SNSを活用した転職サイト『Wantedly』を運営するウォンテッドリー(3991)が東証マザーズに上場することが決定しました!
想定価格は880円©
BB期間は2017年8月30日から9月5日
仮条件は8月29日に880円から1000円に決まりました。
公開価格は9月6日
上場日は9月14日です。
仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。
ウォンテッドリーは就職活動にSNSを選考に使う!というネットでのやり取りに自信の無い私が利用したら採用確率が激減しそうなサービスを提供している企業です。
SNS!
このサービスの利用者がいるのか!?
と思ったのですが、ウォンテッドリーの公表では年々利用者が増加しているそうです。
私の時代とは就職活動のやり方が大きく変わってきたのですね。
IPOの案件として見ると、とにかく売り出し規模が極小規模ですので需給関係で株価は大きく上昇すると期待できます。
上場後に初値割れすることは無い案件だと思いますので、安心して参加して下さい。
今回のおすすめ指数は70です。
それでは、次項ではウォンテッドリーのIPOに関する情報を解説していきます。
是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。
ウォンテッドリーの事業内容
ウォンテッドリーの事業内容は「ビジネスSNS『Wantedly』の企画・開発・運営」と有価証券報告書に記載されています。
ウォンテッドリーの主な事業は自社運営しているSNSサイトWantedlyを中心に行われています。
このWantedlyのサービスは日本で約80万人が利用しており、なかなかの規模のSNSです。勿論就職活動のSNSとしては最大規模です。
俄かには信じられませんがWantedlyで募集を行う企業の約7割は、ウェブ広告以外の独自の流入による物と有価証券報告書に記載されており、多くの企業がクライアントの獲得にウェブ広告を活用しているのとは対象的です。
それだけ新しい形の募集方法を企業が求めているということなのかもしれませんね。
Wantedlyを活用することで企業は学生に対してビジョンを提示してマッチングを行うことができます。
つまり、要約すれば条件面などで勝負できない企業が独自の切り口で自社の魅力をアピールすることができる!ということです。これは条件面で大手企業とガチンコ勝負できない中小企業にとって利用価値は高いでしょう。
また、このWantedly内では、学生とのやり取りだけでなく企業内でのメッセージのやり取りや応募者の管理といった採用を進める上で便利に活用できるサービスが用意されており、企業にとって活用しやすいように工夫されています。
サービス開始から現在まで一貫して利用企業・ユーザー数・アクティブユーザー共に純増しており順調にサービスを拡大しています。
新しいな!と感じる新事業体だと思います。
ウォンテッドリーの財務情報
営業利益
2012年8月1,019,000円
2013年8月34,454,000円
2014年8月169,405,000円
2015年8月450,657,000円
2016年8月840,284,000円
経常利益
2012年8月-11,343,000円
2013年8月-4,885,000円
2014年8月7,060,000円
2015年8月-2,588,000円
2016年8月120,859,000円
純利益
2012年8月-11,523,000円
2013年8月1,817,000円
2014年8月3,717,000円
2015年8月-2,669,000円
2016年8月77,803,000円
ウォンテッドリーは直近の決算で黒字転換を果たしました。
来期も順調な業績拡大が予想されており新興企業らしい財務諸表です。
長期で投資するつもりにはなりませんが、IPOとして参加するには悪くない財務状況です。
⇒日本取引所グループに公開されているウォンテッドリーの有価証券報告書
ウォンテッドリーのIPOは買いなのか?見送りなのか?
ウォンテッドリーのIPOは買いです。
ウォンテッドリーの事業性や財務諸表云々よりも、とにかく売り出し規模が極小規模ですので需給関係で株価は大きく上昇すると予想されます。
大株主のロックアップが外れる公開価格から+1.5倍までは手堅く、それ以降の展開は大株主の動き次第になるでしょう。
買い要因
・売出し規模極小規模
見送り要因
・特にありません。
ウォンテッドリーの関連銘柄
ウォンテッドリーの関連銘柄は大株主にも名を連ね事業でも結びつき持つ大手ネットメディア企業 サイバーエージェント(4751)です。
サイバーエージェントは大人気メディアAbemaTVを運営する大手ネットコンテンツ企業です。
同社は潤沢な資金を様々な新規ネット事業に投資しておりウォンテッドリーも、その中の1つでしょう。
今後同じネット事業ということでサイバーエージェントとウォンテッドリーが連携して事業展開することも予想できますし、株式の10%を握るサイバーエージェントの経営が揺らげば株式を売却することも考えられます。
サイバーエージェントはウォンテッドリーの株価に影響を与える関連銘柄として無視できない存在です。
ウォンテッドリー初値予想は?
ウォンテッドリーの案件は売り出し規模が極小ですので需給関係で上場後株価は高騰するでしょう。
しかし、その後大株主のロックアップが外れてからは需給が緩み株価の上昇も抑えられると考えられるので、最終的には公開価格から+1.5倍から2倍で初値は確定すると予想します。
仮に公開価格が想定価格の880円になったとしたら初値は1320〜1760円辺りになるでしょう。
セカンダリーが狙えるか?
今回のウォンテッドリーの案件でセカンダリーを狙えるか?判断するのはとても難しいです。
ウォンテッドリーのSNSを活用した転職サイトの将来性は未知数です。
新ジャンルであることは間違いないのですが、私にはSNSを活用した転職サイトに大きな需要があるとは思えず、そのうち飽きられて消えてしまうんじゃないかな?と正直思っています。
将来の上昇を思い描くことができないので、私は率直に言うとセカンダリーに参加することはオススメしません。
主幹事情報
ウォンテッドリーのIPO主幹事は大和証券です。
副幹事はいちよし証券とSBI証券です。
この中でネットから応募できる証券会社は大和証券とSBI証券です。
何だか寂しい幹事団ですが売り出し規模が極小規模ですので仕方ないですね。
今回の参加オススメ証券会社は主幹事で圧倒的な当選本数が用意される大和証券とIPOに参加することでIPOチャレンジポイントが貯まるSBI証券の2社です。
まとめ
ウォンテッドリーの案件は利益が見込める案件ですので参加をオススメします。
私はSBI証券から参加します。
ウォンテッドリーでは自社のSNSを利用していますが、私が企業の採用担当なら様々なSNSアカウントを検索して、選考者の実態を調べたいと思ってしまいます。
多分既に、このようなSNSの調査は行われているのでしょう。
就職活動の前に就職活動用のアカウントを作成してSNSの面でアピールを行う!というのが冗談ではなく有効な手段になりそうですね。