ネイルサロンのコンヴァノが東証マザーズに上場!IPO評価分析

ネイルサロン『FASTNAIL』の運営を全国で行なっているネイル業界のデストロイヤーコンヴァノ(6574)が東証マザーズに上場します。

想定価格は890円
BB期間は2018年3月23日から3月29日
仮条件は3月20日
公開価格は3月20日
上場日は4月11日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

今回上場するのはネイルサロンを全国で展開しているコンヴァノです。

てっきり私はネイルサロンは全国で多くのチェンーン店がしのぎを削る価格・サービス競争が行われていると思っていたのですが、現実にはネイルサロン独特のデザインの相談決定・過去のネイルの除去など多くの時間が掛かる部分がネックとなり圧倒的な強者となる事業社がいない現状でした。

そこにITを融合した省力化と効率化を武器にネイルサロンを圧巻してきたのがコンヴァノです。

同社は既存のネイルサロンのビジネスモデルを破壊する業界のデストロイヤーとなっています。

その勢いは凄まじく数年で上場までもってきています。

しかも、まだまだ沢山の進出余地があるので、今後の展開が楽しみでもあり恐ろしくも感じます。

さて、そんなコンヴァノをIPO投資案件として見て見ましょう。

今回の案件は売り出し規模も小さくロックアップの条件も良いので初値は安定して上昇すると見ました!

安心して参加して良い案件です。

今回のおすすめ指数は80です。

それでは、コンヴァノのIPO情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

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コンヴァノの事業内容

コンヴァノの事業内容は「ネイルサロン『FASTNAIL』などの運営」と有価証券報告書に記載されています。

コンヴァノの事業の根幹はネイルサロンの経営です。

同社のネイルサロンは『FASTNAIL』というブランド名で関東地区に37店、関西東海に8店展開しています。

同社の特徴はITを活用して従来時間の掛かっていたデザインの相談決定をスマホアプリで完結させた事と、同社の開発した過去のネイルを剥がすマシーンの導入により1人に掛ける時間を大幅に削減することに成功しています。

また、ネイルサロンの事務とネイル実務を完全に分離する事で事業の効率化を図っています。

そして、ネイルサロンに特有の値段の不透明感を払拭する為に事前に値段を決定する方式を採用し顧客の安心感を大切にしています。

しかも、ちゃっかり広告事業も展開しており、ネイル中に顧客の前に設置したディスプレイに公告を表示する事による公告収入も得ています。

コンヴァノはネイルサロンにITによる省力化・効率化を融合させながらも顧客の満足度を高めていく戦略を取っています。

コンヴァノの財務情報

売上

2016年3月 1,423,686,000円
2017年3月 1,787,785,000円
2017年12月 1,507,177,000円

営業利益

2016年3月 28,318,000円
2017年3月 108,087,000円
2017年12月 134,028,000円

純利益

2016年3月 △4,318,000円
2017年3月 63,386,000円
2017年12月 79,349,000円

僅か数年で、この規模にして上場を果たすとは凄い世の中になったものです。

ROE10.5% 自己資本比率40%と資産効率も資産健全性も高いです。

事業の急拡大を下支えしたのは投資ファンド インテグラルと見て間違いないでしょう。

資金さえあれば良いビジネスモデルは驚くほどのスピードで広がる好例ですね。

⇒日本取引所グループに公開されているコンヴァノの有価証券報告書

コンヴァノのIPOは買いなのか?見送りなのか?

コンヴァノのIPOは買いです。

売り出し規模が小さくロックアップ条件も良い、今後の事業の成長余地も大きいので需給・成長期待の両面での買いが期待でき初値は大きく上昇するでしょう。

大株主にベンチャーキャピタルがいますがロックアップが掛かっているので初値の上昇に大きな影響は無いでしょう。

安心して参加できる良いIPOです。

買い要因

  • 売り出し規模 小規模
  • 事業の成長余地高い
  • ロックアップ条件良

見送り要因

  • 投資ファンドが株式の大部分を握っている

コンヴァノの関連銘柄

個人顧客が大半を占めるコンヴァノの事業で関連性を持つ企業は有価証券報告書から見つけることはできませんでした。

しかし、資本の分野では投資ファンド インテグラル株式会社と非常に深い関係にあることが伺えます。

見えている範囲で計算して投資ファンド・自社保有合わせてインテグラルが保有するコンヴァノの株式は9割を超えておりインテグラルの子会社なんじゃないか?と思ってしまう程の保有率です。

上場に際してはロックアップが掛かっているので短期間で売りぬけるIPO投資では問題ありませんが、もしコンヴァノを長期保有するのならインテグラルの動向に注意を払っておく必要があるでしょう。

コンヴァノの初値予想は?

コンヴァノは売り出し規模が小さく需給が絞られていますし、これからの事業拡大余地が大きいので初値は大きく上昇するでしょう。

恐らくは大株主のロックアップが外れる公開価格+50%辺りで初値は落ち着き膠着して上場日を終えると予想します。

仮に公開価格が想定価格の890円に決まったとしたら、初値は1335円辺りになるでしょう。

セカンダリーが狙えるか?

コンヴァノはセカンダリーが狙えます。

コンヴァノは最新のIT技術を事業に融合させて既存のネイルサロンのビジネスモデルを破壊し料金と時間を低減させることに成功しました。

つまり、ネイルサロンに安くて早いができたわけですね。

ここまで事業が急拡大しているのは顧客のニーズにマッチした結果だと見て取れます。

大株主の投資ファンド インテグラルの動向は気になりますが、同社はまだまだ出店余地が沢山あるので、今後の更なる出店での事業・業績拡大が期待できるのでセカンダリー狙いで投資して良いでしょう。

主幹事情報

コンヴァノのIPO主幹事は野村証券です。

副幹事はみずほ証券、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券、東海東京証券、マネックス証券、いちよし証券です。

今回のIPOでネットから参加できるのはみずほ証券大和証券SMBC日興証券SBI証券マネックス証券東海東京証券の5社です。

この中から今回の参加オススメ証券会社を選ぶとIPOで公平抽選制度を採用していて口座数が少ないマネックス証券東海東京証券です。

参考:IPO完全抽選証券会社を一覧で紹介【資金力関係なく当選できるおすすめ口座】

それと、SBI証券からIPOに参加するま当選優遇が受けられるIPOチャレンジポイントが貯まります。未来の為に形だけでもSBI証券から参加しておきましょう。

参考:SBI証券のIPOチャレンジポイント100ptは当選ラインでは無い!

まとめ

コンヴァノは将来的にもIPO的にも楽しみな銘柄です。

私はIPO当選を狙いみずほ証券大和証券SMBC日興証券SBI証券マネックス証券東海東京証券から参加します。

特に久々のIPOの取り扱いで口座数が少なく公平抽選を採用している東海東京証券には期待しています。

地元ということもあり頼むぜ!と思っています。

全く知見がないネイルサロンという分野ですが、今回の上場で新しい知見を得ることができました。

自分の見える範囲以外の業界のことを知ることができるのも投資のメリットの1つです。

私は気になる銘柄があると夜な夜な調べているのですが日々新たな発見や出会いがあります。

投資する前には色々調べてみることをオススメします。