日経平均の暴落後の狙い目の株銘柄はどこだ?今後の見通し

2/6、日経平均は一時1600円を超えて下落しました。

終値では少し戻し1000円を超える下落となっていますが、ここ最近の上昇相場から流れが変わったと実感する出来事でした。

そして、2/9にはまた下落していますね。

ここから一気に厳しい相場に入るのか?はたまた、切り返して上昇するのか?

この先は誰にも分かりませんが私なりに予想して投資方針を変更していきます。

何かの参考にして頂けたら幸いです。

暴落のキッカケは?

さて、まず皆さんが気になっているのは「今回の暴落のキッカケ」ではないでしょうか?

私は今回の暴落は「米国債の長期金利の上昇予想」がキッカケになったと見ています。

ここで面白いのが実際には大きく金利が上昇した訳ではないということです。

今の段階では米国債の金利が上がりそうだなという雰囲気です。

その雰囲気をキッカケに米国の株価は大きく下落、それに伴い世界中の国の株価が下落しました。

また、今回の下落は下落を察知したコンピュータがシステム取引によって文字通り機械的に売りを殺到させたことが下落幅を拡大させたという情報もニュースサイトで噂されています。

米国利上げの今後の見通し

今後実際に米国債の金利が上昇する確率は高いです。

税制改革によってドルの価値は低下して株価も上昇の一途を辿り、追い掛けるように個人消費・労働環境も改善しました。

ここらで金融の引き締めに入るのは自然な流れでしょう。

そして、米国債の金利が上昇すれば株価には値下がり方向に作用します。

勿論FRBは徐々に利上げを行うとは思いますが、株価が利上げ幅を織り込むまで落ち着かない展開が続くでしょう。

私は下降トレンドしていくと予想します。

参考:NYダウ、日経平均が大暴落した原因は利上げではなくイエレンFRB議長の交代によるものか?

これからの投資方針は?

私は世界的な株高を受けて1つの商品で様々な資産に分散投資ができる「eMaxis slim 8資産バランス」を日々積み立てていました(参考:私のメインンの投資信託「eMaxis slim8資産バランス」がなぜおすすめなのか書いてみる。)が、これからは株価は下降トレンド入りしていくと期待して

先進国株式:新興国株式:日本株式を6:3:1

の世界のGDP比率で積み立ててることにしました。

下落している資産を積み立てるのか?

と不思議に思うかもしれませんが、世界経済が拡大を続けていくのなら世界の総資産量は拡大を続くでしょうから、いつか株価は再度上昇するでしょう。

今目先では下落してくかもしれませんが、将来的な上昇を見込んで今の内から積み立てていきます。

10年〜20年先を見据えてやっていきます!

参考までに投資した投資信託を紹介します。

つみたてNISA

  • eMaxis slim 先進国株式
  • eMaxis slim 新興国株式
  • eMaxis slim 日本株式(TOPIX)

機動的にコストを引き下げてくれるのでeMaxis slimシリーズを選びました。

参考:つみたてNISAにおすすめの証券会社はどこか?選び方のポイント

イデコ口座

  • DCニッセイ外国株
  • EXE-i 新興国株
  • DC 三井住友 日本株 S

SBI証券のイデコ内のラインナップの中から低コストのインデックスを選んだらこうなりました。

個人的にはeMaxis slimシリーズをSBI証券のイデコラインナップに加えて欲しいです。

暴落時に買いで入るのは非常に難しく、中々実行できる人は少ないでしょう。

つみたてNISAやイデコは事前に決めた設定でオートマチックに積み立て買付が行われるので、人の気持ちが介入しづらく暴落時にも淡々と買い続けられるので、その時は一旦評価額がマイナスになっても、その数年後には良い結果となる…という展開を狙っています。

私が下落時にセカンダリーで狙っている銘柄

私は投資のメインは低コストのインデックス投資信託をメインにしていますが、暴落時にピンポイントで個別株式に投資をしています。

・オリックス(8591)

リース国内首位で世界中で様々な事業を展開している優良企業です。業績も安定拡大しており配当金・株主優待も充実しています。

株価の上昇に伴って売却したのですが、株価が1800円前半に入ったら買い戻したいですね。

・JPX(8697)

株式のやりとりを行う日本証券取引所グループです。事業が無くなることは無いだろうと思える安定感がありながら業績も好調です。

株主優待のQUOカードを長期保有に応じて増えるという株主フレンドリーな姿勢も好感を持ちました。

株価が1700代に突入したら是非食い込み長期保有したい銘柄です。

・JT(8697)

今回の暴落で購入して銘柄です。

日本国民なら知らない人はいない元国有たばこ企業です。

現在も株式の3割は国が握っており政治色が出るのではないか?と不安に思う方も多いかもしれませんが、本部はスイスにあり世界中の優良たばこ企業を買収して回っており、日本企業とは思えぬアグレッシブな企業経営を行なっています。

配当金は4%近くまで上昇しており積極的に株主還元しているのもGOODです。

株主優待が今一つなラインナップなので、いっそのこと株主優待を廃止して配当金に回して欲しいのですが…チャンスがあれば提案してみたいですね。

・ピジョン(7956)

世界展開しているベビー用品メーカーです。メイドインジャパンを上手いこと使いながら世界中で荒稼ぎしています。

この規模で財務基盤は鉄壁で債務は殆どありません。個人的には多少借り入れて積極的に攻めても良いのではないか?と思いますが、現状で業績は絶好調なので何も言えません!

東南アジアといった新興国にも触手を伸ばし、今後の事業展開も期待できることから株価が3000円代に突入した辺りで買いに行く予定です。

・NTTドコモ(9437)

株価の上昇に伴って売却した銘柄です。

NTTの稼ぎ頭で日本1位の携帯電話事業者です。事業の安定性は高く配当金も積極的に出してくれる優良企業です。

配当金が4%代となる水準の株価で買い戻したいです。

今回の暴落でも4%代に入ったのですが一瞬で戻してしまったので買い戻しに失敗しました。悔しいです!でも、焦らずに次のチャンスを待ちます。

・伊藤園 優先株(25935)

伊藤園ではなく、これは伊藤園の優先株です。既に200株保有しているのですが定期的に買い増していきたい銘柄です。

今回の暴落でも3%も下落しない安定感を持ちながら、伊藤園の配当金+25%の高い配当金を約束された素晴らしい銘柄です。

議決権がないというデメリットがありますが個人投資家で買える範囲で議決権を行使した所で意味なんかないので、伊藤園の普通株式よりも、私は伊藤園の優先株を買うことをオススメします。

それに、株価も普通株式の半額程の少額で投資できるのでお得感があります。

まとめ

今回は暴落のキッカケから、今後の相場の展開を予想していきました。

これから私は徐々に下降トレンドに入っていくと読んでおり投資家が幸せだった季節は終わりを告げたと思っています。

今後資産の株式の割合を増やしメインの資産形成ではインデックス投資信託を利用した逆張り投資を実施していきます。

そして、今日の突然の下落のタイミングで個別銘柄をピンポイントで買い増していくつもりです。

オススメの銘柄紹介書いていきましたが、個別銘柄を狙うのなら事前に具体的な購入ラインを決めておくことをオススメします。

正直、暴落時に買いで入るのは怖いです。

何年やっていても誰でも怖いと思います。

でも、そんな時でも明確なラインを決めておけば市場の混乱の中でも買いすすめる助けになるでしょう。