「いつもは布団に入るとすぐに眠れてしまうのに、生理前になるとなかなか寝付けない。」こんな生理前の不眠の症状に悩まされている女性も、多いのではないでしょうか。「生理前の症状だから毎月我慢しなければいけない。」なんて思うと、今後何年と続く生理のことなので辛くなってきますよね。少しでも不眠を改善できる方法が見つかると良いですよね。
生理前になると不眠症になる理由
ところで、生理前になると何故不眠に陥りやすいのでしょうか。
まず、生理の2週間ほど前の排卵日頃から、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と言うホルモンの分泌が多くなることが影響しています。プロゲステロンは心身のバランスを乱しやすいホルモンです。
なので、このホルモンの存在を考慮すると、「寝なければいけない。」などと寝ることを義務のように考える必要はありません。むしろ、寝ることを義務的に考えることで、焦りを感じてかえって眠りに付きにくくなってしまう可能性があります。
こんな時は、こんなふうにしたら布団にいるのが心地良くなる。と言うようなことを色々と考えてみてはいかがでしょうか。
心地よい睡眠を得るために
まずは、部屋の温度をもっとも心地良いと感じる温度にしておくのです。特に寒い時期は手足が冷えている状態では、なかなか寝付けなかったり、質の良い睡眠が取りにくいこともあります。寝る10~20分程前から、寝室の温度調整をしておくとだいぶ寝心地も変わるはずです。
それから、自分の好きな香りを利用してみるのはいかがでしょうか。日本ではあまり香りに関する文化が定着していないかも知れませんが、海外では香りに癒されながら心地良い眠りに付く方も多いようですね。アロマの経験が全くない方でも、1度試してみるとはまってしまうかも知れませんよ。
また、寝る30分にくらい前からは、睡眠モードを作っておくことも重要です。いきなり寝ようと思っても眠れないからこそ、眠る準備を少しずつ進めていくのです。こんな時にパソコンや携帯をいじっていたり、テレビに夢中になっていては、さすがになかなか睡眠モードに切り替えられないですよね。寝るギリギリ前まで家事で動き回っていても、パワフルモードでなかなか眠りに付けないかも知れません。
ストレッチをしたり、音楽を聴いたりするくらいの活動にしておくのが良いでしょう。加減が難しいですが、テレビを見るとしてもそこまで熱中しない程度の番組がお勧めです。この他には、寝る30分くらい前からくらい部屋で過ごすようにするのも、眠りに付きやすくなります。
不眠症それ自体が原因で死ぬことはない
また、不眠症それ自体が原因で病気になったり死んだりするということはないようです。不眠症を思い悩みストレスとして感じることが病気につながることはあっても、不眠症それ自体は問題ないようですね。ですのでどうしても眠れなかったら寝る必要などはありません。3時間程度目をつむり、体を休めたらそれ以降は起きて好きなことをしましょう。気分を解放してあげることで不眠症が治るケースもあるようです。
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