貴方は、IPO投資という投資方法をご存知でしょうか?
IPO投資のIPOとは「Initial Public Offering」の略で、直訳すると新規公開株式のことです。つまり、IPO投資とは、新規公開株式に投資する投資方法です。
実は、このIPO投資は、有る程度の資金があれば、誰でも大きなリターンを得ることができる投資方法です。そんな上手い方法が有るなら皆やっているのでは?と、思うかもしれませんが、実は皆結構やっています。
有名な証券会社は勿論、大小様々な数多くの証券会社がIPO投資を取り扱っており、IPO購入希望者を募集しています。
しかし、募集はあれど、殆どのIPOでは、余りの購入希望者の数の多さに、応募しても中々IPOが購入出来ない程人気です。それ程人気のIPO投資が、どんなものなのか気になりませんか?
この記事では、そんなIPO投資について解説していきます。これを読めば、一通りのIPO投資について知識を身に付けられます。
目次
IPO投資とは?
IPO投資とは、簡単に説明すると、上場前の新規公開株式を初値で購入する投資方法です。
例えば…A社が有る程度企業として大きくなったので、市場に株式を上場しようと思った際に、A社は上場の申請を行います。
そして、上場が認められると、その株式を証券会社が引き受け、引き受けた証券会社がA社の株式を希望者へ上場日に初値で売り出します。
多くの場合に、新規公開株式は売れ残らない様に、市場価格よりも割り引いて証券会社から販売されます。その為、新規公開株式は高い確率で上場後に値上がりします。
このことから、新規公開株式を初値で証券会社から購入することができれば、高い確率でリターンを得ることができるのです。
IPO投資のチャンスは多い
IPO投資は株式を新規で公開する度に行われます。そんなに多くは無いと思う方が多いのですが、実はかなり頻繁に行われています。
2015年には97社が新規に株式を公開しまた。平均1ヶ月に約8社がIPOを行ったことになります。
そして、その中で上場した当日に初値から値上がりしたのは84社、初値から変わらなかったのは2社、初値から値下がったのは11社でした。
昨年の結果を見ても分かるように、IPOでは、非常に高い確率でリターンを得ることができます。また、事前に充分に上場する企業を研究すれば、損をするリスクを減らすことができます。
IPO投資は
- ほぼ毎月チャンスがやってくる
- 高い確率でリターンを得られる
- 研究することでリスクを減らせる
このことから、IPO投資は非常に人気が高く、多くの投資家が参加しています。
昨年のIPO例
上場日2/18 ファーストロジック
初値1770円→上場終値2700円
+52.5%
上場日4/17 海帆
初値1020円→上場終値1900円
+76.5%
上場日7/7 富士山マガジンサービス
初値2650円→上場終値6000円
+126.4%
上場日10/23 GMOメディア
初値2740円→上場終値5510円
+101.1%
上場日11/4 かんぽ生命
初値2200円→上場終値2929円
+33.1%
IPO投資に参加するには?
高い確率でリターンを得られるIPO投資には、IPOを取り扱っている証券会社に口座を作ることで参加することができます。
IPOを多く取り扱っていて個人投資家でもIPOを入手し易い証券会社は、SBI証券、マネックス証券、SMBC日興証券です。
IPOの主幹事、幹事とは?
IPOが発表されると同時に、新規公開株式の売り出しが行われる証券会社も発表されます。その際に、売り出し証券会社の欄に、主幹事、幹事という記載があります。
この主幹事、幹事の発表は、とても重要な情報です。
それは何故か?と言うとIPOは売り出される新規公開株式の数が決まっています。
そして、主幹事の証券会社が多くの新規公開株式を売り出します。売り出し株式全体の数にもよりますが、主幹事と幹事を比べると、5倍から10倍の売り出し株式数の差が出ることもあります。
そうなると、当然新規公開株式を多く持っている主幹事から応募した方が新規公開株式を購入できる可能性が高まりますので、主幹事の証券会社からIPOに応募するのが良いでしょう。
勿論、資金に余裕があれば、新規公開株式の取り扱いが有る、全ての証券会社から応募するのがベストです。
IPOを手に入れる為のテクニック
ここまで解説してきたように、IPOは高い確率でリターンを得られる投資方法です。その為、数多くの投資家がIPOを狙っていて、簡単には入手出来ないのが現状です。
しかし、IPOを手に入れる確率を上げる方法が無いわけではありません。
ここでは、IPOを手に入れるテクニックを紹介します。
小さな証券会社にチャンス有り
主幹事や有力な証券会社は、新規公開株式の取り扱いが多いので、数多くの投資家が口座を作り、IPOを狙っています。
つまり、この方法は、とても競争率が高いのです。
その為、頻繁にIPOの取り扱いのない小さな証券会社に口座を作り、たまに行われるIPOに参加する方が競争率が下がり、IPOを入手し易いと考えられます。
余裕のある方は、たまにIPOが行われる小さな証券会社にも口座を作っておくのも良いと思います。
その点を考慮した私のお勧めの証券会社は、安藤証券、松井証券です。
少しでも確率を上げたい方は、この辺りの証券会社にも口座を作っておくのが良いと思います。
証券会社の営業マンから購入
高いリターンが得られる確率が高いIPOの多くは、証券会社の営業マンから顧客に販売されています。全体の数から見ると、インターネットに割り振られるIPOの数は多くはありません。
その為、もし潤沢な資金があり、証券会社に口座を持ち、担当の営業マンが付いているのなら、ちょっとお願いをすると、IPOを購入できることが有るそうです。
どのくらいの資金があれば、そのような便利を図ってくれるのか、分かりませんが、担当営業マンがいる方は、聞いてみても良いと思います。
1人1票制のネット証券を利用
実は、インターネット経由で応募できるIPOの応募システムは証券会社によって異なります。
資金が多い程、応募口数が多くなるシステムを採用している所もあれば、どんなに資金が多くても1人応募口数が1つになる、1人1票を採用している所もあります。
資金1000万円以下の投資家の方がIPOを手に入れるには、1人1票性の応募システムを採用している証券会社から応募するのが良いでしょう。
IPO取り扱い数も多く、尚且つ1人1票性を採用している証券会社:SBI証券、マネックス証券、SMBC日興証券、大和証券
家族全員で参加する
IPOの抽選を1人1票性の証券会社から応募するにしても、応募口数が多い程有利なことに変わりはありません。その為、家族全員で証券会社に口座を作り、全員の口座から応募することで、IPOの当選確率を上げることができます。
特にSBI証券がお勧め!IPOチャレンジポイント
SBI証券はIPOの抽選システムに1人1票性の抽選方法とは別に、IPOチャレンジポイントというシステムを取り入れています。
このIPOチャレンジポイントとは例えば、貴方がSBI証券のIPOの抽選に外れると、貴方の口座にIPOチャレンジポイントが貯まり、次回以降のIPO応募時に使うことができます。
そして、SBI証券ではIPO抽選の際に、このIPOチャレンジポイントの当選枠があり、応募した方の中でIPOチャレンジポイントが多い方から当選する、というシステムを採用しています。
つまり、SBI証券でIPOの応募を続けていけば、いつかはIPOを手に入れられる、ということです。
SBI証券は口座にお金が入っていなくてもIPO抽選に参加できます。
IPOにSBI証券がおすすめなもう一つ大きな理由として、口座にお金が入っていなくてもIPOに参加できるということです。
通常、証券口座にお金がない場合はIPOの申込みすらできないのが通常です。そして、申込みをすると、IPOが当選した時に必要な分の買い付け余力が拘束されてしまいます。100株(1単元)でも概ね10万円~30万円ほど拘束されます。
当選するまでの間、そのお金が使えないのは個人投資家にとって痛いですよね。しかも、家族全員で申し込みをしようと思ったら、一時的とはいえ、1口座当たり30万円前後のお金を入金しておかなければなりません。これはなかなか難しいですね。
その点、SBI証券は口座にお金が無くてもIPOに参加することができます。ですので、家族や親戚を含め、多くの人に口座を開設してもらって申し込みをさせることもできるんです。当選しなければお金は必要ないんです。
この点からもIPO投資にはSBI証券は外せません。
IPOに参加する前に知って欲しい事
ここまで読んで「よしやろう!」と、思っている方もいると思いますが、IPO投資を始める前に事前に知っておいて欲しいことがあります。ここでは、そんな事前に知っておいて欲しい情報をまとめて紹介します。
銘柄選定は絶対必要
高い確率でリターンを得られるIPOですが、その全てでリターンを得られる訳ではありません。リターンを得る為にも、上場する企業を、しっかりと見定めてから応募する事が大切です。
具体的には、実績売上、利益から見て売り出し価格が割安であったり、将来性が見込める企業は狙い目です。
その点、当サイトではIPO会社分析のコンテンツでできるだけ早くIPO会社の分析、お勧め指数をお伝えしていますので、参考にしていただければ大きく外すことはありません。
根気は必要
IPOはその人気の高さから、中々手に入れることができません。豊富な資金がある方以外の当選は運だと思うのですが、インターネットを見ると当選している人が目に付くので、何で私は当たらないんだ!と思ってしまうこともあるでしょう。
IPO投資は、根気が必要な投資方法だと考えておいた方が良いと思います。少なくともSBI証券でIPOチャレンジポイントを貯めていれば、いつかはIPOを手に入れることができるので、気長にやっていくのが良いと思います。
資金移動の手段があると便利
IPO投資を行うには、IPOに応募する為に証券会社に資金を移動させる必要があります。
出来ることなら、手数料を払わずに資金を移動させる手段を持っておくと、無駄にお金を払わずに済みます。
具体的には、新生銀行、SBI銀行、楽天銀行などには、預金額などの条件を満たすと、月に何度か振込手数料が無料になるシステムがあります。これらのシステムを上手く利用し、資金を移動させる手段を用意しておくのが良いと思います。
IPOを手に入れたら、売るタイミングを事前に決めておく
基本的にIPOは上場後1~3日で株価がガッと上がり、その後は停滞して行く傾向にあります。これは、新しく上場した銘柄を組み入れる必要のある投資信託や、IPOで購入できなかったが、将来性を見込んで早めに購入したい、といったまとまった需要が有るからです。
そして、そこが落ち着くと次の材料が出るまでは、株価が落ち着いていきます。つまり、IPOを手に入れたら、株価がガッと上がる上場後の1~3日で売り抜けるのがベストな戦略だと考えられます。
この時、株価がどんどん上がるから持っていようと思うと、この機を逃してしまうこともあります。投資の世界でよく言う「頭と尻尾はくれてやれ」の気持ちを持ち、余り欲を持たずに、事前にこれくらいの利益がでたら売ろうと決めておくのが良いと思います。
また、将来性が見込める企業であれば、長期的にホールドするという戦略も有りです。大切な事は、自分でしっかりと考えてら決める事だと思います。
まとめ
IPO投資は少ない資金で、高い確率でリターンを得られる、お得な投資だと思います。余裕資金があるのなら、資金の一部を利用してチャレンジしても良いと思います。この記事が、貴方のIPO投資に役立てば幸いです。
SBI証券の口座開設はいかより
SBI証券のIPOチャレンジポイントで当選確率アップ
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