サインポストのIPO評価分析 ~優良案件!初値高騰は必至か~

名だたる金融機関にシステムコンサルティングを行なっているサインポスト(3996)が東証マザーズに上場します。

想定価格は2200円
BB期間は2017年11月2日から11月9日
仮条件は10月31日
公開価格は11月10日
上場日は11月21日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

年末に優良案件が飛び出しました!

サインポストは、みずほ銀行やあおぞら銀行といった多くの金融機関のシステムインフラをコンサルティングしている優良企業です。

金融機関のシステムインフラは業界を上げて再構築が進められており、大手金融機関のシステム構築の実績を持つ同社の需要は今後も大いに存在するでしょう。

将来性は高いです!

また、IPO案件として見ても条件は良く売り出し規模は小規模でロックアップの掛かりも良好です。

これはイケますよ!

今回のおすすめ指数は95です。

それでは、次項ではサインポストのIPO情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

Sponser Link


サインポストの事業内容

サインポストの事業内容は

「金融機関および公共機関向けのシステムコンサルティング事業、金融機関向けに先端IT技術などを提供するソリューション事業および人工知能を活用したイノベーション事業」

と有価証券報告書に記載されています。

サインポストの主力事業は金融機関および公共機関向けのシステムコンサルティング事業、金融機関向けに先端IT技術などを提供するソリューション事業および人工知能を活用したイノベーション事業です。

・金融機関および公共機関向けのシステムコンサルティング事業

この事業では金融機関などのクライアントからの依頼に対して、サインポストからクライアント先に人員を送り込みクライアントの人員と一体となって問題解決を行います。

サインポストは自社内で過去に行ってきたシステム改良・問題解決のデータベースを保有しており、このサインポストデータベースを活用して過去の経験を多くの社員が共有できる体制を整えています。

豊富な経験を知る社員が、現場でクライアントと一体となって問題解決を行うことでサインポストは業界内で抜きん出ることができたのでしょう。

そして、今後も継続して経験をデータベースに蓄積していくことでサインポストの技術力は強化され続けていくことになります。

・金融機関向けに先端IT技術などを提供するソリューション事業および人工知能を活用したイノベーション事業

サインポストはAIやビックデータといった先進分野に積極的に投資をしており、今年の3月には国立大学法人電気通信大学と提携して開発したワンダーレジという買い物カゴの中の商品をカメラでスキャンして、自動でお会計を算出するシステムをマスコミに公表して話題になりました。

現段階では売上に結びついてはいませんが、特許の取得も進めており将来的には大いに期待できます。

サインポストの財務情報

売上

2013年2月 1,159,294,000円
2014年2月 1,316,196,000円
2015年2月 1,378,996,000円
2016年2月 1,436,014,000円
2017年2月 1,723,059,000円
2017年8月 1,468,901,000円

経常利益

2013年2月 53,184,000円
2014年2月 96,980,000円
2015年2月 88,611,000円
2016年2月 149,308,000円
2017年2月 166,751,000円
2017年8月 136,498,000円

純利益

2013年2月 30,569,000円
2014年2月 △33,177,000円
2015年2月 60,625,000円
2016年2月 105,079,000円
2017年2月 106,659,000円
2017年8月 99,252,000円

売上・利益共に着実に増加していますので、本業は堅実だと言えます。

先進分野に投資している部分がある為か少し借金が多いのが気になります。とは言っても、自己資本比率は3割を超えており一般的な水準です。

日本取引所グループに公開されているサインポストの有価証券報告書

サインポストのIPOは買いなのか?見送りなのか?

サインポストのIPOは文句なしに買いです。

金融機関のシステムインフラは老朽化が進んでおり再開発は急務です。この流れが継続する限りサインポストは安泰でしょう。

業績も右肩上がりで上昇していますし、売り出し規模も小さく大株主に対するロックアップの掛かりも良好です。

市場も勢いに乗って連日高値を更新しています。

もう、このIPOに参加しない理由は無い!と断言できる程の良い条件が揃っています。

迷わず参加して良いでしょう。

買い要因

  • 業績◎
  • 将来性◎
  • ロックアップ◯
  • 売り出し規模は小規模

見送り要因

・特になし

サインポストの関連銘柄

サインポストの関連銘柄は、主要顧客となる(株)あおぞら銀行(8304)と(株)みずほフィナンシャルグループ(8411)の2社です。

この2社からサインポストは売上を大きく上げているので、2社の好不調の波がサインポストの株価にも影響を与えることになります。

また、サインポストは非上場会社のクレジットカード大手JCBからも大きな売上を上げています。

サインポストの銘柄を保有するのなら、前項の2社と共にJCBの動向にも気を配る必要があるでしょう。

サインポストの初値予想は?

サインポストは将来的な事業の拡大期待と好調な業績、IPOにおける売り出し規模・ロックアップの良条件に恵まれて初値は大きく上昇するでしょう。

ただでさえ条件が良い上に、もし今の市場の好調性が維持されると、株価はどこまでも上昇していく可能性もあり初値の予想が難しいのですが、過去の経験から私は公開価格+120%辺りで初値をつけると予想します。

仮に公開価格が想定価格の2200円に決まったとしたら、初値は4840円辺りになるでしょう。

セカンダリーが狙えるか?

サインポストの案件はセカンダリーが狙えます。

国内の金融機関のシステムインフラの再構築は当分の間は継続するでしょうし、仮に国内のシステムインフラの構築が終わったとしても、数多くのシステムインフラを構築してきた技術を武器に国外に打って出ることもできそうです。

将来的に株価の上昇が期待できるので長期保有してセカンダリーを狙えます。

主幹事情報

サインポストのIPO主幹事はいちよし証券です。

そして、副幹事は大和証券、岡三証券、岡三オンライン証券、SMBCフレンド証券、エース証券、極東証券、マネックス証券、水戸証券、東洋証券です。

今回のIPOでは、大和証券岡三オンライン証券SMBCフレンド証券マネックス証券からネット応募することができます。

今回の参加オススメ証券会社は、開設口座数が少なく公平抽選システムを採用している岡三オンライン証券マネックス証券です。

参考:IPOが完全平等抽選方式の証券会社とは?マネックス証券がおすすめな理由

まとめ

今年も沢山の企業がIPOしましたが、その中でもサインポストは今年の上位に入り込む優良案件です。

現状の相場環境が続けば私の初値予想を超える高値も狙えるので、参加を強くオススメします!

今年も残す所3ヶ月を切りました。

早いですね!年々、時の流れが加速しているような気がします。

もう、余りにも時の流れが早いので、大したことがないことは気がつかないふりをしたり、適当に流したりするようになりました。

いつまでも子供の心を持っていたいのですが、感覚は明らかに年老いてきているなぁ、と感じています。