実際にSBI証券でIPOチャレンジポイントを100pt溜めましたが・・・・
ネットで言われているIPOチャレンジポイント100は当選ラインではありませんでした。
IPOに当選する為のベストな戦略について考えてみます。
SBI証券ではIPO当選枠の50%は窓口で直接配分して、残りの35%を抽選口数枠(資金力)に、15%をIPOチャレンジポイント枠に振り分けています。
普通の個人投資家が窓口での直接配分や抽選口数(資金力)でIPOに当選することはとても難しいので、その救済の意味もありIPOチャレンジポイント枠が用意されています。
しかし、近年このIPOチャレンジポイントでのIPO当選のハードルが高まっています。
ネットで当選ラインはIPOチャレンジポイント100と言われていますが、、、断言します。
100ポイントでは、まず当選しません。
私はIPOチャレンジポイントが160を超えていますが、有望なIPOでは当選どころか補欠にもなりません。
これは何故か?というと、IPOチャレンジポイントの事情が大きく変わってきたからです。
この記事では何故当選ポイント数の変化が起こったのか?
そして、本当の当選ラインポイントはいったいどこなのか?
最後に、IPOに当選する為の現実的な戦略
について書いて行きます。是非、貴方のIPO投資に役立てて下さい。
目次 [hide]
そもそもIPOチャレンジポイントとは?
SBI証券からIPOに参加すると、抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが1ポイント貯まります。
そして、次回以降はポイントを利用してSBI証券のIPOに参加できます。
ポイントは当選するまでは、利用しても繰り越されるので外れるほどポイント数が増えて行きます。
そして、SBI証券ではIPO当選枠の30%をIPOチャレンジポイント枠に振り分けていて、IPOチャレンジポイントの枠では単純にポイント数の多い方から当選するシステムになっています。
そのため、ポイントを貯めていけば、いつかは必ず当選できるシステムになっています。
他の証券会社では、このようなポイントシステムはありませんので、SBI証券独自の優しいシステムだと言えます。
参考:IPOの当選確率を上げる方法 ~IPOにおすすめの証券会社SBI証券のメリット~
IPOチャレンジポイントの当選ラインとは?
1〜2年前にはIPOチャレンジポイントを利用してIPOに当選するには、100ポイントもあれば充分だと言われていました。
今でもネットでIPOチャレンジポイントの当選ラインを調べると100ポイントという数字が多く出てくるのは、その為です。
しかし、その数字は大きく間違っています。
私は160ポイントを超えるIPOチャレンジポイントを貯めていますが、、、当選する気配はありません。
何故当選ラインのポイント数に変化が起きたのか?
それでは、何故当選ラインのポイント数が変化したのか、、、私なりに考えてみました。
まず1つ目の理由は『単純に参加者の数が増えた』ということです。
googleでIPOに関する情報を探せば、沢山のサイトがヒットして、簡単に情報をキャッチできるようになりました。
美味しい情報をキャッチすれば誰しもが参加したくなるのは当然でしょう。
それに、証券会社もIPOの参加を推奨していて積極的個人投資家を呼び込んでおり、数年前よりもIPOの知名度は格段に高まりました。
その結果、IPOへの参加者も増加したのだと考えられます。そして、当選を狙うのであれば、参加を続ければ、いつかは当選するであろう!と考えられる。
SBI証券の優しいIPOシステムを利用する人が増加します。
そして、当然ポイントを貯める人が増えれば、それに伴ってIPOチャレンジポイントの当選ラインは上昇していきます。
2つ目の理由は『IPO参加以外でもポイントを得られるようになった』ということです。
SBI証券もIPOチャレンジポイントを個人投資家が貯めたがっていることを、よく分かっています。
その為、近年では『新しい投資信託を購入した人にIPOチャレンジポイントを○○ポイントプレゼント!』というキャンペーンを行うようになりました。
このキャンペーンは資金力がある人には良いでしょうが、資金力の乏しい個人投資家からすると厳しい物です。
幸いこのようなキャンペーンは乱発されていないのでIPOチャレンジポイントの価値は一定水準には保たれていますが、それでもこのようなキャンペーンが行われることでIPOチャレンジポイントの総数が増加することになり、結果として当選ラインは上昇します。
この2つの理由の相乗効果によって、IPOチャレンジポイントの当選ラインが上昇したのでしょう。
IPOチャレンジポイントを貯める意味は無いのか?
それでは、IPOチャレンジポイントを貯めても意味が無いのか?というとそうではありません。
参加する意味はあります!
確かに当選ラインは上昇したので、以前よりも当選するまでに掛かる時間は必要になりましたが、依然として継続すれば当選できる可能性が高いことは確かです。
貯めることに意味はあります。
ですが、今後もIPOに参加する人が減少しない限り徐々にIPOチャレンジポイントでの当選ラインは上昇していくと予想できます。
その為、IPOの当選をIPOチャレンジポイントだけに頼るのは厳しいでしょう。
2年程前からIPOチャレンジポイントをコツコツ貯めている私のIPOチャレンジポイントが160ですので、、、少なくとも2018年5月の当選ラインはこれ以上ということになります。
現実的にIPOに当選する為の戦略とは?
IPOチャレンジポイントについて真剣に考察を重ねてみましたが、やはりIPOチャレンジポイントだけで当選するのは難しいというのが本音です。
それでは、現実的に普通の個人投資家がIPOに当選する為にはどうしたら良いのか?と言えば、、、
資金力に関係ない完全抽選方式の証券会社から申し込みをする
まず一つ目は資金力に囚われない抽選方式を採用している複数の証券会社からIPOに応募することでしょう。
おすすめ、SMBC日興証券、マネックス証券、カブドットコム証券です。
特にマネックス証券は100%完全抽選方式ですので、資金力のない個人投資家にとっては有難いルールです。

そして、できることなら、自分のみならず奥さんやお子さんの口座もあるのなら、そこからも応募しておくことをお勧めします。
これらの公平な抽選方式を採用している証券会社から応募しつつ、SBI証券からも応募しながらIPOチャレンジポイントを貯めるというのがベターな戦略だと断言します。
正直、このブログを読んでいる方ならご存知だと思いますが、私は2年前から複数の証券会社からIPOに参加して当選したのは片手で数えられる程の数です。
なかなか当たらないのが現実です。それでも、当選しているのも事実です。
『何が何でも当選する!』という気持ちよりも、『いつかは当たるだろう』というくらいの気楽な気持ちで挑むのが良いでしょう。
前受金不要!当選が決まるまで資金拘束不要の証券口座から申し込む
2つ目はIPO当選が決まるまで資金拘束がない証券会社から申込をするということです。
通常はIPOに参加するためには銘柄ごとに必要な資金・余力を口座に入金しておかなければなりません。
ですが、それだと、複数の証券会社から申し込みをする場合、かなり潤沢に資金を持っておかなければなりません。資金移動もなかなか手間です。
その点、IPOが当選するまで資金拘束がない証券口座であれば、口座に資金がなくても、とりあえず申し込みをすることで当選確率をアップすることができますので、おすすめです。
IPOの当選が決まるまで資金力の拘束がない証券会社は以下の会社です。
IPO取扱数がまだまだ多くない会社ばかりですが、中でも岡三オンライン証券は岡三証券系列で結構IPOに参加していますので、これは必須でしょう。そして、松井証券も主幹事にはなかなかなっていませんが、副幹事として、参加数を増やしていますので、用意していおきたい口座ですね。
以上の2点「完全抽選方式の証券口座から申し込む」「前受け金不要の証券会社から申し込む」ことで、IPO当選確率をアップできます。SBI証券も引き続きチャレンジポイントを貯めることを忘れないようにして、コツコツ当選を目指しましょう。
最後にまとめと注意点
以上、「SBI証券のIPOチャレンジポイント100ptは当選ラインでは無い」ことについて書かせていただきました。
やはり、IPO参加者が増えてきており、100ptでは当たらないようになってきているのは事実のようです。
現実的なところではネットの評判を見る限り、200pt前後で当選してくるのかなと思います。
また、経過をご報告させていただきます。
また、ネットでは一時的に借金をして資金力を基準に抽選を行う証券会社の証券口座に資金を入れてIPOに当選する方法を推奨するところもありますが、この方法は辞めておいた方が良いでしょう。
私も過去に資金力で勝負してみたい!という気持ちになりチャレンジしてみましたが、3000万円入れてみても参加しても補欠当選にもなりませんでした。
悲しいですが普通の個人投資家が多少借金をして一時的に資金を増やしたところで、当選ラインには乗らないということでしょう。
普通の個人投資家が多少借金をして一時的に資金を増やしたところで、当選ラインには乗らないということでしょう。
無理をせずに、やれる範囲でコツコツ参加してやっていく!これがベストな戦略です。
その意味でもしっかりと着実にIPO当選の確率が高まるIPOチャレンジポイントは貯めていて損はありません。
IPOチャレンジポイントはSBI証券からIPOに参加申し込みをするだけで貯めりますから、当選確率を少しでも高めるためにできることはしていきましょう。
⇒IPOチャレンジポイントが貯まるSBI証券の口座開設はこちら
そして、できるだけ多くの口座から申し込みをすることです。
特に個人投資家の方は完全抽選方式の口座(SMBC日興証券、マネックス証券、カブドットコム証券)は押さえておきたいですね。
あとは、当選まで前受け金不要・資金力の関係ない口座も(岡三オンライン証券、松井証券)用意しておきましょう。
以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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