CMでもお馴染みのクラウド型家計簿アプリ、マネーフォワード(3994)を運営している、アプリ名そのまま社名のマネーフォワードが東証マザーズに上場することが決定しました。
想定価格は1330円
BB期間は2017年9月13日から9月20日
仮条件は9月12日に1350円〜1550円に決定
公開価格は9月21日
上場日は9月29日です。
仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。
マネーフォワード!
クラウド型家計簿というIPOで人気の事業であり、知名度も抜群です。
テレビCMやネット広告もガンガン流していることが功を奏して利用者は500万人を突破、最近では新事業として小規模事業者向けに確定申告サポートサービスの提供も行なっており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。
IPO案件として見ても、高い期待感から初値は上昇すると期待できます!
本当に楽しみな銘柄です。
是非、参加をオススメします。
そんな思いを反映して今回のおすすめ指数は85です。
それでは、マネーフォワードのIPOに関する情報を解説していきます。
是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。
目次
マネーフォワードの事業内容
マネーフォワードの事業内容は「自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』の提供をおこなうPFM事業、法人・個人事業主向けクラウド型サービス『MF クラウド会計・確定申告・請求書・給与・消込・マイナンバー』といった6つのバックオフィス向けMF クラウド事業など」と有価証券報告書に記載されています。
マネーフォワードの主な事業はクラウド型家計簿サービス マネーフォワードと、中小事業者向け財務支援サービスMF クラウドの2つです。
マネーフォワードは個人顧客を対象として自動で連携した金融機関や企業から預金残高や利用費用を収集して自動で家計簿に反映して簡単に資産状況を把握できるサービスです。
最初の設定さえ行えば、後は自動で行われるので大変便利で重宝します。
現段階で利用者は500万人を突破しており、クラウド型家計簿サービスとしてはトップクラスのシェアと知名度を誇っています。
また、マネーフォワードのサービスは基本的に無料で利用できるのですが、月に500円支払うことで、提携金融機関数を11社以上にできる、過去データを1年以上保存可能、将来のシュミレーション、財務アドバイスを受けることができます。
そして
マネーフォワードforなになに
といった形で多数の大企業と提携してマネーフォワードのサービスを提供しており、企業毎にカスタマイズしてサービスを提供することで導入費用、ランニング費用を得ています。
また、マネーフォワードではMF クラウドと言う名の中小事業向けに財務支援サービスを行っています。
Webサービスによる財務支援を行いながら、中小企業の財務で必要となる書類の作成を行えます。
年間8800円という安価な料金設定と、手厚いサポートが好評で利用者の9割がMF クラウドを使い続けたいと評価しています。
マネーフォワードとMF クラウド
どちらの事業でも着実に市場シェアを拡大させており、大いに今後が期待できます。
マネーフォワードの財務情報
売上
2013年11月 3,550,000円
2014年11月 76,133,000円
2015年11月 441,700,000円
2016年11月 1,542,178,000円
2017年5月 1,202,827,000円
経常利益
2013年11月 △106,903,000円
2014年11月 △543,389,000円
2015年11月 △1,133,819,000円
2016年11月 △882,592,000円
2017年5月 △679,453,000円
純利益
2013年11月 △107,169,000円
2014年11月 △549,683,000円
2015年11月 △1,142,110,000円
2016年11月 △888,972,000円
2017年5月 △683,328,000円
売上は確実に力強く上昇していますが、同時に事業投資も増えており赤字続きです。
財務が赤字で不安を感じる方もいるかもしれませんが、マネーフォワードのような個人顧客にサービスを提供している新興企業はガンガン投資してシェアを拡大させていくことが必要不可欠です。
私は赤字になってもガンガン投資できるガッツに対して頼もしささえ感じます。
それに、いざとなれば投資を辞めることで直ぐに黒字化すると考えられるので不安はありません。
赤字でありますが期待できる財務諸表です。
⇒日本取引所グループに公開されているマネーフォワードの有価証券報告書
マネーフォワードのIPOは買いなのか?見送りなのか?
マネーフォワードのIPOは買いです。
市場では、既にマネーフォワードの今後の事業拡大が大いに期待されています。
その為、多少売り出し規模が大きい、大株主にベンチャーキャピタルがいるといったマイナス要因も、将来の成長期待にかき消されて、上場後の初値は公開価格からある程度上昇すると予想できます。
迷わす参加をオススメします。
買い要因
- 将来性抜群
- 高い知名度
- 多くの企業と提携
見送り要因
- 現段階で赤字
- 売り出し規模大き目
- 大株主にベンチャーキャピタル多数
マネーフォワードの関連銘柄
何かと見かける『マネーフォワードforほにゃらら』というサービスは、マネーフォワードのサービスを他の企業が代理して提供するビジネスモデルで、広い意味で提供企業は全てマネーフォワードの関連銘柄になります。
多くの企業がマネーフォワードのサービスを提供しているのですが、その中でも大手は、NTT(9432)、KDDI(9433)、ソフトバンク(9434)です。
ただ、マネーフォワードの収益の要は個人顧客です。
その為関連企業とどうこうなって株価が影響を受けるというよりも、何か個人顧客との間で情報流出などの問題が起こることの方が株価に大きな影響を与えことになるでしょう。
マネーフォワードの初値予想は?
マネーフォワードは、クラウド型家計簿という今後の成長が期待できる事業性によりIPOでは人気が出でて、売り出し規模の大きさを物ともせず、上場直後株価は力強く上昇するでしょう。
ただ、大株主のロックアップが公開価格+50%で外れるので、その後の上昇は厳しくなり、最終的に初値は公開価格+60%〜+70%辺りになると予想します。
仮に公開価格が想定価格の1330円になったとしたら初値は2128円〜2261円辺りになるでしょう。
セカンダリーが狙えるか?
今回上場するマネーフォワードは、今後の成長が期待できる事業性を持っているのでセカンダリーを狙えます!
同社の主力サービスであるクラウド型の家計簿を使う顧客は着実に増加しており、サービスに付随して様々な新しいサービスを提供することも期待できます。
現段階で仕込んでおけば、将来大きな利益を上げられる可能性は充分あるでしょう。
私は当選したら、将来の株価上昇を期待して長期保有するつもりです。
主幹事情報
マネーフォワードのIPOはSMBC日興証券とマネックス証券のダブル幹事です。
副幹事は、みずほ証券、東海東京証券、いちよし証券、静銀ティーエム証券、SBI証券、松井証券です。
今回のIPOでは、SMBC日興証券、マネックス証券、みずほ証券、東海東京証券、SBI証券、松井証券からネット応募することができます。
今回の参加オススメ証券会社は、何と言ってもマネックス証券です!
マネックス証券は普段のIPOでも引き受け数に対して公平抽選の割合が多く、他の証券会社と比較して個人投資家の当選確率が高い証券会社です。
そのマネックス証券が、今回は当選本数の多い主幹事となっているので、他のどの幹事から応募するよりも今回のIPOではマネックス証券から応募するのが最も当選確率が高くなると考えられます。
マネックス証券の口座を開設しているのなら、今回は絶対マネックス証券から参加するのが良いでしょう!
参考: IPOで個人投資家に有利と評判のマネックス証券を検証【完全公平抽選方式】
それと、余裕があれば参加することでIPOチャレンジポイントが貯まるSBI証券からも参加しておくことをオススメします。
まとめ
とうとう、近々上場すると言われていたマネーフォワードが上場しますね。
とっても便利な同社のサービスを利用している人も多いのではないでしょうか?
実は私も同社のサービスを利用しているのですが、使い始めると自分の資産を簡単に把握できるので大変重宝しています。
こんなに便利なのだから、もっともっと利用者は拡大していくであろうと思います。
同社のサービスの応援も含めて、今回はSMBC日興証券、マネックス証券、SBI証券の3社からIPOに参加します。
もし、当選したら長期保有して成長を楽しみながら株価上昇の恩恵を得ようと考えています。