オロのIPO評価分析 ~連日続くIPOの中でも初値高騰期待のおすすめ案件~

自社開発のクラウド型ERPソフトとマーケティング支援を行なっている株式会社オロ(3983)が東証マザーズに上場します。

想定価格は1930円

BB期間は2017年3月7日から3月13日

仮条件は12月3日に1600円〜1700円に決定

公開価格は3月14日

上場日は3月24日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

今回のオロは連日のIPOが続く中でキラリと光る案件です。まずまずの利益が見込めるので参加をオススメします。

昨今多くのERPソフトがひしめく中で自社開発のERPソフトに市場余地があるのか!?と正直思っていましたが、オロは自社開発のERPソフトで堅実な業績を上げ続けているので、まだ市場余地は充分あるようです。

IPOの案件として見てみると、人気のクラウド・ネットマーケティング関連銘柄で、ロックアップの条件も良いのです。

これは期待できます。

また、同日に巨大バイオ企業が上場しますが、こちらのオロの案件の方が比べるまでもないくら位に圧倒的に良い案件ですので問題は無いでしょう。

そこで、今回のおすすめ指数は80です。

それでは、以下ではオロのIPOに関わる情報を紹介していきます。

今回のIPO参加の是非に役立て下さい。

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オロの事業内容

オロの事業内容は「自社開発ERPパッケージソフトウェア(ZAC Enterprise)の提供・保守、およびWEBを活用したマーケティング支援事業」と有価証券報告書に記載されています。

オロは自社開発のERPパッケージソフトウェア「大企業向けのZAC Enterprise」と「中小の企業向けのReforma PSA」の販売・導入・保守を行なっています。

ERPソフトとは、企業全体をシステム上で把握できるように可視化するシステムです。

このシステムを導入することで、リアルタイムで変化する企業の姿を随時把握できるようになり、企業の意思決定の際に大きな力を発揮します。

オロのERPソフトは、各社の状況を個別に細かく設定するパラメーターが設定されている事と、自社開発であることを活かした小まめな改良が好評のようです。

また、オロではマーケティング支援サービスも行なっております。

ERPソフトで状況を把握し、その結果に対してアドバイスをするという一連の流れをオロ一社で提供できます。

自社開発ソフトの光と陰

上手くいけば大儲け、下手をすれば大損する

それが自社開発ソフトです。

世の中には既に多くのスタンダードとなる有名ソフトウェアが存在します。

有名な所では、Microsoftが開発したExcel・Word・PowerPointなどです。既にスタンダードとなっているソフトウェアは市場で大きな利益とシェアを誇っています。

これをやるなら、この会社のこのソフト!と思っている方も多いでしょう。そして、中小のソフトウェア企業は、そんな中で自社開発ソフトを売り込みスタンダードソフトウェア市場に切り崩していきます。

多くの場合では、自社開発ソフトはスタンダードソフトウェアの市場を切り崩せず、、、そっと消えていきます。

そして、開発費用だけが残ります。つまり、自社開発ソフトは非常にリスクの高い投資なのです。

それでも、中小のソフトウェア企業は自社開発ソフトの開発を続けています。

それは、、、ソフトウェア会社の悲願、夢があるからだと思います。

今回上場するオロは自社開発ソフトでスタンダードな市場を切り崩した成功例と言えます。

業界人以外の人の目に入るのは成功例ばかりなので目立ちませんが、この成功の裏に数多くの自社開発ソフトが消えていっているという事実があることを覚えておいて欲しいです。

オロの財務情報

売上
2011年3月 1,445,964,000円
2012年3月 1,721,459,000円
2013年3月 2,182,367,000円
2014年3月 2,415,181,000円
2014年12月 単体 1,751,648,000円
連結 1,878,811,000円
2015年12月 単体 2,978,817,000円
連結 3,063,219,000円
2016年9月 連結 2,285,756,000円

経常利益
2011年3月 121,279,000円
2012年3月 271,060,000円
2013年3月 316,337,000円
2014年3月 216,880,000円
2014年12月 単体 155,350,000円
連結 198,655,000円
2015年12月 単体 621,269,000円
連結 677,713,000円
2016年9月 連結 480,670,000円

純利益
2011年3月 69,289,000円
2012年3月 127,796,000円
2013年3月 194,725,000円
2014年3月 124,080,000円
2014年12月 単体 105,432,000円
連結 138,234,000円
2015年12月 単体 401,514,000円
連結 452,725,000円
2016年9月 連結 316,504,000円

2014年12月期の決算はグループ化による決算期の変更に伴い変則の9ヶ月決算になっています。

業績は堅調に推移しています。売上は年々拡大を続けていますし、利益もここ数年は眼を見張る上昇を見せています。

グループ化が功を奏したのか!?大口顧客を手に入れたのか!?

具体的な要因は特定し兼ねますが、どちらにしても業績は順調そのものです。

⇒日本取引所グループに公開されているオロの有価証券報告書

オロのIPOは買いなのか?見送りなのか?

オロのIPOは買いです。独自開発したクラウド型ERPソフトを販売して堅実な業績を上げているので足元を固めた硬い事業を行なっていてると判断でき人気が高まるでしょう。

東証マザーズで約20億の規模は小規模ではありませんが、大株主に対して価格による解除条件の付かない期間のみのロックアップが掛かっているので需給要件に問題はありません。

総合的に見て初値は上昇するでしょう。

買い要因

  • 良好な業績
  • IPOで人気のクラウド関連銘柄
  • 大株主に対してしっかりとロックアップが掛かっている
  • 売出し規模は中規模で悪くは無い

見送り要因

・他の高い利益が見込めるIPOに資金を集める為に、今回のIPOを見送るという選択も有りです。

オロの関連銘柄

オロの関連銘柄は、主要顧客となるイオンリテールの親会社イオン(8267)です。

オロはイオンリテールから業績のかなりの部分を稼いでいるのでイオンリテール、引いてはイオンの事業の先行きに大きな影響を受けます。

オロ 初値予想は?

オロの初値は、公開価格から+50%辺りになると予想します。

仮に想定価格の1930円で公開されたとしたら、初値は2895円辺りになるでしょう。

今回はまずまずな利益を得られる案件となるでしょう。

オロはセカンダリーを狙える案件か?

オロは上場後堅実に初値が上昇すると予想されます。その為、セカンダリーを狙うのなら上場直ぐに買いに入るのでは無く、上場後数日様子を見て下落したタイミングで買いに入るのが良いでしょう。

オロの自社開発のクラウドERPソフトという事業性は硬いと判断されるので、値下がったタイミングで一枚噛んでおいても悪く無いです。

主幹事情報

オロのIPO主幹事は野村証券です。

副幹事は、極東証券、SBI証券、SMBCフレンド証券、松井証券マネックス証券です。

この中でネットから応募できる証券会社は、みずほ証券、SBI証券、マネックス証券、SMBCフレンド証券、松井証券です。

参加オススメの証券会社は、主幹事以外では全体の口座数か少なくネットからの当選に別枠を用意していて公平な抽選が行われる松井証券マネックス証券です。

まとめ

連日のIPOで日本の新興市場に疲れが無い事もないと思うのですが、円安のおかげで、その影響を感じさせないくらいに市場は好調に推移しています。

この円安はアメリカに依る所が大きいのですが、この調子がどこまで続くのか分かりませんが、今のうちに稼いでおきたいと思っています。

今回のオロの案件は連日のIPO案件の中でも良い案件です。

参加をオススメします。

私はSBI証券からIPOチャレンジポイントを使って参加します。

当たるも良いのですが、、、

それにしても、連日のIPOのおかげでIPOチャレンジポイントが面白いように貯まっていきます。

そして、私のIPOチャレンジポイントは140を超えて150に向かっています。

もはや、どこまで貯めたら当選するのか!?

最近は当たらなさすぎて逆に面白くなってきました、私の忍耐が試されているのだと思っています。

勝負はこれからです。この戦いを貫いて諦めなければ勝てる事を証明したいです。

参考:IPO投資を続けるメリット、継続のコツについて【2年でIPOチャレンジポイントが100に】