デジタルアイデンティティが東証マザーズに上場!初値は上昇すると予想、素直に買いたい銘柄

ウェブ広告に強みを持つ総合システム企業、デジタルアイデンティティ(6533)の東証マザーズへの上場が決まりました。

このデジタルアイデンティティは、IPO投資で初値が上昇する要素、小型の売り出し規模、システム系案件、東証マザーズへの上場という3つを兼ね備えているので、かなりの初値上昇が期待できます。

そしう、財務諸表を見ると、本当に?と思うほど、ここ数年で利益が爆発的に上昇しています。

想定価格は1540円とされており、私が思うに想定価格の2倍以上に上昇することも十分あり得えるでしょう。

ただ、上場が予定されている9/14は他にも2社が上場する予定です。

同時に3社が上場するので、その分資金が分散されるかもしれませんが、前のIPOから期間が空いているので関係ないかもしれません。ここは上場してみないと分からないと思います。

総合的に判断すると今回の参加お勧め指数は95です。

BB期間は2016年8月29日から9月2日、仮条件は8月29日、公開価格は9月6日に決まります。

仮条件や追加の正確な情報は、決まり次第日本取引所グループのホームページで確認できます。

ここまで読んで「これは!参加だ!」と思った方、ちょっと待って下さい。

私も今回は全力で参加して良いと思いますが、参加する前には、自分の目と頭での事業内容や財務諸表を、しっかりと把握してから参加の是非を決めて下さい。

この記事を読んで、参加の検討を進めて頂ければ幸いです。

デジタルアイデンティティの主な収益源広告事業モデルをザクッと解説!

システム系企業の解説では、何とか系何とか系とまとめられ、それらを利用してどうのこうの、と普通の人には分かり難い解説をされることが多いです。

ここでは、今回上場するデジタルアイデンティティの主な収益源の広告事業モデルをザクッと分かりやすく解説していきます。

デジタルアイデンティティのメイン事業はウェブ広告事業です。

貴方が今見ているウェブページの広告に、貴方が興味を持つような最適な広告を掲載するシステムを提供することで、デジタルアイデンティティは利益を得ています。

どうしてそんなことができるのか?というと、実は、殆どのウェブページでは、貴方がアクセスした情報を収集しています。

そして、その情報を元に、貴方の興味を持ちそうな物を分析、そして、デジタルアイデンティティのクライアント企業の商品と、貴方の興味を持ちそうな物が合致した時に、広告を掲載するというシステムを提供しています。

これだけなら、今のウェブ広告事業を営むシステム企業の中で、珍しいことは無いのですが、数あるシステム企業の中から、上場するまでに大きくなるからには、恐らくここからの戦略に強みがあるのだと思います。

この広告事業戦略の成否はマーケティングに掛かっています。

どんな情報を持つターゲットに広告を表示するのか?

どんなターゲットが多くやってくる媒体に広告を掲載するのか?

この部分が、デジタルアイデンティティは巧みなのだと思います。

また、デジタルアイデンティティは自社内スタッフでシステムの構築、変更などを行っているそうなので、無駄な中間費用を削減すると共に、広告の効果が悪ければ直ぐに手を加えることもでき、非常に安価に、そしてクイックな対応ができる体制を持っています。

巧みなマーケティング戦略による広告効果の高さ、そして、システムの自社内開発によるクイックな対応、この2つによって、デジタルアイデンティティは上場するまでに大きくなったのだと推察できます。

デジタルアイデンティティの事業内容

デジタルアイデンティティの事業内容は、運用型広告、SEOコンサルティング、クリエイティブサービスを主要サービスとするデジタルマーケティング事業、アプリの企画・開発・運営をおこなうライフテクノロジー事業と、有価証券報告書に記載されています。

要約すると、ウェブ広告を主体とするシステムの何でも屋さんです。

具体的な事業内容は以下の通りです。

デジタルマーケティング事業

ザクッと解説で紹介した、ウェブ広告事業を有価証券報告書でカッコよくいうと、デジタルマーケティング事業と表されます。

ウェブ広告の手法として、検索エンジンを利用した運用型広告サービス、目的のサイトを検索上位に表示されるようにするSEOコンサルティング事業、それらを初め様々なサービスやシステムを組み合わせて、独自のマーケティングを活かして集客するクリエイティブサービスを展開しています。

ライフテクノロジー事業

ライフテクノロジー事業と記載されていたので、初めはメディカル的な物かと思ったのですが、デジタルアイデンティティのライツテクノロジー事業は、占いアプリの開発運営事業のことだそうです。

現在「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」をデジタルアイデンティティは運営しており、チャットでのタイムリーなやりとりと、文字数ベースでの料金設定が好評で、順調に利益を上げています。

デジタルアイデンティティの財務情報

売上
2011年12月        \90,782,000
2012年12月        \754,121,000
2013年12月        \2,120,922,000
2014年12月        \2,787,365,000
2015年12月単体  \3,607,844,000
連結  \3,606,544,000
2016年6月  連結  \2,270,288,000

経常利益
2011年12月        \957,000
2012年12月        \7,612,000
2013年12月        \27,091,000
2014年12月        \25,907,000
2015年12月単体  \81,861,000
連結  \78,518,000
2016年6月  連結  \160,266,000

純利益
2011年12月        \1,110,000
2012年12月    ▲\9,614,000
2013年12月        \7,856,000
2014年12月        \23,086,000
2015年12月単体  \42,481,000
連結  \40,238,000
2016年6月  連結  \113,408,000

一時は減益の年もありましたが、2014年から2015年、2015年から2016年の現段階、それぞれを見ると爆発的に売上、利益共に拡大しています。

本当に?と疑いたくなる程の数字です。

財務諸表から見る限り財務の健全性も高く、今後の拡大も期待できます。

日本取引所グループから公開されたデジタルアイデンティティの有価証券報告書

デジタルアイデンティティの関連銘柄

デジタルアイデンティティの関連銘柄は、広告事業契約をむすんでいる。

  • ヤフー株式会社(4689)東証1部
  • Google(GOOG.O)米国市場

の2銘柄が関連銘柄です。

デジタルアイデンティティの売上、利益が上昇すると、その一部が上記2社に流れます。

デジタルアイデンティティのIPOは買いなのか?見送りなのか?

デジタルアイデンティティのIPOは買いだと思います。

この案件は、当選したらガッツポーズをしてしまうくらいに期待ができるIPOです。

小粒の上場規模、IPOで人気のシステム企業、良好な財務諸表、対して懸念事項は上場時には見当たりません。

特に深読みすることもなく、買いで良いでしょう。

買い要因

  • 最大でも売り出し規模6億は小粒案件
  • IPOで人気のシステム企業
  • 財務諸表からの爆発的な売上、利益の推移を見る限り、今後の展開にも期待が持てる

見送り要因

  • 9/14は3社同時上場となるので、その中でも有望なデジタルアイデンティティを敢えて見送り、他のIPO企業に注力する戦略も有りです。

主幹事情報

デジタルアイデンティティのIPO主幹事はみずほ証券です。

その他の引き受け金融機関は、マネックス証券、SMBC日興証券、岡三証券、エース証券、いちよし証券、SBI証券です。

この中で、ネットから購入の応募ができるのは、みずほ証券、SBI証券SMBC日興証券、マネックス証券です。

副幹事の中に岡三証券が入っているので、後ほど岡三証券のグループ会社の岡三オンライン証券からも応募できる可能性があります。

まとめ

今回の案件は高いリターンを期待できる、楽しみな案件です。

但し、1つだけ懸念事項があります。

実は、そこそこな規模のストックオプションが2016年10月15日以降に行使される予定です。

もし、即日行使されると、その影響により価格が急落する可能性があります。

そのため、当選したら、上場後直ぐに売って利益を確定させた方が良いでしょう。長期保有予定の方も、1度利益を確定させて、それから再度3ヶ月から半年様子を見てから、購入されることをオススメします。

私は、SBI証券SMBC日興証券から応募して当選を期待します。運良く当選したら、その場でガッツポーズして、上場日をワクワクしながら待つことになるでしょう。当たってくれることを祈っています。

⇒IPO投資の当選確率を上げる方法 ~おすすめの証券会社SBI証券のIPOチャレンジポイントとは~

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