ビッグデータを利用したネット上のリスク管理サービスを提供しているエルテス(3967)が東証マザーズへ上場します。
想定価格は1620円
BB期間は2016年11月10日から11月16日
上場日は11月29日です。
仮条件は11月9日に1650円〜1790円で決定しました。
公開価格は11月17日に決まります。
仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。
IPO主幹事はSBI証券です。そのほか、SMBC日興証券等からも申し込みできます。狙っていきましょう。
最初にはっきり言いましょう。
エルテスのIPOは当選すれば、めちゃめちゃ儲かります。
それは何故か?というと、エルテスのIPOの売り出し規模が、とても少ないという事と、エルテスがIPOで人気のビッグデータ銘柄だからです。
これは文句無しに利益を得られる案件でしょう。
そのため
今回の参加お勧め指数は100です。
全力で応募した方が良いです!
とにかく主幹事のSBI証券は外せません。
以下では、エルテスの事業内容などについて解説していきます。是非、IPOに参加する前の検討に役立てて下さい。
目次
エルテスの事業内容
エルテスの事業内容は「リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションの提供」と有価証券報告書に記載されています。
一見しても内容はよく分からないと思います。安心して下さい。私もそうでした。
具体的な業務内容 ネット炎上防止会社?
エルテスの業務内容は、簡単に言うとネット上に投稿された様々なデータを解析して、ネット上のトラブルを未然に防ぐことです。
エルテスはソーシャルメディアやSNSに投稿される無数のデータを24時間365日解析して、クライアントに害が及びそうな内容を感知すると、その内容をクライアントに通知すると共にその問題の収め方もコンサルティングします。
また、エルテスのシステムはクライアントに害が及ぶ前の段階で、害が起こりそうな予兆を感知することができるので、クライアントに問題が起こる前に通知対策を提供することで、問題が起こる前に対処することができるそうです。
気になるのはどのようにクライアントに害が及びそうな内容を無数のデータから探し出すのか?ということですが、そこは企業秘密のようで、特別に研究開発されたエルテスの独自システムで収集したビッグデータから探し出しているそうです。
ひょんなことからサイトが炎上することは、どんな企業でも起こる可能性があり潜在的に全ての企業の懸念事項です。そんな懸念事項を防げるエルテスのサービスは、今後更に活用の場が広がると考えられるので将来性は高いでしょう。
ビッグデータ解析サービスの問題点
ネット上のビッグデータの解析サービスには大きな問題点があります。
それは、言論の自由を脅かすということです。
例えば、今回上場するエルテスはビッグデータを解析してネット上の炎上などの問題を未然に予防したり、収めたりするサービスを企業に提供しています。
しかし、これが提供する先が企業ではなく政府だったらどうでしょうか?
もし、仮に独裁国家の政府や独裁者がこのシステムを利用したら、特定の思想を持つ人や政府に都合の悪い人を簡単にネット上で探し出すことができます。そして、政府や独裁者が探し出した人を処罰していったらどうなるでしょう?
そうなれば、その国ではネット上で自由に発言することも、気になるサイトも迂闊に覗くことはできなくなります。
つまり、その国ではネット上での言論の自由は無くなります。
結局は使い方次第なのですが、ビッグデータの解析サービスには、そういった恐ろしい使い方もできてしまうのです。
エルテスの財務情報
売上
2012年8月 36,979,000円
2013年2月 31,895,000円
2014年2月 2,814,000円
2015年2月 649,119,000円
2016年2月 960,386,000円
経常利益
2012年8月 22,841,000円
2013年2月 -4,360,000円
2014年2月 -17,416,000円
2015年2月 -153,154,000円
2016年2月 131,941,000円
純利益
2012年8月 13,486,000円
2013年2月 -4,395,000円
2014年2月 -17,486,000円
2015年2月 -118,662,000円
2016年2月 88,925,000円
率直に言うと、業績は急拡大しているのですが、今後も継続性があるかどうかは分かりません。将来性は高いとは思いますが、飽くまでもそれは予想であり、数字では現れていません。
IPOに参加する分には問題はありませんが、長期的に保有するとなれば、少し不安を感じます。
⇒日本取引所グループに公開されているエルテスの有価証券報告書
エルテスのIPOは買いなのか?見送りなのか?
しかし、エルテスのIPOは文句無しに買いです。
IPOで人気のあるビッグデータ銘柄ですし、マザーズへの上場で売り出し規模4億円は非常に小粒の案件です。
人気化するのは間違いないでしょう。安心して参加できるIPOです。
買い要因
- IPOで人気のあるビッグデータ銘柄
- 4億円という小さな売り出し規模
見送り要因
- トランプ大統領が誕生したことで市場は不安定な様相を呈しています。念の為に市場が安定するまでの間は取引を控えるのも良い戦略です。
- エルテスの上場日は3社同時IPOです。他のIPOに資金を集中する為に見送るという選択もアリだと思います。
エルテスの関連銘柄
エルテスの関連銘柄はサービスの主要販売先である電通(4324)です。
電通は言わずと知れた日本を代表する大広告企業です。その電通にどのようにエルテスが関わっているのか?は、私の想像の域を出ませんが、恐らくは電通の顧客に対してエルテスのサービスを提供しているのだと推測します。
エルテスは、売上のかなりの部分を電通から得ているので、電通の業績が悪化すればエルテスも影響を受けて業績が下降して株価が下がります。
エルテス初値予想は?
エルテスの初値は、ロックアップの掛かっていない大株主の売り出しに左右されますが、少なくとも100%、大きければ150%まで上昇すると予想します。そのため、仮条件の上限額1790円で公開されたとしたら、3580円〜4475円まで初値は上昇すると考えられます。
主幹事情報
エルテスのIPO主幹事はSBI証券です。
副幹事は、マネックス証券、SMBC日興証券、藍澤証券、みずほ証券、岡三証券、香川証券、極東証券、東洋証券です。
この中でネットから応募できる証券会社は、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、みずほ証券です。
副幹事の中に岡三証券があるので、今後もしかすると岡三証券のグループ会社岡三ネット証券からも取扱かわれる可能性があります。
まとめ
エルテスのIPOは文句無しに参加して良い案件です。
売り出し規模が少ないので当選確率は低いですが、当選すれば大きなリターンを得られるでしょう。
ここはIPOに力を入れるときですね。
主幹事のSBI証券はもちろんのこと、SMBC日興証券、マネックス証券、みずほ証券など、ネットから応募できる証券口座には資金を入れて申し込みをする予定です。特にSMBC日興証券は先日、九州新幹線のIPOを当選させてくれましたので、今回も期待しています。
参考:九州新幹線IPO株当選報告!主幹事のSMBC日興証券で結果が出る
エルテスのIPOはSBI証券が主幹事で配布枚数も多いので、IPOチャレンジポイントが溜まっている方は、ここはIPOチャレンジポイントを利用して当選を狙っても良いと思います。(参考:IPOの当選確率を上げる方法 ~IPOにおすすめの証券会社SBI証券のメリット~)
また、私が、この記事を書いているのは11/8です。つまり、トランプ大統領が誕生した日です。
市場は混乱の渦中に入り込み始めています、今後どうなるのか誰にも分からない状態です。恐らくはトランプ大統領自身も分かっていないのではないでしょうか?そして、こんな時は、ちょっとしたことで市場は大きく上下します。
仮にエルテスの上場日に、大きく市場が値下がったら、焦って売却せずに、間をおいて市場が落ち着くのを待つのも良いと思います。ただし、投資は自己責任でお願いしますね。
IPOで応募しておきたい証券会社 まとめ
もちろん、絶対ではありませんが、今回は初値上昇の可能性が高いIPOです。当選すれば大きく利益を得ることができると思いますので、主幹事も併せて上記4社から申し込みをすることがおすすめです。
上場後株価分析を書きました。
⇒エルテス上場後株価分析 ~初値は急上昇!今後も高値を推移か~
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