暑くて寝心地の悪い夜は、ひんやりとした涼感枕に頼る方もいるでしょう。エアコンを長時間付けているよりも節電になるし、良い暑さ対策のように感じますよね。
でも、寝ている時の姿勢は常に一定ではないんですよね。無意識に姿勢が変わるうちに、枕から頭が落っこちていることもありますよね。それだけならまだ良いとして、首に枕が当たっていると首の血行を悪くしてしまいます。首には顔に向かう血液も通っている訳です。もし首で血行不良が起こってしまうと、顔でも血行不良が起こってしまうと言うことです。
ただ、涼感枕が絶対に駄目かと言うと必ずしもそうではありません。使い方次第では、寝苦しい暑さを乗り越えるのにとても有効なアイテムになります。寝る時に使用する枕を出来るだけ頭の沈まない固さのものにしましょう。通常の枕でもある程度硬さががあって平らなものだと、無意識に寝返りを打ちやすくなることで体温調整がしやすくなります。
また、日中は長めのスポーツタオルで首枕を作って使用するのがお勧めです。そもそも、私たちの体は活動中に頭を前に傾けているだけで、真っ直ぐにしている時の3倍近くもの負荷を受けているようです。だからこそ、首枕で首を支えて安定させることで負荷を軽減するのです。実際に使用している方には、「肩や首のコリが改善した。」と言う方も多いようです。
では、こんな首枕の作り方をご紹介しましょう。
まずは、スポーツタオルを3つ折りか4つ折りにして、山になる部分を首に向けます。そして、コリが気になる部分に先端を当てて、窮屈に感じない程度に多少ゆとりを持って首に巻きます。目安として、1周目は指2本分ゆったりめに巻いて、2周目は顎を支えるように意識して巻くのがベストです。きつく巻きすぎると、呼吸を妨げてしまう危険性があります。
さらに、顎を支えるように意識するからと言って、顎にタオルが被さるのはNGです。タオルはきちんと顎の下に入れ込むのがポイントです。日中使用する枕も良いのですが、もちろん夜の睡眠中に使用する枕にはもっとこだわりましょう。寝る時に使用する枕は、仰向けに寝た時に首が15度くらいの角度になるものが良いようです。上手い具合に首や肩の力が抜ければ、睡眠中は緊張感なくゆったりと休むことが出来ます。
逆に、首や肩がずっと緊張した状態での睡眠は、慢性的なコリの原因になります。枕の硬さも実際に起きた状態で寝返りを打ってみて、自然に寝返りが打てるかをチェックしてみましょう。
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