クラウド型のマーケティング事業を展開するシャノン(3976)が東証マザーズに上場します!
この案件は新年1発目のIPOとなります。
例年新年1発目のIPOは株価が高騰する傾向にありますので、シャノンの株価も期待できます。
想定価格は1400円
BB期間は2017年1月11日から1月17日
仮条件は1月10日に決定
公開価格は1月18日に公表
上場日は1月27日です。
仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。
シャノンはクラウド型マーケティングというIPOの人気業種であり、小規模の売出し規模で需給状況も良好です。
財務に若干の不安を感じますが、上場時には大きな影響は無いでしょう。総合すると、このIPOでは大きなリターンを得られると予想します。
今回のおすすめ指数は文句無しに100です。
それでは、以降ではシャノンのIPO情報を解説していきます。是非、貴方のIPOの参加の検討に役立てて下さい。
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シャノンの事業内容
シャノンの事業内容は「マーケティングクラウドサービスの企画・開発・販売・導入、マーケティングに関わるコンサルティング及びサービス」と有価証券報告書に記載されています。
シャノンの事業の中心は自社開発しあクラウド型のオートマチックマーケティングシステム「シャノンマーケティングプラットフォーム」です。
このシャノンマーケティングプラットフォームは、簡単に言うと自動的にターゲットとなる顧客に対して最適な広告展開を行うマーケティング方法の提案、管理してくれるシステムです。
このシステムを導入することで、あらゆる種類の顧客データをシステム内で統合管理して、その中の顧客のデータを分析して最適な広告の提案したり、統合管理している顧客の種類に応じてメールを配信したり、顧客が自社サイトを訪れて特定アクションを起こすと、自動的に営業メールを送信するといったことも設定できます。
シャノンは、シャノンマーケティングプラットフォームの導入企業から、システム導入費用・毎月のシステム使用料金・システムカスタマイズなどのオプション費用を受け取って収益を得ています。
また、シャノンではシャノンマーケティングプラットフォームのマーケティング結果提供のみに留まらず、マーケティング結果を活かした事業展開をシャノンがサポートする事業も行っています。
具体的には、マーケティング結果に対して導入企業がイベントを行う際に運営のサポートや集客状況のデジタル化などを行います。それらのサポート事業から得られる利益もシャノンの重要な収益源になっています。
マーケティングシステムの優劣
ipアドレスを利用して顧客の動きがネット上で透けて見えるようになったことで、顧客の動きに対応して広告を提案するマーケティングシステムがチラホラ出てきました。
そして、どのマーケティングシステムも肝となるのは「顧客に最適なタイミング」で「最適な内容の広告」を提供するという部分です。その深部は神秘のベールに包まれていて詳しいアルゴリズムは企業秘密になっています。
企業秘密=何を基準にマーケティングを行っているのかがわからないということです。
つまりそれはマーケティングシステム同士の比較が難しいのです。
公平に優劣を出すには、全く同じ条件の企業と顧客に対して各マーケティングソフトを使って提案通りのマーケティング結果を基に広告展開をして、実際の結果を照らし合わせれば良いのですが、現実世界で比較の為に高いコストを掛けて行う企業はまずいないでしょう。
それに、同時に同様の顧客にマーケティング展開を行えば互いの広告が顧客に影響を与えるので、本来のパフォーマンスは分からなくなってしまいます。
この様に現実世界でマーケティングシステムの優劣を測ることは非常に難しい、、、というか不可能です。
マーケティングシステムがチラホラしか存在しない現段階では大きな問題ではありませが、将来的にマーケティングシステムの種類が増えてくれば、お互いの優劣が正確に判定できないことが、マーケティングシステムを選択する上での大きな問題になっていくでしょう。
シャノンの財務情報
売上
2012年5月 540,818,000円
2013年5月 786,473,000円
2014年5月 955,643,000円
2015年10月 単体 1,814,690,000円
連結 1,814,690,000円
2016年10月 単体 1,411,473,000円
連結 1,411,473,000円
経常利益
2012年5月 6,988,000円
2013年5月 4,569,000円
2014年5月 2,223,000円
2015年10月 単体 ▲40,764,000円
連結 ▲56,772,000円
2016年10月 単体 36,225,000円
連結 30,073,000円
純利益
2012年5月 9,047,000円
2013年5月 3,741,000円
2014年5月 2,512,000円
2015年10月 単体 ▲49,125,000円
連結 ▲65,123,000円
2016年10月 単体 30,434,000円
連結 24,282,000円
3年前までは怪しい業績で推移していましたが、直近の決算では良好な業績を発表しています。恐らくは3年前の投資が実を結んだのでしょう。
今年の業績見通しも昨年以上の業績を予想しており、業績面で問題は見当たりません。
⇒日本取引所グループに公開されているシャノンの有価証券報告書
シャノンのIPOは買いなのか?見送りなのか?
シャノンのIPOは間違いなく買いです。
クラウド型マーケティング事業というIPOにおける人気業種であるという事と良好な業績から上場時には大きな買い需給が期待できます。そして、そこに来て小規模の売出し規模ですので、初値は高騰すると予想できます。
今年1番目にいきなりIPOで稼げるビックチャンスがやってきた!と言えるでしょう。
買い要因
- クラウド型マーケティングというIPOでの人気業種
- 良好な業績
- 小規模の売出し規模
見送り要因
- 特に無し
シャノンの関連銘柄
シャノンの関連銘柄は残念ながら現段階では大きな関連銘柄は見当たりません。
有価証券報告書を読み解くと、主要顧客である富国生命保険相互会社とシャノンは深い関係にあるのですが、富国生命保険相互会社は随分前に上場廃止して持ち株会社化してしまったので関連銘柄とは言えません。
今後富国生命保険相互会社が上場したらシャノンの関連銘柄になるでしょう。
シャノン 初値予想は?
シャノンの初値は旺盛な需給と小さな売出し規模を考慮して、公開価格から+100%から150%になると予想します。
仮に想定価格の1400円で公開されたとしたら、初値は2800円から3500円辺りになるでしょう。
主幹事情報
シャノンのIPO主幹事は東洋証券です。
副幹事は、SBI証券、みずほ証券、極東証券、エース証券、マネックス証券です。
東洋証券がIPOで主幹事を務めるのは珍しいので、多くのIPO投資家は東洋証券に口座を開設していないでしょう。そのため、今回東洋証券からIPOに申し込めば当選の確率は高まります。
東洋証券に口座を持っている方は、是非参加して下さい。
今回の幹事団の中でネットから応募できる証券会社は、SBI証券、みずほ証券、マネックス証券です。
まとめ
シャノンのIPOは新年早々のビックチャンスです。
只でさえ良い内容が揃ったIPOの上に、新年1発目というスペシャルな条件も加わるので予想を超える株価の上昇も期待できます。
そのため、参加を強くお勧めします。
私は当選を期待してSBI証券からIPOチャレンジポイント125ポイントを全力投入して参加します。
当選ラインと呼ばれている100ポイントを超えてから、もう何度もIPOに参加して気が付いたら125ポイントまでチャレンジポイントが増えてしまいました。本当にいい加減当選して欲しいと思っています。
参考:IPOの当選確率を上げる方法 ~IPOにおすすめの証券会社SBI証券のメリット~
今年は素晴らしいスタートを切れると良いのですが、、、そんな期待を胸に今年もIPOに臨んでいきます。