力の源ホールディングス(一風堂)IPO評価分析【初値は高騰すると予想】

ールドワイドにラーメン店を展開していて、あの一風堂を経営している「力の源ホールディングス(3561)」が東証マザーズに上場します。

想定価格は540円

BB期間は2017年3月2日から3月8日

仮条件は3月2日に540円〜600円に決定

公開価格は3月9日

上場日は3月21日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

力の源ホールディングスは、日本全国に超有名ラーメンチェーン店一風堂を展開しています。

また、日本以外にも積極的に進出しておりラーメンを武器に世界を股にかけてワールドワイドに活躍しています。

圧倒的な知名度を背景に注目度は高いので初値は大きく上昇するでしょう。

積極的に参加することをオススメします。

今回のおすすめ指数は80です。

それでは、力の源ホールディングスの解説を始めます。

IPOの参加の是非に役立て下さい。

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力の源ホールディングスの事業内容

力の源ホールディングスの事業内容は「ラーメン専門店『一風堂』を中心に複数ブランドの飲食店を展開する国内外の子会社の経営管理、およびそれに付帯または関連する業務など」と有価証券報告書に記載されています。

力の源ホールディングスの主力事業はラーメンチェーン店の一風堂ですが、その他に、うどんチェーン店を展開している因幡うどん、農業法人であるくしふるの大地、シンガポールにある海外事業の拠点YOU & ME FOOD FACTORY PTE. LTD.の5つの事業を経営しています。

この5事業を合計して平成29年3月時点で世界で196店舗を展開、1年間で大体10〜20店舗増えています。

店舗の約8割は一風堂ですので、やはり力の源ホールディングスの主力は一風堂です。

力の源ホールディングスの店舗は、直営店方式と暖簾分け方式の2種類で展開しています。

力の源ホールディングスでは社内独立支援制度を整備しており、独立して新しい一風堂を開店するという流れができており独立することが奨励されています。

このシステムによって、力の源ホールディングスは新しい店舗と優れた人材をグループ内に集めることに成功しています。

飲食店という人材不足と言われる業界の中で、上手く拡大させているのは、こういったシステムがあるからだと考えられます。

また、力の源ホールディングスは海外事業にも積極的で海外では「IPPUDO」の名前でラーメン事業を、アメリカ、欧州、アジアの12国で展開しています。

海外のラーメンブームにも乗っかり海外事業の調子が良いので、力の源ホールディングスでは今後更に海外事業を強化していく予定だそうです。

現地では、麺・スープなどを自社生産しており、ラーメンのクオリティは国内にも引けを取らないそうです。

国内の一風堂ブランドと海外のIPPUDOブランドが屋台骨を支える事業です。

どちらのブランドも国内にも海外にも、まだまだ出店余地は大いにあるので、今後も業績の上昇は続きそうです。

世界はラーメンブーム

日本にいると気が付きませんが、海外旅行に行くと、町のあちこちに日本食レストランがあることに驚きます。

そう、今まさに海外では日本食ブームが起きているのです。

そして、その中でもラーメンは外人からも受け入れられ、多くのお店が海外に進出していっています。

需要があるところに利益ありですね。

それに、冷静に考えてラーメンの強豪がゴロゴロいる日本で戦うよりも、ラーメンというだけで多少値段が高くても客が入る海外で戦った方が楽に儲かるでしょうから海外に展開したくなる気持ちも分かります。

そのため、きっと今後も海外に進出するラーメン店は増加していくでしょう。

力の源ホールディングスの財務情報

売上
2011年3月 9,657,000,000円
2012年3月 10,340,000,000円
2013年3月 10,755,000,000円
2014年3月 425,000,000円
2015年3月 単体 1,735,000,000円
連結17,845,000,000円
2016年3月 単体 1,674,000,000円
連結 20,865,000,000円

経常利益
2011年3月 329,000,000円
2012年3月 483,000,000円
2013年3月 356,000,000円
2014年3月 ▲26,000,000円
2015年3月 単体 159,000,000円
連結 181,000,000円
2016年3月 単体 122,000,000円
連結 430,000,000円

純利益
2011年3月 72,000,000円
2012年3月 162,000,000円
2013年3月 117,000,000円
2014年3月 ▲27,000,000円
2015年3月 単体 37,000,000円
連結 ▲229,000,000円
2016年3月 単体 78,000,000円
連結 125,000,000円

3年前のグループ改革が功を奏し、ここ数年の業績は好調です。

今年の業績予想は昨年を超える数字を予定しており、好調さを維持していることが伺えます。

財務面で大きな問題は見当たりません。

日本取引所グループに公開されている力の源ホールディングスの有価証券報告書

力の源ホールディングスのIPOは買いなのか?見送りなのか?

力の源ホールディングスのIPOは買いです。

高い知名度から株主優待を期待した個人投資家の買い需要が見込めるので初値は大きく上昇するでしょう。また、好調な業績と高い将来性も株価を押し上げる要因になるでしょう。

参加して良い案件です。

買い要因

  • 圧倒的な注目度
  • 株主優待目当て
  • 高い将来性

見送り要因

・他のIPOに資金を集中させる

力の源ホールディングスの関連銘柄

有価証券報告書から力の源ホールディングスの関連銘柄は見当たりませんでした。

力の源ホールディングス 初値予想は?

大きな注目を集めている力の源ホールディングスの初値は公開価格から+100%辺りになるでしょう。

仮に想定価格の540円で公開されたとしたら、初値は1080円辺りになるでしょう。

一単元が安価なので参加はしやすいのですが、反面上昇率の割には儲けは少なくなります。

主幹事情報

力の源ホールディングスのIPO主幹事は野村証券です。

副幹事は、岡三証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、いちよし証券、エース証券、マネックス証券、西日本シティTT証券、安藤証券カブドットコム証券です。

この中でネットから応募できる証券会社はSMBC日興証券マネックス証券安藤証券カブドットコム証券です。

この中で参加オススメの証券会社は、公平な配分比率を用意していて口座数の少ないマネックス証券安藤証券です。(参考:安藤証券のIPOは応募者が少なく狙い目か?【本気でIPOに当選したいならおすすめの証券会社】

まとめ

ラーメン屋の会社名が力の源ホールディングスということに凄まじいセンスを感じました、、、

日本で一風堂は圧倒的な知名度を誇るのでIPOの結果も期待できます。

私はSMBC日興証券から参加します。運良く当選することができたら長期保有して、じっくり利益を得るつもりです。

まぁ、そもそも想定価格が低いので、仮に株価が私の予想通りに2倍になっても、利益は知れているので、、、焦って売却するよりも、気長に様子を見た方が良いと思います。

この辺りは好みの問題なので正解はありませんが、いざという時に判断がブレないように上場後の投資スタンスについて考えておくことをオススメします。