SIGがJASDAQに上場!IPO評価分析

インフラからロボット制御、果てはネットセキュリティまで幅広くシステム開発を行なっているSIG(4386)がJASDAQに上場することが決まりました。

想定価格は2000円

BB期間は6月4日から6月8日

仮条件は5月31日

公開価格は6月11日

上場日は6月21日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

IPOで人気のネットセキュリティに関連する企業がやってきました。

ザッと業務内容を拝見しましたが、「SIGさんはシステム開発に関することを何でもやってらっしゃいますね」と言いたくなるくらい多方面に渡って手を出しまくっている状況です。

ネットセキュリティもやってはいますが事業のほんの一部でしかなく実際には何が本業なのか分からないというのが率直な感想です。

色々やって行ったらこの形になっていったのでしょうか?設立から年数が経ちしっかりとした財務基盤もあることから成熟企業と考えて良いでしょう。

JASDAQに上場するのも納得です。

そして、SIGをIPO投資として見てみましょう。

SIGはネットセキュリティに関わり売り出し規模も小さいことから当選すれば非常に高いリターンが期待できそうだと感じました。

積極的な参加をオススメします。

今回のおすすめ指数は100です。

それではSIGのIPO情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

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SIGの事業内容

SIGの事業内容は「システム開発およびインフラ・セキュリティサービスの提供」と有価証券報告書に記載されています。

SIGの事業の根幹はシステム開発事業です。

SIGはシステム関連事業を幅広く展開しています。

この幅広くがどのくらい幅広いのかをお分かり頂けるようにSIGの事業をザッと羅列すると…

  • 官公庁・地方自治体等の公共事業
  • 電力事業者向けの管理システム
  • 金融・サービス業向けの各種情報システム
  • 通信事業者向けの顧客管理システム
  • プラント向けの制御・監視システム
  • ロボット等の製造装置向け組込みシステム開発
  • 米国のSecuGen社の製品を利用してネットセキュリティサービス

と、どの分野でも高度な技術と信頼性が求められる重要なシステム開発を行なっています。

この事業1つ1つでも1つの会社になるのではないか?と思うのですが、これらの全ての事業を1つの企業で行えるだけのシステム開発技術力と数々のインフラ開発・保守を担ってきた信頼性が同社の最大の武器なのでしょうね。

SIGの財務情報

売上

2013年3月 単体 2,839,302,000円
2014年3月 単体 2,929,233,000円
2015年3月 単体 3,434,732,000円
2016年3月 単体 3,436,470,000円
連結 3,507,571,000円
2017年3月 単体 3,547,966,000円
連結 3,547,966,000円
2017年12月 単体 2,689,583,000円

経常利益

2013年3月 単体 97,914,000円
2014年3月 単体 103,686,000円
2015年3月 単体 128,736,000円
2016年3月 単体 148,386,000円
連結 110,252,000円
2017年3月 単体 210,460,000円
連結 216,515,000円
2017年12月 単体 176,677,000円

純利益

2013年3月 単体 △206,300,000円
2014年3月 単体 51,973,000円
2015年3月 単体 70,399,000円
2016年3月 単体 126,189,000円
連結 109,600,000円
2017年3月 単体 132,101,000円
連結 135,169,000円
2017年12月 単体 98,999,000円

売上は微増を続けるような横ばいで推移しています。よく言えば安定しており悪く言えば頭打ちですね。

利益面でも同様に安定して推移しており特段何かありそうな雰囲気も感じません。

財務を見る限り配当を出していてもおかしくないと思うのですが無配を続けているのには何か理由があるのでしょうか?上場を機に配当を出していけば配当狙いの長期保有として狙えます。

⇒日本取引所グループに公開されているSIGの有価証券報告書

SIGのIPOは買いなのか?見送りなのか?

SIGのIPOは文句無しに買いです。

売り出し規模が小さい上にIPOで人気のネットセキュリティ関連です。

大きな人気を集めながらも需給は絞れているので初値は高騰すると予想されます。

大きなリターンを獲得できるチャンスですので積極的な参加をオススメします。

買い要因

  • 売り出し規模 極小
  • 人気のネットセキュリティ関連株
  • 業績良好

見送り要因

  • 特になし

SIGの関連銘柄

SIGの関連銘柄は主要顧客となっている日立製作所(6501)パナソニック(6752)です。

両社はSIGの売上の中でかなりのウェイトを占めているので、どちらかにトラブルが起こると影響がSIGにも波及します。

インフラ関連での関わりであることから多少のトラブルでは問題ないとは思いますが、インフラに纏わる談合や不正に関わるトラブルであると多大な影響を受けると予想できます。

SIGの初値予想は?

SIGのIPOは人気のネットセキュリティ関連ということで大きな人気を集めながらも需給が非常に絞れているので初値は高騰するでしょう。

どこまで上昇するのかは難しい所ですが、ここまで売り出し規模が小さいのなら初値は公開価格+150%辺りまで上がって決まるであろうと私は見ました。

仮に公開価格が想定価格の2000円に決まったとしたら、初値は5000円辺りになるでしょう。

セカンダリーが狙えるか?

SIGでセカンダリーは難しいと思います。

SIGは良くも悪くも規模が大きく企業として設立から数十年も経つ成熟企業です。

既に数年間は売上は横ばいを続けており、正直ここから売上が急拡大するとは考えづらいので将来の株価上昇を狙うセカンダリー投資としては向きません。

主幹事情報

SIGのIPO主幹事は岡三証券です。

副幹事はSMBC日興証券、岡三オンライン証券、いちよし証券、みずほ証券、SBI証券、東洋証券、極東証券です。

幹事団の中でIPOにネットから参加できる証券会社はSMBC日興証券岡三オンライン証券みずほ証券SBI証券の4社です。

今回の幹事団の中で参加をオススメする証券会社は主幹事の岡三証券のグループ会社でIPOの抽選で公平抽選を採用している個人投資家にやさしい岡三オンライン証券です。

それと応募することでIPOチャレンジポイントを獲得できるSBI証券からも参加しておくことをオススメします。

まとめ

話題の波に乗ってネットセキュリティを扱う成熟企業が上場してきましたね。

今回のIPOでもネットセキュリティ関連銘柄として絶大な人気を集めるでしょうから初値も期待できます。

私は当選を狙ってSMBC日興証券岡三オンライン証券みずほ証券SBI証券の4社から参戦します。

ここまでカスリもしていないのでぼちぼち当選して欲しい所です。

諦めずにしぶとく応募を淡々と続けていきます。