2017年IPO投資の振り返りとSBI証券のIPOチャレンジポイントの当選目安について

さぁ、今年も12月に入り年の終わりに差し掛かってきました。

毎年この時期になると時間の経過の速さに驚いてしまうのですが、今年は去年にも増して速くなったと感じています。

これが年を取るということなのですね。本当に悲しいです。

さて今回は、ちょっと早いですが29年度のIPO投資の状況を振り返っていきます。

今年の株式市場は暴落らしい暴落も無いままに好調に推移して、ここぞとばかりに数多くの企業が上場を果たしIPO数は近年稀に見る数に登りました。

このブログでお伝えしてきたように、私は年初から市場に参加してIPOに臨んできました。

その軌跡を今回はお伝えします。

これがIPO投資のリアルな姿です。

この記事が、貴方のIPO投資の役に立つことを願っています。

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今年度のIPO市場を振り返る

12月1日の時点で確認した所、今年度は87社がIPOを行う予定です。

今年の特徴は兎にも角にもIPOの数が多かったことですね。好調な市場の波がIPOにも波及したのでしょう。

私の記憶に残っている今年の銘柄は、外資に吸収されたスシローグローバルホールディングス(3563)の復活上場、クラウド家計簿大手のマネーフォワード(3994)、ユーチューバーのマネジメント会社 UUUM(3990)、佐川急便と関連会社からなるSGホールディングス(9143)です。

※それぞれの記事はこちら

今年度上場が噂されていた、過去に上場直前に情報漏洩が発覚して上場中止になった自動機械メジャーのZMPや、日経新聞にデカデカと上場記事が書かれたフリマアプリ大手のメルカリは結局上場しませんでした。

※関連記事

これら大型案件は来年度のお楽しみですね。

今年度の私のIPO投資状況を振り返る

このブログでお伝えしているように、私は年初からIPO投資を行い上場数に対して約8割申し込んでいます。

ですが!

12月1日現段階で!

当選本数は0です。

これがリアルガチな状況です。

IPO投資ブログをやっているにも関わらず、当選0というのは心理的に辛いのですが、普通のサラリーマン投資家の資金の中でIPO投資を行なった程度では、これが実情です。

ただ、今年度最後の大型案件となるSGホールディングスに全力応募しているので、もしかしたら0ではなく1になる可能性もあります!

最後まで希望を胸に臨んでいきます。

IPOが当選しない現実と今後のアプローチ 個人投資家がIPOに当選するためには

そもそもの当選確率が低いので年間を通しても当選しないということも起こり得ると考えています。

資金量が豊富であれば話は別かもしれませんが、普通の投資家が当選するには、もう少し工夫が必要なのかもしれません。

今年度私は無理のない形が1番だと思って、特定の証券会社からしかIPOに応募をしませんでした。思い返せば、もっとアグレッシブに資金を移動させて、少しでも確率を上げる為に数多くの証券会社から参加するべきでした。

また、大和証券のポイント制のIPO抽選システムを活用することも検討した方が良いと感じています。

大和証券では株主であることや債券の購入といった特定の条件に応じてIPO抽選が有利になるシステムを採用しています。ポイント条件を意識して大和証券を活用すればIPOの当選確率を上げられると思います。

来年度のアプローチをまとめると

  • 資金をアグレッシブに動かして1社でも多くの幹事からIPOに申し込む!
  • 大和証券でポイントを稼ぎ大和証券のIPO当選確率を上げる!

という2つを行なっていきます。

特に完全抽選制度のマネックス証券カブドットコム証券といったところは狙いどころですよね。

参考:IPO完全抽選証券会社を一覧で紹介【資金力関係なく当選できるおすすめ口座】

さて、実はIPO投資に対して改善だけでなく見直さなければならない事項があります。

それは、全く当選しないSBI証券のIPOチャレンジポイントです。

番外編 全く当たらないSBI証券のIPOチャレンジポイント

現在の私のSBI証券IPOチャレンジポイントは182ポイントです。

ぼちぼち当選しても良いのではないか?と思って、有望な案件にポイントを投入して参加しているのですが全く当たりません。

そこで、色々とネットで調べてみた所驚くべき事実が分かりました。

どうやらIPOチャレンジポイントでの当選ハードルは、日々ガンガン上昇を続けていて、昨今では大きく上昇が見込めるIPOでは400ポイント、そこそこの優良案件でも300ポイント以上は無いと当選しないそうです。

今年のIPOは87件でしたが、例年60件前後のIPOが行われる中で、IPOチャレンジポイントを300ポイント以上貯めるには5年以上掛かる事になります。

勿論、SBI証券が幹事に入っている案件でなければIPOチャレンジポイントを貯めることはできませんので、5年掛かっても300ポイント貯められないということも充分起こり得ます。

更に数年後は今よりも更にIPOチャレンジポイントの当選ハードルが上昇していることも考えられるので、IPOチャレンジポイントを使ってのIPO当選は非常に難易度が高いと言わざるおえません。

いつかは当たる!

とは確かに言えますが、そのいつかは相当先です。

「一見当選への道筋が見えているSBI証券ですが、その実IPO取得難易度は非常に高い」この事実をIPO投資家は認識しておいた方が良いでしょう。

関連記事: IPO投資を続けるメリット、継続のコツについて【2年でIPOチャレンジポイントが100に】

IPOチャレンジポイントの現実を知った上でSBI証券でのIPO投資スタンス

では、この事実を知った上でどうするのか?と言うと私はSBI証券でのIPOへの応募を継続します。

しかし、投資スタンスは大きく変更します。

では、ここで投資スタンスを語る前に、改めてSBI証券でのIPO抽選システムを確認します。

  1. 抽選システム1.全体の70%を口数による抽選を行い配布
  2. 抽選システム2.全体の30%をIPOチャレンジポイントの上位順に配布

この2つがSBI証券のIPO抽選ルールです。

抽選システム1は資金量が多ければ多いほど口数が多くなるので当選確率が上がりますが、資金量が少なければ当選は非常に難しいです。

資金量のラインが読めない上に当然目安も無いので資金量を調整することもできません。

そして、抽選システム2は当選までに非常に時間が掛かります。

これらの条件を考慮した結果、私は今まで定期預金などで管理していた余裕資金をできる限りSBI証券に入金して資金量を増やして資金が許す限りの口数でIPOに応募する事にしました。

今までよりも資金量が何倍にもなるので、この方法によって当選確率は確実に上がります。

ただ、他の証券会社から参加する為に必要な資金は別にしないといけませんし、そもそものサラリーマン投資家の資金量は高が知れているので、当選確率は高くは無いということも分かっています。

ですが、悲しいことに他にこれといった方法も無いので、SBI証券でIPOを狙うのならこれしか方法は無いと思います。

とりあえず、この方法を1年間継続してみて来年の結果を見てから、その後の展開を考えていきます。

悲しい現実ですが、どうせ定期預金で資金を持っていても増えませんし、利益が期待できる分野に投資すると考えれば悪くは無い選択だと思います。

期待を胸に来年も頑張ります。