ユナイテッド&コレクティブのIPO株は安心して狙える案件【居酒屋業の上場案件】

東京23区に居酒屋を中心とした飲食業を展開しているユナイテッド&コレクティブ(3557)が東証マザーズに上場することが決まりした。

想定価格は1400円

BB期間は2017年2月8日から2月14日

仮条件は2月7日 1,400 円 ~ 1,620 円に決定しました。

公開価格は2月15日

上場日は2月23日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

2月23日は3社同時上場です。

日柄が良い日に上場したくなるのは分かりますが、ズラした方が株価には良い影響があると思うのですが、、、まぁ、これも日本の特徴として諦めるしかないですね。

ユナイテッド&コレクティブは主に居酒屋「てけてけ」を東京で運営している企業です。

私は実際に店舗に行ったことは無いのですが、財務諸表から見ると爆発的に売上を伸ばしているので相当流行っていると推察できます。

IPO案件として見てみると、売出し規模は小規模ですしロックアップも問題ありません。そして、何より業績が好調なので初値は期待できます。

公募割れする要素は見当たらないので、安心して参加して良い案件でしょう。

今回のおすすめ指数は70です。

それでは、ユナイテッド&コレクティブのIPOに関わる情報を解説していきます。

貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい!

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ユナイテッド&コレクティブの事業内容

ユナイテッド&コレクティブの事業内容は「再東京23区を中心とした首都圏における、鶏料理居酒屋『てけてけ』および、和食『心』、ハンバーガーカフェ『the 3rd Burger』の直営方式による運営」と有価証券報告書に記載されています。

ユナイテッド&コレクティブは鶏料理居酒屋のてけてけ、和食屋の心、ハンバーガーカフェのthe 3rd Burger、この3つの業態で東京23区内で飲食業を行っています。

ユナイテッド&コレクティブの飲食業の特徴は、1地域に集中出店するドミナント戦略と店舗毎に食材を管理・調理するISP戦略です。

ドミナント戦略はコンビニ業界でお馴染みの戦略で、1地域に大量出店することでブランドの知名度と安心感を向上させ売上を上昇させる戦略です。

ISP戦略とは店舗毎に食材の仕込み・調理を行う戦略で手間は掛かりますが顧客満足度は高いそうです。多くの飲食業が本店で作成した食材を店舗に配送して店舗では調理のみを行う戦略を取っているので、この点は大きな特色と言えるでしょう。

各ブランドの情報

鶏料理居酒屋のてけてけ:店舗数49店舗

直接養鶏場と取引をして手に入れる新鮮な鶏がウリの居酒屋です。

鶏の鮮度と旨さを活かした料理と、こだわりの酒を全面に押し出して店舗運営を行っています。コストを抑えてリーズナブルでコストパフォーマンスに優れたメニューの提供を心がけているそうで、現代人にマッチしたコンセプトだと思います。

和食屋の心:店舗数2店舗

心では日本酒と和食海鮮料理を提供しています。

ハンバーガーカフェのthe 3rd Burger:店舗数4店舗

ここは健康的なハンバーガーがコンセプトのお店です。各店舗で毎日パティを焼き、ハンバーグを捏ねているというのですから、そのこだわりは相当な物です。東京に行った際に寄ってみたいと思いました。店舗数から見て、鶏居酒屋てけてけが主力事業です。

しかし、それ以外のブランドも良いコンセプトを持っているので、将来的に上手く売上が分散されて硬い企業になれそうな気配を感じます。

ユナイテッド&コレクティブの財務情報

売上
2012年2月 2,050,924,000円
2013年2月 2,531,158,000円
2014年2月 2,913,324,000円
2015年2月 3,356,362,000円
2016年2月 4,227,761,000円
2016年11月 4,043,081,000円

経常利益
2012年2月 54,535,000円
2013年2月 31,018,000円
2014年2月 ▲6,593,000円
2015年2月 70,099,000円
2016年2月 82,455,000円
2016年11月 153,386,000円

純利益
2012年2月 14,936,000円
2013年2月 ▲54,710,000円
2014年2月 18,504,000円
2015年2月 14,892,000円
2016年2月 43,984,000円
2016年11月 85,955,000円

売上は順調に拡大を続けています。

利益は一時期赤字に転落していますが、その後、赤字を補って余りあるほど利益が増加しているので問題ないでしょう。

業績は良好だと言えます。

日本取引所グループに公開されているユナイテッド&コレクティブの有価証券報告書

ユナイテッド&コレクティブのIPOは買いなのか?見送りなのか?

ユナイテッド&コレクティブのIPOは買いです。

売出し規模は小規模ですしロックアップの掛かりも良好です。IPOでは飲食業は不人気ですが、業績は好調に推進していますし、現在は東京のみの進出ですが、これから先日本の主要都市への進出も考えられるので期待感が上回り初値は上昇するでしょう。

また、飲食業という業種は株主優待を新設することが多く、将来的にユナイテッド&コレクティブも株主優待を新設することが期待できるので、その思惑で1枚持っておきたいという投資家の需要もあるでしょう。

需要は多いにあると判断できるので手を出して問題ない案件です。

買い要因

・小型の売出し規模

・ロックアップの掛かり良好

・東京近辺のみの進出の為、伸び代がある

見送り要因

  • IPOでは不人気な飲食業
  • トランプ大統領による要因などによって市場は世界的に不安定です。予期せぬ暴落も起こり得るので、今の時期は市場への参加を見送るのも1つの選択です。

ユナイテッド&コレクティブの関連銘柄

ユナイテッド&コレクティブの関連銘柄は、これといってありません。

財務諸表から仕入先企業の(株)カクヤス(株)まつの(株)ショクリューと結構な額のやり取りをしていますが、どの企業も非上場企業です。

これからユナイテッド&コレクティブが成長していき、これらの取引先が上場することになれば、深い関連性を持つ銘柄になるでしょう。

ユナイテッド&コレクティブ 初値予想は?

ユナイテッド&コレクティブの初値は、大株主のロックアップが外れる公開価格から+50%辺りで落ち着くと予想します。仮に想定価格の1400円で公開されたとしたら、初値は2100円辺りになるでしょう。

主幹事情報

ユナイテッド&コレクティブのIPO主幹事はSMBC日興証券です。

副幹事は、SBI証券大和証券マネックス証券岩井コスモ証券です。

今回のIPOでは、全ての幹事証券会社でネットから応募することができます。

幹事団の中でオススメの証券会社は、主幹事で1番当選本数が多いSMBC日興証券と、副幹事の中では口座数が少なく公平な抽選方式を用意している岩井コスモ証券と、応募することでSBIチャレンジポイントが貯まるSBI証券です。(参考:IPOの当選確率を上げる方法 ~IPOにおすすめの証券会社SBI証券のメリット~

まとめ

ユナイテッド&コレクティブのIPOはリターンが手堅く獲得できる良案件です。

参加を推奨します。

私は主幹事のSMBC日興証券SBI証券から参加します。

それにしても、最近上場する企業の中でドミナント戦略を取り入れている企業が増えてきました。1地域に集中出店するという逆転の発想とも言える、この戦略の有効性が証明されたとも言えますが、多くの同業企業が同地域でドミナント戦略を進めたらどうなるのでしょうか?

コンビニ業界や葬儀業界を見てみると、正にドミナント戦略同士の戦いです。ドミナント戦略の行き着く先はどうなるのか?その答えは、そう遠くない未来に明らかになるでしょう。