不動産会社のGA technologiesが上場!IPO評価分析

既存の不動産仲介を過去の物にするデジタル不動産仲介会社GA technologies(3491))が東証マザーズに上場します。

想定価格は2130円

BB期間は7月6日から7月12日

仮条件は7月5日に想定価格を大きく超えた2310円〜2510円に決定

公開価格は7月13日

上場日は7月25日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

GA technologiesは中古不動産の仲介サービス「リノシー」を運営している企業です。

このリノシーはスマホやウェブサイトから様々な資金計画シュミレーション・物件の紹介,キャッシュ管理・物件売買といった今まで手間隙かけて確認・実行していたことが手元でパパッとできるということから中古不動産を扱う投資家の間で人気のサービスとなり現在急速に利用者を拡大させています。

その速度は驚異的で2017年約2000人の会員だったのが2018年には20000人目前に迫っています。

リノシーは今までの不動産仲介サービスを過去の物にする全く新しいサービスです。

同社は新興企業ながら今後の中古不動産仲介業界の台風の目になるでしょう。

さて、見方を変えてIPO投資として見ていきます。

売り出し規模は12億円と中規模ながら主要な大株主にロックアップが期間で掛かっているので需給面では問題ありません。

それに事業内容が面白いので幅広い投資家から買いが入ると期待できます。

これは期待できる案件です。

積極的な参加をオススメします。

今回のおすすめ指数は90です。

それではGA technologiesのIPO情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

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GA technologiesの事業内容

GA technologiesの事業内容は「中古不動産流通プラットフォーム「リノシー」の開発・運営、プラットフォームを通じた中古不動産の売買仲介及びリノベーションの企画・設計・施工」と有価証券報告書に記載されています。

GA technologiesのコア事業は自社で開発・運営していた中古不動産仲介サービス リノシーを活用したサービスです。

リノシーでは

中古不動産情報の観覧
不動産の売買
不動産のキャッシュ管理
不動産の集金代行
資金計画のシュミレーション
保有物件に対するリノベーション企画・設計・施工管理

等が可能です。

一般的に確認や実施に手間のかかる、これらをスマホやウェブサイトからパパッと手配確認ができるようにしたことに多くの投資家が利便性を感じており会員数は年々急増しています。

この分野は今後の拡大が大いに期待できます。

また、同社は不動産のクラウドファウンティング事業を新規で始めることを決めています。

私が思うに同社は他者の資産活用の仲介を行うことで利益を上げることを狙って事業展開を行なっています。

これは言い換えれば自社のリスクを抑えながら利益を出す頭が良い狡猾なスタイルと言えます。

GA technologiesの財務情報

売上

2013年10月 179,010 ,000円
2014年10月 703,722,000円
2015年10月 3,186,950,000円
2016年10月 5,373,624,000円
2017年10月 9,557,609,000円

経常利益

2013年10月 60,498,000円
2014年10月 40,671,000円
2015年10月 103,763,000円
2016年10月 △102,099,000円
2017年10月 336,265,000円

純利益

2013年10月 33,904,000円
2014年10月 27,098,000円
2015年10月 43,379,000円
2016年10月△133,277,000円
2017年10月 258,828,000円

売上は年々急速に拡大しています。

2016年に人員を倍増させ大規模な投資を行ったことによって赤字に転落していますが翌年には何事もなかったように回復しており借金も無いので問題無いでしょう。

自己資本比率は2割ながらROEは驚異の40%を越えて来ています。

新興企業ながら勢いと安定感を感じる財務内容です。

日本取引所グループに公開されているGA technologiesの有価証券報告書

GA technologiesのIPOは買いなのか?見送りなのか?

GA technologiesのIPOは文句無しに買いです。

売り出し規模は中規模ながら主要大株主にはロックアップが掛かっているので需給面で問題はありません。

しかも、業績も良く事業内容に特異性があることから幅広い投資家から人気を集めるでしょう。

初値を割るとは思えないので安心して期待を持って参加して良い案件です。

買い要因

  • 需給面良好
  • 業績良好
  • 事業に特異性あり

見送り要因

・特になし

GA technologiesの関連銘柄

個人顧客を相手に自社で開発・運営しているサービスを展開しているGAテクノロジーズの株価に大きな影響を与えるような関連銘柄を有価証券報告書の中から見つけることはできませんでした。

但し同社のサービスの特性上、日本の不動産市場の影響は大きく受けそうです。

同社を保有するののら長期金利や不動産市場の動向には注意しておきましょう。

GA technologiesの初値予想は?

GA technologiesのIPOは需給条件も良く将来性も期待できるので大きな上昇が期待できます。

どこまで上がるのか具体的に予想するのは難しいのですが、私は公開価格+100%辺りで初値を付けるだろうと考えています。

仮に公開価格が仮条件いっぱいの2510円に決まったとしたら、初値は5020円辺りになるでしょう。

セカンダリーが狙えるか?

GA technologiesはセカンダリーも狙えます。

同社の事業コアとなるリノシーは日本の中古不動産市場を変革する可能性を秘めたサービスです。

現段階で年々恐るべき速度でサービスを拡大しており嫌が応にも将来性を期待してしまいます。

また、近年日本政府は中古不動産市場の活性化を模索して様々な政策を進めていますが大きな成果を上げていません。

そこで、今後中古不動産市場のテコ入れの為に中古不動産市場で存在感を増していく同社のサービスを活用する可能性も考えられます。

まぁ、政策に絡むにしろ絡まないにしろどちらにしろ同社の将来性は大いに期待できるのでセカンダリー投資として今の内から保有しておいても良いでしょう。

主幹事情報

GA technologiesのIPO主幹事はSBI証券です。

副幹事は大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、岡三証券、岡三オンライン証券、東海東京証券、藍澤証券、岩井コスモ証券です。

今回のIPOでネットから参加できるのはSBI証券大和証券SMBC日興証券みずほ証券岡三オンライン証券、東海東京証券、岩井コスモ証券の7社です。

今回の幹事団の中で参加をオススメする証券会社は取り扱い本数が群を抜いて多くIPOチャレンジポイントでの当選も狙える主幹事のSBI証券、副幹事の中からは公平抽選でライバルの少ない岡三オンライン証券岩井コスモ証券です。

まとめ

今回上場するGA technologiesは大きなリターンが期待できる優良案件です。

積極的な参加をオススメします。

私は主幹事のSBI証券からはIPOチャレンジポイントを全力投入して参加し、その他大和証券SMBC日興証券 、岡三オンライン証券、東海東京証券の総勢5社から参加します。

IPOチャレンジポイントは240を超えて来ているので場合によっては当選圏に入る頃合いなので期待しています。

参考:2017年IPO投資の振り返りとSBI証券のIPOチャレンジポイントの当選目安について

数年来のコツコツ努力が報われることを祈っています。