エコモットのIPO評価分析 ~人気のIot事業で初値高騰すると予想~

何かと話題の物のインターネットlotを展開するエコモット(3987)が札証アンビシャスに上場する事が決定しました。

想定価格は2500円

BB期間は2017年6月2日から6月8日

仮条件は5月31日

公開価格は6月9日

上場日は6月21日です。

仮条件や追加の情報は札幌証券取引所のホームページから確認できます。

札証アンビシャス、、、日本最北市場でのIPOを振り返ると、思わしく無い結果が多かったのですが、今回のエコモットのIPOは期待できます。

エコモットが展開している物のインターネットと言われるlotは、今後の世界を変える大きな技術になると考えられており、IPOでも大人気の業種です。

更にエコモットは日本三代通信会社の一角KDDIと事業提携しており、その技術力は折り紙付きです。

売出し規模も小規模ですし、流動性に問題がある札証アンビシャスへの上場ではありますが高いリターンが期待できます。

強く参加をオススメする案件です。

そこで、今回のおすすめ指数は100です。

それでは、エコモットのIPOに関わる情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

エコモットの事業内容

エコモットの事業内容は

「IoTインテグレーション事業(IoTソリューションの企画および、これに関連する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発、ならびにクラウドサービスの運用・保守)」

と有価証券報告書に記載されています。

エコモットは自社で開発・保守しているlotプラットフォームFASTIOを活用して様々な事業を展開しています。

lotとは物のインターネット、、、つまりは、物にセンサーなどを取り付けて状態を観察、その結果をインターネットを介してサーバーなどに送り、エンジニアはその様子を離れた場所から観察することができるシステムです。。そして、この一連のlotシステムをlotプラットフォームと呼びます。

ゆりもっと

駐車場施設などに積雪センサーを設置して、施設の積雪状態をモニタリング、積雪の状態に合わせて融雪装置を作動させるサービス、このサービスによって遠隔地にいながらにして施設の安全性を保つことができるようになります。

Pdrive

社用車向けシステム、システムを導入した社用車が急ブレーキや急加速などの危険運転を行うとセンサーが、その反応を検知して、その前後の映像を自動的にサーバーに送ります。このサービスによって危険運転の防止による事故の低減が期待できます。

エコモットの財務情報

売上

2012年3月 351,233,000円
2013年3月 517,286,000円
2014年3月 592,544,000円
2015年3月 685,619,000円
2016年3月 739,987,000円
2016年12月 940,942,000円

経常利益

2012年3月 △20,113,000円
2013年3月 13,974,000円
2014年3月 58,642,000円
2015年3月 49,222,000円
2016年3月 11,572,000円
2016年12月 32,994,000円

純利益

2012年3月 △17,994,000円
2013年3月 7,815,000円
2014年3月 35,635,000円
2015年3月 35,637,000円
2016年3月 6,590,000円
2016年12月 21,584,000円

財務諸表を見ると、近年になって急激に業績が拡大しています。

この分野では多くの技術革新の為の投資が必要になると考えられるので、年度によって利益面でアップダウンがあるのは仕方がありません。

逆に利益を追い求めるよりも、投資に回して技術の優位性を高めていくことが結果として株価を押し上げるでしょう。

そして、この勢いが続けば、、、早い段階で東証への市場変更も期待できます。

札幌証券取引所に公開されているエコモットの有価証券報告書

エコモットのIPOは買いなのか?見送りなのか?

エコモットのIPOは買いです。

何よりもエコモットは、次世代の技術と呼ばれるlotを主要事業としているので、その人気は絶大でしょう。

また、売出し規模も小規模でロックアップも満遍なく掛かっています。需給面で不安な要素はありません。全力で参加して良い案件です。

買い要因

  • lotはIPOにおいて絶大な人気あり
  • 小規模の売出し規模
  • 大企業との提携締結

見送り要因

  • 特にありません

エコモットの関連銘柄

エコモットの関連銘柄は、業務提携しているKDDI(9433)と主要顧客である日商エレクトロニクスの親会社である双日(2768)てす。

エコモットは大々的にKDDIと業務提携を公表して事業を展開しており、お互いに何か問題が起これば、お互いの株価に大きな影響を与えます。

エコモットの1番の顧客はIT・通信事業大手の日商エレクトロニクスです。この企業は少し前に双日に買収され完全子会社にはなっているので双日の影に隠れて目立ちませんが、今も双日の中核企業として存在感を示しています。

エコモットと日商エレクトロニクスの間で取引関係が変われば、その影響はエコモットの株価にも波及します。

エコモットがlot技術を飛躍させていけば、自ずと関連銘柄も注目されて株価が上昇してくることも期待できます。

エコモット 初値予想は?

エコモットの初値は、高い需要を背景に公開価格から+125%前後になると予測します。

仮に公開価格が想定価格の2500円になったとしたら初値は5625円辺りになるでしょう。

セカンダリーが狙えるか?

今回のエコモットの案件ではセカンダリーは狙わない方が良いでしょう。

上場後のイメージとして高い需要を背景に上場直後に株価は急騰、その後多少は下がっても株価は高値を維持するでしょう。

しかも、札幌アンビシャスですので将来的に順調に行けば東証への市場変更も考えられ、そうなれば株価は更に上昇するでしょう。

現段階の情報を元に予測をすると株価が下がっていく要素よりも上昇する要素の方が多々あり、値下がりを期待するセカンダリーよりも、順当に買って持ち続けた方が妥当だと予測します。

主幹事情報

エコモットのIPO主幹事は岡三証券です。

副幹事は、SBI証券、エイチエス証券、上光証券、松井証券、SMBCフレンド証券、SMBC日興証券です。

この中でネットから応募できる証券会社は、SBI証券、SMBC日興証券、SMBCフレンド証券、松井証券です。

また、今回の主幹事は岡三証券ですので、後からグループ会社の岡三オンライン証券からもIPOへ参加できるかもしれません。

今回の参加オススメ証券会社は、証券会社内の口座数が少なく公平抽選の松井証と、IPOに参加するとIPOチャレンジポイントが貯まり、将来的にIPOの当選確率が高まるSBI証券の2社です。

まとめ

次世代技術を担うlotを展開するエコモットのIPOは、高いリターンが期待できる案件です。

私はSBI証券松井証券SMBC日興証券の3社から参加します。

当たれば早めのボーナスになるので、、、期待しています。

また、エコモットは私が保有しているKDDIと業務提携しているので、少し前に名前は見ていました、、、ただ、余り印象には残っていません。

まぁ、正直に言うとKDDIのニュースではエコモットに関してサラッと触れる程度だったので、lot分野での1つの投資先に過ぎないと思っていたからです。(多分これはKDDI側からの視点です)

でも、エコモットの側から見れば、KDDIとの提携はとてつもなく大きな意味を持つ事になるのだな、、、というのを、今回のIPOに際して調べて見て感じました。

物事見る視点によって大きく変わる物ですね。

願わくばエコモットのIPOに当選して、両企業を保有して共栄を楽しめるようになれると良いなと思っています。