太陽生命のなりたち
太陽生命は国内漢字生命保険の一つで中堅の生命保険会社にあたります。創業当初は名古屋生命保険といい、今年で創業122周年を迎える日本でも有数の老舗の生命保険会社です。長年営業職員チャネルをメインに、主婦層向けに養老保険の販売を行ってきた保険会社です。経営上の柔軟性・迅速性を図るべく2006年に大同生命との業務提携、株式会社化およびT&Dホールディングスという保険グループを形成しました。近年では小学生が参加するテレビのスポーツ番組の冠スポンサーになったことで有名となりました。
太陽生命の主力商品はながらく主婦向けの貯蓄保険であり「貯蓄の太陽」と呼ばれた時期がありましたが、平成14年に定期保険付終身保険「保険組曲」を販売してからは総合保障を主力商品としています。また保険金不払い問題においては不払いだった保険金額が比較的少なかったことや、その調査・支払の対応が迅速であったことから総合保障の新商品発売の認可をいち早くとることが出来、その時の総合保障「保険組曲Best」が現在の主力商品となっています。この保険商品はすべての保障が主契約であり組み合わせが自由であることを最大の強みにしており、これに追随する形で他社からも組み合わせ自由な総合保障を発売しています。
ではこの組み合わせ自由の総合保障とはどんな保険でそのメリットはどんなものなのでしょうか。
組み合わせ自由な総合保障の是非
前述のとおり太陽生命の主力商品は組み合わせが自由な総合保障保険「保険組曲Best」ですが、最近はこのような形の総合保障保険を主力としている保険会社が増えてきました。大きな特徴としては
- すべての保障が主契約であること(保険料払込免除特約・リビングニーズ特約は除く)、
- 最低限の条件(最低保険料や最低保障額)を満たせば組み合わせが自由であること、
- 一定の保険料額、保険金額に達すると割引があること、
- すべての保障が主契約であるため高度障害に該当し死亡保険金額を支払っても入院保障などは消滅しないこと、
などが挙げられます。一人ひとりに合わせたいわゆる「オーダーメイド」の保険とは言われますが、果たして優れた保険商品なのでしょうか。
まず言えるのは良くも悪くも組み合わせ次第ということです。つまり組み合わせによっては最高の保険になりえますし、最低の保険にもなりえます。保障において無駄な分や不足分があればそれだけで良い保険とはいえません。その方にマッチした保険を設計出来るのであれば素晴らしい保険商品となりえます。つまりすべては販売する営業職員のコンサルティング力にかかっていると言っても良いのではないでしょうか。死亡保険や収入保障保険、入院保険やがん保険、介護保険、貯蓄保険や年金保険など多くの保障を一つにまとめることが出来るというメリットは、逆に一歩間違えればごちゃごちゃしすぎて顧客にとってはわけのわからない保障にもなり得るというデメリットでもあるのです。
またこの手の商品は営業職員によるコンサルタントセールスが前提となってくるので、コストというものはかかり保険料も若干割高であるというのは否めないでしょう。
最後に:保険の内容を把握することが必用
太陽生命および他社の販売しているこのような総合保障は今や業界の主流となっています。太陽生命の顧客の多くは昔からの貯蓄保険になじみのある方が多く、こういった総合保障においては複雑すぎる保険であるというイメージを持たれていることを耳にしたことがあります。保険はシンプルが一番であり、各保障は別々に持つべきであると思いますが、保険をバラバラに持つのが面倒な方などにおいては良い保険であるかもしれません。ただ加入の際は自身において今どんな保障がどれだけ必要か、また加入する保険の商品内容をよく把握したうえでの加入が好ましいでしょう。
保険の無料相談窓口を利用しよう
保険については、保険のプロであるFP(フィナンシャルプランナー)に相談するのがおすすめです。
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あなたにとって必要な保証を維持しつつ、保険料を節約するテクニックや保険の見直しについてもアドバイスしてくれますので、保険の悩みをすっきりさせたい方は思い切って相談しましょう。
何を相談していいかわからないという人がほとんどなのですが、そういった方もカウンセリングを受けることでどれたけ今まで無駄な保険料を払い続けていたか、また、今加入している保険では必要な保証を受けられない契約であるということが判明するケースが多いです。相談するだけでも保険に関する考え方が大きく変わります。無料ですので一度試してみるといいでしょう。