50歳代という年代は人生の中間点から晩年へ向かってゆく最初の頃合いとなるでしょうか。
それまで思うがままに動いていた身体も、そろそろおかしくなってゆき、体力への不安を感じ始める時期となります。
しかしながら、それまでの人生経験によって積み重ねられたいくつもの「体験」はこれからの進路に大きな方向性を与えてくれるきっかけにもなってきます。
そんな中の一つに「趣味」も入ってくるでしょう。これから60歳代を迎えようという岐路に立つ私にとっても趣味というものは残りの人生に大いに生き甲斐というものを与えてくれるはずです。
そこで今(2018年11月現在で58歳)の私がはまっている趣味の数々をご紹介してゆき、同年代の方々からの共感を得られるかどうかは別として、ますますその趣味に没頭して残りの人生に幅を持たせる事が出来るよう、自分に勇気を与えるきっかけ作りの一環として書いて参りたいと思います。
何分、私の「好み」が最優先されております。全ての50歳代の方にはまるかどうかは別物としてお読みくださいね。
Contents
50代おすすめの趣味①:CS放送
まず、今の私が最も時間を割いて行っている趣味の一つがこの「CS放送」でしょう。
もう皆さんもご存じのサービスだと思います。
テレビ放送がそれまでのブラウン管形式のテレビから脱却して衛星を使った「地上デジタル放送」に移行し地デジ対応テレビに買い替えた記憶もまだ新しい事だと思います。
なぜ、CS放送が優れているのか?
さてここで取り上げますCS放送とは、誰でも今まで通りの感覚で視聴できる民間放送とは違い、別途視聴料金を支払い、必要な受信環境を整えて初めて見ることができるテレビのサービスの事になります。
このCS放送、番組内容のほとんどは各民放が過去に放送した番組の再放送、というのが基本的なラインナップです。
しかし、テレビというものが産声をあげたのが1953年。
既に65年という歳月が流れています。その間に放送された番組の数は膨大。
そして今もなお、毎日新しい番組が陽の目を見ているのが現実です。
つまり提供する番組に不足感が出ることなどほぼあり得ない状況だと言えるのです。
それでもってCS放送の何がそんなに優れているのか、というと全てのCS放送が「デジタルハイビジョン形式」での放送されているところなのです。
と、言いますのは、今のハイビジョンテレビで過去のブラウン管時代の録画機で録った番組を見たら恐ろしいほど画質が劣化しています。現状のテレビの走査線の企画にあっていないからです。
しかし、きちんとデジタル処理を行ってくれているCS放送ならばそのような問題も一気に解決して見ることができるのです。そこがCS放送の優れた技術の結晶だということが言えるでしょう。
現にレンタルショップでDVD仕様の作品を今の地デジテレビで見たら、恐らく画面の粗さやにじみに違和感を覚えるでしょう。それだけ私たちの目は現行のハイビジョン画質に慣れてしまったのです。
画質が優れている。これがCS放送の文句のない最大の「売り」であると私は思っているのです。
お気に入り番組の宝庫
さて、次にCS放送にはまってしまう理由の2つ目をご紹介致しましょう。
それは何といっても見たい番組がバラエティに豊富に揃っている、とう事です。
この理由を決定づけてくれる根拠は、現状のレンタルショップに行ってもここまでラインナップが揃っていないからなのです。
「映画」「ドラマ」「アニメ」「動物」「自然」「ドキュメンタリー」「スポーツ」「音楽」などなど。ここに紹介致しましたジャンルは私が好んで見る番組のジャンルです。
これらのジャンルの番組を、自分の気に入ったところだけチャンネルを選んで見たらいいのですからレンタルを探しにわざわざショップまで行く手間や時間を大幅に節約できる、という結論になるわけです。この気軽さがCS放送の醍醐味といえるでしょうね。
さて今の地上波の番組、そのほとんどが情報提供番組やお笑い芸人中心のバラエティ番組とに席捲されていると思いませんか?
毎日、テレビをつけたらいつも同じ面々が画面に映って、毎度同じ調子で当たり障りのない内容で番組を淡々と放送する。この繰り返しです。
ハッキリ言って「見たい」と思わないのが今のテレビ番組の現状です。
ドラマにしてもそうです。話の中身が大体、似たり寄ったり。そりゃテレビが始まって65年。もうほとんどネタはやり尽されています。過去の中身と似通った内容になるのも無理はないでしょう。
そこにきて出演者の演技力のなさ。これも無理からぬ話しかもしれません。昔のような役者稼業専門の俳優さんが非常に少なくなってきていますから。
今のドラマ、必ずと言っていいほど某大手のアイドルお抱え事務所のタレントが出演しています。そして脚本もその人気者のために書かれています。幼稚な演技力につまらない脚本。
しかし、テレビ局は何とかして数字の取れる売れっ子スターを使いたいからどうしても毎回、同じようなパターンの番組になってしまう…。
加えて今の俳優さんたち。演技に凄みがなくなりましたね。上手い、と言われている俳優さんたちですらそう思ってしまいます。これも放送の倫理規定が増えすぎた弊害なのでしょうか?
そういった意味ならば昔のドラマを見ている方がはるかに面白いのです。俳優さんたちの演技力に明らかな差を感じます。これも時代の趨勢による監督や演出家たちを含めた制作サイドの力量の低下なのでしょうか?
とにかくCS放送はそのような杞憂を吹き飛ばさせてくれるパワーを感じるのです。これも制約の少なかった「昭和」という時代の賜物なのかも知れませんね。そういった今の時代に横たわっている「規制」や「しがらみ」といったものにまだ浸食されていなかった時代の作品ばかりだから面白いのでしょう。
今のテレビがこの調子で面白くない番組ばかり放送してゆくのなら、CS放送に期待する私の考えはますます、強くなるばかりでしょうね。
参考:50代におすすめしたい趣味はCS放送!私の最高の娯楽を熱く語ります。
50代におすすめの趣味②:筋トレ
50代の私がはまっている趣味の2つ目は「筋トレ」です。
筋トレとはもうかれこれ25年以上の付き合いになっていますね。初めてジムに通ったのが32~33歳の頃。やろうと思ったきっかけは決してマッチョムキムキの体になりたかったわけではなく「五十肩」を何とかしたかったからです。
いやはや、お恥ずかしい動機ですが、真剣に30代の前半で方が上に上がらなかったのです。
「こりゃまずい、きっと筋肉が減ったからだろう」という判断の下、早速職場近くのフィットネスクラブに行ったのが筋トレを始めたきっかけでした。
それ以来、約25年。今では自宅にネットで購入したケーブル式の筋トレマシンを使って週1回ペースでトレーニングを継続している感じでやっています。
まあ、筋トレは別に50代だから、の趣味ではありませんよね。20代の人もたくさんやってらっしゃるでしょうし、もっと年齢が上の方でもやっています。私がジムに通っていた頃は私よりも高齢の方がたくさん、いらっしゃいました。皆さん、自分のペースで筋トレをやっていましたね。
筋トレって義務的にやろうとしたら、多分、続かないものだと思うんですよね。ハッキリ言って物凄く「地味」だからです。要はウエイトの上げ下げ。これだけですからね。競技っぽいものでもないし、得点を競って楽しむ、なんてことも全くありませんから。
筋トレを継続させる秘訣って一体、何なのでしょうね?私自身は今までそんな疑念に取りつかれたことがなかったので考えたこともありませんでした。
筋トレってやればやっただけ筋量アップ、出来るんですよ。それは意識して目視すればすぐに分かります。特にやり始めで筋肉があまりなかった人ほど、効果が目に見えてわかるはずですね。
でも、ある程度ベテランになっていくと筋量アップが中々達成できなくなっていきます。それは高重量を持ちあげるのに限界を感じるからです。
私も55歳以降からはこれに悩まされています。つまり重さに挑戦すればするほど筋や体の各部を痛めてしまう、という事です。健康のためにやっているはずなのにそれで体を痛めてしまう。全く矛盾した行為ですね。これではやっていて「楽しい」と感じる事は出来なくなってしまい筋トレを辞めよう、と思ってしまいますよね。
そこで最近の私、ペースをかなり落としました。今までは10回×3セット、といった感じで筋肉を痛めつけていたのですが、どの種目も1セットだけにしました。その代わり1日で体の全パーツの筋肉、トレーニングしています。
まあ、こんな感じで年齢相応のやり方に変えていかないと気持ちが遠のいてしまうのかも知れませんね。2年後には60歳という「還暦」を迎えるこの私。
いつまでも若かった頃のようなルーティンでは身体が拒絶反応を示す、という事でしょう。好きなものはいつまでもやりたいですから臨機応変にやり方を変えるのも重要でしょう。
50代におすすめの趣味③:ガーデニング
私が思う50代の趣味の3つ目は「ガーデニング」です。
元々、花や樹木が好きだった事もああって、昨年あたりから一気に「ガーデニング」に傾倒していきました。
家には庭と呼ぶよりも「花壇」程度の土のスペースがあったのでそこに思い思いの花や樹木を植えて楽しんでいます。
ガーデニングに素晴らしさは、ただ単に花や樹木を愛でるだけでなく、その草花を植える事によって起こる風景の変化、に趣があるのではないでしょうか?
例えば、春になれば一斉にいろいろな花が咲きます。今年は球根植物(ヒヤシンスやクロッカス、グラジオラスなど)をまず花開き、それを前後して(というか昨年のクリスマス頃から)ロウバイが大量の花をつけてくれました。
このロウバイ、物凄く香気が強いまさに春を誘ってくれるかのような勢いを感じさせてくれる樹木なのです。
ついでハナミズキが一斉に開き、金シバイといった背の低い草花も開花します。
しばらくあしたら初夏の頃に様々なユリが開花してくれました。本当に今年1年はたくさんの花々の開花を楽しむことができました。
そしてガーデニングの楽しみはそれだけにとどまりません。花壇にじか植えしたものは仕方ないですがプランターに植えたものは自分の好きなようにレイアウト変更が出来ます。このレイアウトの変更、いい気分転換になります。草花によっては背が高くなったり、早々に枯れてゆくものもあります。それらを思い思いに配置換えをして景観を変更していく楽しみは、小さなスペースとはいえ、いい頭の休養になっています。
勿論、草花は生きていますのでそれ以外の世話も発生します。伸びすぎた枝は剪定しなければいけませんし、雑草も生えてきます。これらの処置を放棄してしまうと景観は大変な事になります。
そこに人間の手を加える事によって今の住まいとの調和を図っているわけです。
まあ、ガーデニングは盆栽と似ているところもあるのかもしれません。とにかく植物相手の手入れは完全なる「自己満足」の世界です。これがたまたない魅力なのかもしれませんね。
愛情をかければ植物もそれ相応に答えてくれる、といった感じでしょうか?
(初夏に咲いてくれていた花たちです!今は球根となって来年を待ちます)
最後に~今後の趣味候補について
さて今回のテーマも締めの段階に来ました。ここで最後にもう一度、ここまでをおさらいしておきますと、
- CS放送…ハイビジョン画質で昭和の傑作番組を堪能できますよ。今の時代のテレビ番組がつまらない、という方にはピッタリです。
- 筋トレ…年齢に見合ったトレーニングを行えばとことんまで付き合えるでしょう。
- ガーデニング…完全なる自己満足の世界を堪能できますよ。植物は愛情をかければ裏切りません。
という事になっていました。
さて、今回は「CS放送「筋トレ」「ガーデニング」といった3つの私の趣味をご紹介致しましたが、実はこの先もう一つの柱になるかもしれない趣味を最後にご紹介しておきましょう。
それは「フィギュア制作」です。
「フィギュア」と聞けば多くの方は「萌え―」系のオタッキーな少女系キャラのやつを想像するのではないでしょうか?
しかし残念ながら私の嗜好はそちらに行っていません。行っているのは昭和の頃の子供時代にさんざん、私の胸を熱くさせてくれた「怪獣くん」たちなのです。
つまり東宝のゴジラシリーズ、円谷プロ制作のウルトラシリーズに登場するキャラクターたちなのです。
(この辺は既製品の完成品ですね。早くこんなのを制作してみたいです)
(上:一応、塗料も揃えてあります)
(下:早く完成させろと怒っています)
昨年あたりからもうすでにネットオークションサイトを通じて50点以上の買い物をやっています。
完成品もあればこれから組み立てて着色していくものもあります。これらを片付け終わったら今度は一から自分で制作していこうかな、と思っています。
既にそれ用の道具や器具はかなり揃えています。後は取り掛かるタイミングだけ。これが軌道に乗ったら4つ目の趣味として私の人生後半のかなりの時間を使う事になるでしょう。
人間、60を超したら否が応でも脳が衰えます。そこに「制作」「創造」という分野を足せば頭の老化を少しでも緩和できる、と踏んでの事です。
まあ、とにかく今はもう少し気長にやって参りましょう。
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