ほぼ日がJASDAQ上場!IPO株は買い推薦銘柄

超老舗サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営する株式会社ほぼ日(3560)がJASDAQスタンダードに上場します。

想定価格は2300円

BB期間は2017年2月28日から3月6日

仮条件は2月24日に2250円〜2350円に決定

公開価格は3月7日

上場日は3月16日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

私は過去にほぼ日のサイト発起人の現社長糸井氏の本を読んで、ほぼ日を知り、こんなサイトがあるんだなと、名前は知っていましたが、、、

まさか1サイトの運営で上場するまでの規模になるとは思っていませんでした。驚きを隠せません。

しかも、売上のほとんど全てを1サイトからの個人への物販で稼ぎ出しているそうなので、、、ほぼ日は、とんでもない人気サイトなのでしょう。

運営期間も長く、人気も盤石

ほぼ日は1サイトの運営ですが、高い事業性を持ち合わせていると考えられます。

そして、IPOの案件としてほぼ日を見ると、、、

売出し規模も小さく・大株主にしっかりとロックアップが掛かっているので、初値は手堅く上昇するでしょう。

今回のおすすめ指数は70です。

それでは、、、

事項以降で、ほぼ日の事業内容・IPO情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

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ほぼ日の事業内容

ほぼ日の事業内容は「インターネットを利用したコンテンツ提供および商品の企画・販売」と有価証券報告書に記載されています。

ほぼ日の具体的な業務内容は「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営と、そこから派生する物販の個人顧客への販売が全てです。

ほぼ日刊イトイ新聞は、任天堂の人気ソフト「マザー」を生み出した糸井重里氏が産み出したサイトで、簡単に言えばニュースサイトのような物です。

内容は糸井氏を始めとした複数人が毎日コラムなどの記事を投稿して構成されています。

その影響力は広範囲に及び、全国各地で数々のコラボイベントが開催されたり、社会に一石を投じるような問題を提起するということも行われています。

ほぼ日は、サイト運営としては非常に珍しく企業からの広告収入を得ていません。

その為、完全に中立の立場で記事を発信できるので、その点も多くのファンを呼び込んでいます。

では、何で稼いでいるのか?

というと、ほぼ日の収入源となっているのは、ほぼ日刊イトイ新聞内で行われている物販です。ほぼ日では、手帳、小物、食料品、本、洋服など、幅広い品物を販売しています。

その中でも、ほぼ日手帳は株式会社ほぼ日の約7割の売上を上げる人気商品です。

初めは手帳なんかで、、、思いましたが、この手帳は工夫・ユーモア・機能性に優れた素晴らしい手帳です。

数々のバリエーションに富み、そこそこの値段はしますが、これは使いたい!と思える商品です。

是非サイトで手帳を見て見てください。

サイトに訪れるファンを大事にする姿勢を継続して個人に尽くし、着実にファンを獲得していくのが、ほぼ日という企業の特徴だと言えます。

ほぼ日の財務情報

売上
2011年8月 2,825,001,000円
2012年8月 2,667,558,000円
2013年8月 3,064,603,000円
2014年8月 717,922,000円
2015年8月 3,245,505,000円
2016年8月 3,767,507,000円
2016年11月 1,678,110,000円

経常利益
2011年8月 457,416,000円
2012年8月 325,151,000円
2013年8月 426,985,000円
2014年8月 ▲102,001,000円
2015年8月 406,827,000円
2016年8月 502,907,000円
2016年11月 541,428,000円

純利益
2011年8月 304,547,000円
2012年8月 233,095,000円
2013年8月 294,875,000円
2014年8月 ▲64,329,000円
2015年8月 304,469,000円
2016年8月 305,412,000円
2016年11月 353,184,000円

2014年に一旦業績が下降しましたが、その他の年は堅調に推移しています。

借り入れも少なく自己資本も厚いので財務に問題はありません。

⇒日本取引所グループに公開されているほぼ日の有価証券報告書

・ほぼ日のIPOは買いなのか?見送りなのか?

ほぼ日のIPOは買いです。

小規模の売出し規模・良好なロックアップ条件、、、初値が上昇する土台はできています。

これは手堅く利益を得られるでしょう。

1つ懸念されるのは、今後のほぼ日の成長可能性は乏しいということです。

ほぼ日は1サイトの物販のみで利益を稼いでいます。何年も業績はヨコヨコで推移していますし、ここから爆発的な成長を見せる!ということは、まず無いので株価上昇を期待する長期保有には向かないでしょう。

買い要因

  • 人気サイト
  • 手堅い需要を背景とした手堅い業績
  • 小規模の売出し規模
  • ロックアップの条件良好

見送り要因

  • ほぼ日は1サイトの運営が全てであり、ここからの成長は厳しい

ほぼ日の関連銘柄

ほぼ日の関連銘柄は、株式会社セブン&アイホールディングス(3382)です。

ほぼ日は、セブン&アイホールディングスの子会社のロフトに商品の卸しており売上の多くを稼いでいます。ロフトの経営危ぶめば、ほぼ日の業績にも少なからぬ影響を与えます。

ほぼ日 初値予想は?

ほぼ日の初値は、公開価格から+30%〜+70%辺りになると予想します。

仮に想定価格の2300円で公開されたとしたら、初値は2990〜4590円辺りになるでしょう。

今回の初値予想の上昇率に幅があるのは、ほぼ日の人気が株価の形成に、どの程度寄与するのかが不明確だからです。

ほぼ日の顧客の多くは個人です。その個人の顧客が株式を保有する動きになれば株価を押し上げる結果になり、初値は大きく上昇し公開価格+70%辺りになるでしょう。

逆に個人の多くの顧客が株式に興味を持たなければ、、、上昇率は公開価格+30%辺りに落ち着くでしょう。

この辺りは当日上場してみないと結果は分からないですね。ただ、どちらにしても公開価格を割るような案件では無いと考えています。

主幹事情報

ほぼ日のIPO主幹事はみずほ証券です。

副幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、SMBC日興証券、SMBCフレンド証券、丸三証券、岡三証券、マネックス証券です。

この中でネットから応募できる証券会社は、みずほ証券SBI証券SMBC日興証券マネックス証券丸三証券です。

幹事団の中に三菱UFJモルガン・スタンレー証券と岡三証券がいるので、それぞれのグループ会社のカブドットコム証券岡三オンライン証券からも後から参加できる可能性があります。

参加オススメの証券会社は、主幹事で当選本数も多いみずほ証券、副幹事の中では公平な抽選方式で口座数が少ないマネックス証券です。

まとめ

個人顧客を対象とした物販で上場に漕ぎ着けた、ほぼ日は凄いサイトです。しかも、その売上の多くをほぼ日手帳という手帳で稼ぎ出しています。

長年のサイト運営によって、ほぼ日は根強いファンを勝ち取っているので、今後の業績も堅調に推移していくでしょう。

IPOとして見ても利益の期待できる良案件です。

私はSBI証券SMBC日興証券から参加します。

上場を機に知名度は高まり、更にほぼ日のサイトは盛り上がることでしょうから、今年のほぼ日の業績は期待できます。

毛色の変わった同社の今後が楽しみです。