イオレのIPO評価分析 ~主幹事SBI証券でIPOチャレンジポイントの使いどころ!~

団体向けグループ支援サービス「らくらく連絡網」を運営するイオレ(2334)が東証マザーズに上場します。

想定価格は1780円

BB期間は2017年11月29日から12月5日

仮条件は11月27日

公開価格は12月6日

上場日は12月15日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

今回上場するのは、類似サービスが乱立しているグループ支援サービスを主力事業としているイオレです。

私が見た限りサービス自体はLINE・フェイズブック・チャットワークの良い所採りのようなサービスです。

各種ファイルが送れて、メッセージが送れて、イベントの出欠席の確認ができる、そんな機能が手軽に操作できるインターフェースにまとめられている、見た所手軽なインターフェースが利用者獲得の最大のポイントだったのだと思います。

現段階でイオレのホームページによると38万団体、670万人が利用しているそうです。

本当なのか!?と疑ってしまうような規模の人数がサービスを利用しており、基盤は盤石だと言えるでしょう。

IPO案件として見ても、ネットサービスという人気業種で業績も良好、売り出し規模も絞られていてロックアップも期間で設定されています。

これは大幅な初値上昇が期待できる案件です!

積極的な参加をオススメします。

私は主幹事のSBI証券からIPOチャレンジポイントを全投入して参加します。

今回のおすすめ指数は95です。

それでは、次項ではイオレのIPO情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

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イオレの事業内容

イオレの事業内容は

「グループコミュニケーション支援サービス『らくらく連絡網』およびプライベートDMPサービス『pinpoint』を中心とするインターネットメディア関連事業」

と有価証券報告書に記載されています。

イオレの利益の源泉はグループ支援サービスらくらく連絡網です。

らくらく連絡網は学校などを中心に38万団体、670万人が利用しており、メッセージアプリ・出欠席の確認・ファイルの共有といった数々の機能を搭載しています。

手軽なインターフェースで軽快な操作が可能です。

基本的にらくらく連絡網は無料で利用が可能で、イオレはらくらく連絡網に掲載される広告で収益を得ています。

また、イオレはらくらく連絡網を利用している人に対してpinpointという広告サービスも展開しています。

これは、らくらく連絡網に登録されてたデータを元に広告の対象者を選別して、広告のターゲットとなる人にのみ発信を行うDSP広告です。

この2つがイオレの主な収益源です。

他にも、アルバイト情報に特化した求人サイトを2つ運営しています。

らくらくアルバイト

ガクバアルバイト

こちらの分野も順調に会員数を増やしており、今後の大きな収益源とのることが期待できます。

イオレの財務情報

売上

2012年3月 454,700,000円
2013年3月 607,294,000円
2014年3月 771,060,000円
2015年3月 950,277,000円
2016年3月 1,157,950,000円
2017年9月 638,138,000円

経常利益

2012年3月 47,824,000円
2013年3月 54,042,000円
2014年3月 11,497,000円
2015年3月 14,514,000円
2016年3月 112,456,000円
2017年9月 77,932,000円

純利益

2012年3月 42,518,000円
2013年3月 93,455,000円
2014年3月 9,117,000円
2015年3月 △159,952,000円
2016年3月 127,557,000円
2017年9月 64,258,000円

売上は右肩上がり利益も驚異の伸びを見せています。ネット事業は利益が出るまでの投資期間が長いのですが、これを見る限りイオレは既に利益を回収し始めているようです。

自己資本比率も高く財務から不安な点は見当たりません。

日本取引所グループに公開されているイオレの有価証券報告書

イオレのIPOは買いなのか?見送りなのか?

イオレのIPOは買いです。

ネットサービス事業はIPOでも人気となる事業ですし業績も良好、売り出し規模も小さくロックアップ条件も期間で満遍なく掛かっています。

初値上昇が期待できる条件は満載です。

これは絶対参加をオススメします。

買い要因

  • IPO人気度高い
  • 業績良好
  • ロックアップ条件良
  • 売り出し規模は小規模

見送り要因

  • 特になし

イオレの関連銘柄

イオレの関連銘柄は、ネット広告大手の株式会社フリークアウトホールディングス(6094)と求人広告大手の株式会社ディップ(2379)です。

どちらもネット広告事業の分野でイオレと関連を持ちますが、同様の企業は沢山あり、イオレにしてみれば何かあれば他社に乗れ変えれば良いだけの話だと思うので株価相関は高くは無いでしょう。

イオレの初値予想は?

イオレは業績・人気度・需給の全ての面で好条件に恵まれているので、初値は大きく公開価格を超えてくるでしょう。

どこまで上昇するのか予想するのは難しいのですが、少なくとも公開価格+100%、調子が良ければ公開価格+150%辺りまで上昇するのではないかと考えています。

仮に公開価格が想定価格の1780円に決まったとしたら、初値は3560円〜4450円辺りになるでしょう。

セカンダリーが狙えるか?

私はイオレの案件はセカンダリーは狙えないと思っています。

グループ支援サービスは主要サービスだけでも複数あり、現状乱立しています。

変化の激しい市場であり、今後どのサービスが優位なのか?生き残る可能性が高いのか?全く読めない状況です。この中で、今回上場するイオレが将来的に特別優位とは考え辛く、将来の株価上昇を大きく期待できない以上長期保有してセカンダリーを狙うことはできないと考え至りました。

主幹事情報

イオレのIPO主幹事はSBI証券です。

そして、副幹事はみずほ証券、藍澤証券、岩井コスモ証券、むさし証券、SMBC日興証券、エース証券、極東証券、マネックス証券、東洋証券です。

今回のIPOでは、SBI証券みずほ証券SMBC日興証券マネックス証券岩井コスモ証券、むさし証券からネット応募することができます。

今回の参加オススメ証券会社は、口座数が少なくてライバルが少なく公平抽選を行っている岩井コスモ証券マネックス証券です。

参考:IPO完全抽選証券会社を一覧で紹介【資金力関係なく当選できるおすすめ口座】

また、今回は主幹事がSBI証券です!

普段と比べてSBI証券のIPO当選数が格段に増えていてIPOチャレンジポイントの当選数も増えておりポイントを活用しての当選のチャンスも広がっています。私ももう200PT近く溜まっているので今回こそはいただきたいと思います!

ポイントが貯まっている方は、この機会にポイントを活用して応募しても良いでしょう。

参考: IPOの当選確率を上げる方法 ~IPOにおすすめの証券会社SBI証券のメリット~

まとめ

今回のイオレの案件は高いリターンが期待できる良案件です。

私はSMBC日興証券SBI証券からIPOチャレンジポイントを投入して参加します。

IPO案件の中でも大型案件の参加受付が始まりましたね。

全ての案件で参加できるほどは、資金が無いので上手く資金を移動させながら参加していきます。

こんな時にネットの各所では、少しでも多くの口数で応募した方が抽選に有利だと言われますが、日本証券業協会が公開しているIPOの分配実績を見ると、悲しいことに個人投資家が当選したとしても購入できる数は、大型案件以外では基本的に100株です。

そして、そもそもの当選数自体が極少数ですので多少の資金量の差で何とかなるとは、とても思えません。

IPOの当選率を上げるには、広く浅く参加して抽選数を増やすしか無いと思います。