がん保険は約40年前のアフラック社の発売開始以来、家庭において必要不可欠な保険商品の一つにまでなりました。こと日本においては日本人は健康志向が他の国の国民より高く、また保険に対する意識も諸外国民に比べ比較的高いことから、日本は世界一の長寿国でなることが出来、また世界有数の保険大国となりえたわけです。
がん保険の重要性:国民の1/2は罹患する
しかしながらがんの脅威はいかに医療の進歩が進もうとも消えるものではなく、皮肉にも日本人の長寿化ががん罹患のリスクを高くしたと言っても良いかもしれません。がんに備えるには日頃の健康への意識も当然必要ですが、いざ罹ってしまった際の備えもあってしかるべきです。
今やがんは国民の1/2が罹る病気ですが、医療の進歩により治る病気となりました。ただし早期発見と適切な治療によればの話です。早期発見はともかく適切な治療を行うためにはそれなりの金銭が必要になります。粒子線治療や陽子線治療などの先端治療は数百万円単位でかかることもあり、がんを治すのであればしっかりとした備えが必要になります。そこで最も合理的にがん治療のための資金を用意できるのががん保険であり、ここではおすすめのがん保険をご紹介いたします。
おすすめのがん保険:上皮内がんも対象であるか?
現在日本国内においては数多くの保険会社からがん保険が販売されておりますが、その中でもがん保険を選ぶ際のポイントを絞って紹介したいと思います。
まずがん診断給付金の有無です。がんと罹患された場合にまとまったお金として一時金で支払われる給付金ですが、こちらはあることが大前提となります。がん治療には初期費用がかかるためこれに対応する診断給付金は不可欠となるからです。
次に「上皮内がん」の取り扱いについてです。
上皮内がんとは浸潤する前の初期のがんのことを指し、浸潤したがん=「悪性新生物」とは保険医学的には区別されますが、一昔前のがん保険では上皮内がんは給付金支払いの対象外でした。しかしながら現在は保険も進歩しており、悪性新生物の半分の額の支払いになるものが多いですが、それでも給付金支払いの対象となるがん保険も多く登場しています。
また、がんの治療方法には手術・放射線・投薬とがありますが、その中でも放射線治療は医学の進歩とともにその精度が非常に高まってきています。しかしながら放射線治療の治療費も高く健康保険が適用されないので、何百万円という自己負担を強いられることになります。その多くは先進医療として認定されていますが、この先進医療の治療を填補する先進医療特約を付加できることもまた一つの条件となります。
保険期間も重要: 条件を満たす低廉な保険は
そして保険期間も重要なファクターとなります。つまり定期か終身かということになりますが、医療保険の場合高齢になってもそのニーズはあるため出来れば終身保険で出来るだけ若いうちに加入できるものが好ましいと言えます。
あとは当然のことながら保険料が低廉であるに越したことはありません。この条件を満たすがん保険こそが現在最もおすすめできるがん保険であると言えます。この条件を満たすがん保険として、東京海上日動火災あんしん生命の「がん治療支援保険NEO」とオリックス生命の「BELIEVE」をおすすめいたします。
この2つのがん保険に共通して優れている点が、まず「上皮内がん」が支払対象となるだけでなく、悪性新生物の場合と同額の給付金が支払われる点です。また先進医療特約も安心できる額である2,000万円までであり、入院の有無を問わない通院給付もあります。何よりどちらも保障の手厚さの割には保険料が他社に比べ低廉であり、この2つのどちらかに加入していればまず間違いなくがんの脅威には備えられるといえるでしょう。