卸売りにインターネットを融合させ既存の卸売り市場を過去の物にしてしまったMマート(4380)が東証マザーズに上場します。
想定価格は1190円
BB期間は2018年2月6日から2月13日
仮条件は2月2日
公開価格は2月14日
上場日は2月23日です。
仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。
今回上場するMマートは卸売りをインターネットで行えるサイトを運営している企業です。
卸売りというと市場にいって品物を見て…というやりとりをして競り落されて値段が決まるというやりとりがされていたのですが、もうそんなやりとりは過去の物になろうとしています。
Mマートのサイトを覗いてみると分かりますが品物の価格はオープンに表示されていて誰でも見ることができる上に出店費用も安価で取引ルールも明瞭、出店企業・利用企業数も明確に記載されているので安心感があります。
率直に「これは流行るだろう」と思いました。
また、Mマート自体は売買の仲介を行うだけなので売買トラブルと切り離されているので、メルカリと同じように仲介手数料という美味しいところだけ持っていけます。
実に良いビジネスモデルです。
IPO案件として見ても、売り出し規模も小さくロックアップも良好、ビジネスモデルも魅力的です。
初値高騰が期待できます!
私は全力で参加します。
今回のおすすめ指数は100です。
それでは、次項ではMマートのIPO情報を解説していきます。
是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。
⇒IPO当選確率を高める完全抽選のマネックス証券Mマートの事業内容
Mマートの事業内容は「BtoBに特化したインターネットマーケットプレイス事業」と有価証券報告書に記載されています。
Mマートの主な事業は社名にもなっている卸売りインターネットサイト Mマートの運営です。
Mマートのサイトでは個人の参加は認められておらず業者間取引のみ行えます。
業者間取引の方が個人との取引に比べてトラブルは少なく件数もセーブされるので運営としては良い判断でしょう。
私がサイトのを見た所、業者間取引の割に購入単位が小さい商品もあるので個人で参加したい方は沢山いるのではないか?と思いました。この分野で将来的に何らかの形で個人需要を取り込むサービスもできるのではないか?と感じました。
Mマートのサイトは古くさいデザインではあるのですが、食品の種類に応じて細かくカテゴライズされていて選択ボタンが大きいので使いやすです。
ただ、本当に一昔前のサイトデザインなので、もうちょっと何とかしても良いかな?使いやすいんだけどね(苦笑)
Mマートでは基本的に買い手は無料でサイトを利用できる代わりに送料を負担する。売り手はサイトに月々の利用料・売上に応じた費用・決済に応じた手数料の3項目を支払う仕組みになっています。
参入障壁がとても低くいので売り手も買い手もサイトを利用しやすくなっています。
このMマートのポイントは、飽くまでも運営側は売買の仲介を行うだけという所です。
品物の品質がどうこうや未払いがどうこうといった取引の個別問題に直接巻き込まれることがありません。
サイトデザインは古くさいのですが深刻なトラブルを起こす可能性が低く手堅く手数料を得られるビジネスモデルは非常に魅力的です。
Mマートの財務情報
営業収益
2013年1月 240,551,000円
2014年1月 286,628,000円
2015年1月 357,485,000円
2016年1月 427,596,000円
2017年1月 532,109,000円
2017年10月 448,296,000円
経常利益
2013年1月 △551,000円
2014年1月 16,673,000円
2015年1月 1,753,000円
2016年1月 △19,534,000円
2017年1月 52,880,000円
2017年10月 88,281,000円
純利益
2013年1月 △692,000円
2014年1月 8,457,000円
2015年1月 10,029,000円
2016年1月 △13,284,000円
2017年1月 31,714,000円
2017年10月 58,441,000円
順調に売上となる営業収益は拡大していてサイト利用者の増加具合を示しています。
利益面でも29年から大きく黒字化しており安心感があります。
個人的には黒字化するよりもサイトの向上や新サービスに投資しても良いのではないか?とも思いますが、まずは上場で得た資金を投資に回すそうなので期待しています。
MマートのIPOは買いなのか?見送りなのか?
MマートのIPOは買いです。
今回のIPOは売り出し規模・ロックアップ・将来性のどれを見ても良好な条件が揃っています。
市場も好調に推移していますし、初日は値がつかず初値は翌日に持ち越すと思います。
それくらい期待できる案件です。
買い要因
- 売り出し規模小規模
- 90日の期間ロックアップ
- 将来性◎
見送り要因
見当たりません。
Mマートの関連銘柄
Mマートの関連銘柄はヤマトホールディングス(9064)です。
Mマートはサイト内の決済代行事業を行っており決済の種類によって複数の企業と取引を行なっています。
その複数の企業の中で圧倒的な取引費用を誇るのがヤマトフィナンシャルです。
このヤマトフィナンシャルはヤマトホールディングスの決済代行専門企業でヤマトホールディングスの中核企業です。
Mマートはサイトの要となる決済事業をヤマトフィナンシャルとガッチリ組んで(約7割のシェア)進めているので、ヤマトホールディングスにシステム障害などが起こればMマートにも問題が波及し株価に影響を与える可能性があります。
また、Mマートはヤマトフィナンシャルと同業のソニーペイメントサービス・佐川フィナンシャル(両者を足してシェア2割弱)とも取引があるので、万が一のリスクに備えていると見ることができます。
抜かりないですね。
こんな会社に勤めたかった!
Mマートの初値予想は?
Mマートの初値は上場初日は値がつがないくらい上昇して2日目に公開価格+120%辺りで落ち着くと予想します。
仮に公開価格が想定価格の1190円に決まったとしたら、初値は2618円辺りになるでしょう。
最初の想定価格が低めなので上昇率の割にはリターンは多くない結果になると思います。
セカンダリーが狙えるか?
これこそセカンダリーを狙うべき銘柄でしょう!
私はMマートのインターネット卸売りシステムが、既存の卸売り市場を完全に破壊するデストロイヤーになれる可能性を感じます。
サイト利用者も着実に増加していて数年後Mマートが卸売りのスタンダードになっているかもしれません。
私は今の内に仕込んでおけば報われる可能性は高いと見ています。
IPOで当選してもしなくても長期保有したい銘柄としてチェックして折を見てポートフォリオに組み込む考えです。
主幹事情報
MマートのIPO主幹事はみずほ証券です。
副幹事は岡三証券、大和証券、マネックス証券、SMBC日興証券、SBI証券です。
今回のIPOでは幹事団の全ての証券会社からネット応募することができます。
そして
今回の参加オススメ証券会社は、主幹事で当選本数が多いみずほ証券と開設口座数が比較的少なくIPOで公平な抽選システムで配分しているマネックス証券です。
参考:IPOで個人投資家に有利と評判のマネックス証券を検証【完全公平抽選方式】
今後岡三証券のグループ会社岡三オンライン証券からもMマートのIPO取り扱いが始まる可能性があります。
もし、余力があるのなら参加することでIPOチャレンジポイントが貯まるSBI証券からも参加しておくことをオススメします。
まとめ
今回のMマートは高値高騰が期待できるスペシャルな案件です。
私は全力で大和証券、マネックス証券、SMBC日興証券、SBI証券の4社から参加します。
また、SBIチャレンジポイントに過度な期待をすることを辞めたので、今回から適度なリターンが期待できる案件には毎回全投入していきます。
良い結果になることを願ってます。