保有資産と支払い手数料によって顧客をランク分けしています。
Sランク:Aランクを超える独自の基準達成者
Aランク:資産1億 手数料累計50万円以上
Bランク:資産3000万以上 手数料累計30万円以上
Cランク:資産500万以上 手数料累計10万円以上
Dランク 上記以外
はっきり言いますが、普通の投資家の殆どはDランクになります。
私も勿論Dランクです。
ルール1.東海東京証券のIPO配分株数が2000株以上の時は、90%をS〜C毎のランク内で当選数を決めてランク内で抽選、そして、残りの10%が平等抽選されます。
この場合なら参加する価値があります。
2000株以上となると日本郵政やJR九州、LINEといった超大型上場、又は東海東京証券が主幹事の案件です。
ルール2.東海東京証券のIPO配分株数が2000株未満の時は、ランク分けで行われる抽選ですので、、、まずDランク者は当たらないので、この場合のIPOでは他の証券会社から応募した方が良いでしょう。
東海東京証券はある程度資産が無いとIPOに当たり辛いシステムですので、Dランクに該当する個人投資家なら、余裕があるのなら開設しておけば良い証券会社だと言えます。
楽天証券 ★
後発ながら株取引の手数料・確定拠出年金・投資信託のラインナップ、どれを取っても個人投資家にとって有利な条件を整えている証券会社です。
力を入れている分野では最大手のSBI証券のライバルと目されています。
参考:楽天証券のIPOルールは完全抽選方式【取扱数は少ないがメリット高】
楽天証券のIPOルール
楽天証券のIPOは100%ネットでの配分です。
抽選方式はランクによって当選口数が有利になるシステムを採用しています。
通常 レギュラー:1口
過去半年間の手数料15000円以上 シルバー:2口
資金1億以上、過去半年間の手数料100000円以上 ゴールド:5口
これじゃあ、当選しないだろ、、、と思うかもしれませんが、殆どの投資家はレギュラーになるので神経質にならなくても大丈夫です。
それに、100%ネットでの配分になるので他の証券会社よりもネット当選口数が多くなり当選確率は高いです。
ただ、楽天証券は大々的にIPOの取り扱いを公表しないので、気が付いたらIPOの申し込みが終わっていた、、、ということがあります。
その為、楽天証券で当選を狙うのなら情報を小まめにチェックすることをオススメします。
GMOクリック証券 ★★
GMOクリック証券はその名の通りGMOグループの証券会社です。その為、GMOグループ会社の上場時にはGMOクリック証券が主幹事になることが多いです。
GMOクリック証券のIPOルール
完全に公平な100%抽選です。
申し込み時に割り当てられる1人1つの番号に対してコンピュータによる抽選が行われます。
抽選システムは魅力的ですが、残念ながらIPOの取り扱い数は、とても少ないです。
一応口座を開設しておいて、幹事に入っている時に資金を移して応募するのが良いでしょう。
岡三オンライン証券 ★★
老舗証券会社の岡三証券のグループ会社の岡三オンライン証券です。
両社は証券会社という同様の形態ですが岡三証券は比較的高所得者や高年齢層を対象に店頭窓口中心に営業を行い、岡三オンライン証券はインターネットを中心に若年層を対象に営業を行っています。
IPO幹事に岡三証券が入っている時には、岡三オンライン証券からも応募できる事があります。
「事があります。」と書いているのは、必ずしもそうなるとは限らないからです。
これは恐らく岡三証券でIPOが余った時に、、、岡三オンライン証券にもIPOが回ってくる構図だからでしょう。
参考:ネットで噂の岡三オンライン証券のIPO裏技当選法について考えてみた
岡三オンライン証券のIPOルール
100%平等抽選システムです。資金力に囚われないので個人投資家に有利なIPOルールです。
他の証券会社に比べて岡三オンライン証券は口座数が少ない上に、IPOルールも個人投資家に有利な条件を整えているので、IPOに当選しやすい証券会社だと言えるでしょう。
最近ではIPO取扱数が増えており、口座を開設しておいた方が良い証券会社です。
また、松井証券同様に岡三オンライン証券もIPO当選まで前受金不要で資金が拘束されませんので、とりあえず口座だけ持っておいて、抽選に参加して当選確率を高めることが可能です。
SMBC日興証券 ★★★
SMBC日興証券は日本4大証券会社の1角に数えられる大手証券会社です。
大手証券会社なので敷居が高いと思うかもしれませんが、ここは店頭窓口とは別にネット口座となるダイレクトコースを用意しており、こちらは手数料も安く、その上質の高い電話でのサポートが受けられると個人投資家に人気があります。
参考:IPOで当選するためにSMBC日興証券は外せない証券会社です。
IPOルール
店舗窓口で90%配分、残りの10%はネットでの平等抽選です。
SMBC日興証券は大手証券会社なだけにIPO取り扱い数は証券会社の中でも群を抜いて多く証券会社No.1でしょう。
また、配分IPOの10%はネット口座での平等抽選なので取り扱い数の多さと合間って当選確率は高いです。
IPOの当選を狙うのなら、是非口座を開設しておきたい証券会社です。
大和証券 ★★★
大和証券も日本4大証券会社の1角に数えられる大手証券会社です。
店頭窓口の手数料や敷居は高いですが、こちらもSMBC日興証券と同じように手数料が安く敷居の低いネット口座『ダイワ ダイレクト口座』を用意しています。
普通の個人投資家にはネット口座の方が使い勝手が良いので、こちらの方をオススメします。
参考:IPOが全く当たらないので当選するためのコツを大和証券さんに聞いてみました。
大和証券のIPOルール
店頭窓口で80%配分、平等抽選で15%配分、資金力などの独自基準で残りの5%配分
大和証券は引き受け取り扱い数の15%を平等抽選に回しているので当選確率は高いと言えます。また、大和証券は主幹事になることも多いので当選本数自体が多い場合が多いのでIPOの当選を狙うのなら開設しておいた方が良い証券会社でしょう。
マネックス証券 ★★★
マネックス証券は後発の小規模の証券会社ながら、割安な手数料と共に外国株式の取引に力を入れていて個人投資家に根強い人気がある証券会社です。
参考:IPOで個人投資家に有利と評判のマネックス証券を検証【完全公平抽選方式】
マネックス証券のIPOルール
マネックス証券は100%平等抽選です。
資金力に関わらず100%平等抽選ですので当選確率は高いです。また、マネックス証券は近年IPOに力を入れており取り扱い数も多いです。
口座数自体も大手証券会社に比べると少ないので、個人投資家がIPOの当選を狙うのならここの口座を開設しておいた方が良いでしょう。
IPOに当選するためにはどの証券会社で口座を開設したら良いのか?
一覧にしてIPOの平等抽選を行なっている証券会社を紹介してきましたが、ここで紹介した全ての証券会社から、毎回IPOに応募するのは資金力が限られる普通の個人投資家には無理があります。
そこで、ここでは平等抽選している証券会社の中でも、特にオススメの証券会社をご紹介します。
オススメ No.1 SBI証券
SBI証券はIPOの取り扱いが多いので、その分当選の確率は高まります。また、IPOが外れてもIPOチャレンジポイントが貯まるので、将来的にIPOが当選できるという安心感もあり継続しやすいです。
オススメ No.2 SMBC日興証券
SMBC日興証券はSBI証券と同様に圧倒的なIPO取り扱い数を誇ります。勿論、抽選回数が多ければ、その分当選確率も高まります。
抽選回数も多く平等抽選枠もあるのでオススメの証券会社です。
オススメ No.3 マネックス証券
マネックス証券はIPO取り扱い数は最近増えてきており、IPOに力を入れています。ライバルの口座数が少なく100%平等抽選なのは魅力的です。
開設しておいて損は無いでしょう。
ここで紹介した3つのオススメ証券会社に口座を開設すればIPOに対する投資体制は整います。
前受金不要・資金が拘束されない証券口座も準備しておく
さらに上記おすすめの3証券会社に加えて、IPO当選まで資金が拘束されない証券会社も準備しておくことがおすすめです。
とりあえず抽選だけ参加しておいて、当選すれば入金すればいいだけなので、やらない理由はありません。
※IPOの当選が決まるまで資金力の拘束がない証券会社は以下の会社です。
特に上記でも紹介した岡三オンライン証券、松井証券、はIPO銘柄の取扱いも増えてきていますので、用意しておきましょう。
IPOに当選するためには?
当然ですが申し込みを行う証券会社の数が多くなればなるほど当選確率は高くなりますが、つまり前項で紹介した平等抽選を行う証券会社の全てで口座を開設してIPOに参加した方が当選確率は高くなり、ベストな選択となります。
しかし、このブログを読んでいる方ならご存知だと思いますが、IPOは中々当選しません。
もう、ビックリするほど当たりません。
当たらないのが普通です。
その為、IPOは長い期間での戦いになるので、無理なく長い期間継続できる形で行うことが大切だと思います。
長い期間継続できる形で、ぼちぼちやっていく!それこそが当選する為の投資戦略になるでしょう。