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イギリスはEUを本当に離脱するのか?その根拠 ~ポンド円の見通し~

最近のニュースを見ていると、舛添都知事の問題ばかりでイギリスのEU離脱問題を取り上げる番組は、ほとんど皆無です。多少はスポット的に、報道もされますが天気予報やプロ野球を詳しく時間を割くなら、もう少し詳しく取り上げても良いと思います。

7ch(テレビ東京)では、夜中に世界の経済ニュースに特化した番組「ワールドビジネスサテライト」がありますが、ここでも私の記憶ではほとんど取り上げていません。

辛うじて、6/2の放送で多少特集として長く放送しましたが、最終的に何が言いたいのか、その狙いが分かりませんでした。経済的な観点から、結局どうなるのか予想していないのは、個人的には不満となっています。

日本ではほとんど無視される理由として、海外なので対岸の火事という面がありますが、結局はキャラクターの問題なのでしょう。キャメロン首相は出来の良い脇役というイメージが強く、政治的以前の問題として人気がありません。

良く言えば無個性なので、嫌われはしませんが、灰汁がないので面白みが欠けます。舛添都知事の悪人顔やトランプの暴言、亡くなったダイアナ妃のように華があれば、日本での取り上げ方もまた違ったと思います。

長い前置きでしたが、学生時代から一際イギリスという国に関心が私としては、今回の出来事は非常に興味があります。簡潔にまず、個人的な予想と希望を言うなら、イギリスはEUを離脱するでしょう。

英国EU離脱の根拠とは

私の予想では、離脱すると思いますが、それはあく迄も個人的な見解なので、絶対的な自信はありません。

しかし、イギリスという国は面白い国で、何かをいちばん最初に起こしてくれる妙な自信が、大英帝国の人々にはあるのです。

例えば、イギリスと言えばポップカルチャーとフットボールです。しかし、イギリスの音楽や映画、ファッションなどは数十年前ほど世界に影響を与える事はできません。

もちろん、フットボールも代表は弱体化の一途で、クラブチームもスポンサーは大半がイギリス国外の大企業ばかりです。選手もエースや中心選手は、ヨーロッパ各国や南米の選手が活躍して、イギリス人はチームでも汗かき役を担っています。それでも、国民はイギリスがナンバーワンだと昔の栄光にすがっています。

その傲慢さが、今回の離脱に対しても離脱すると予想する理由です。

最新の16日付けロイター通信によると

<英国が欧州連合(EU)を離脱した場合、警戒されるのは金融市場での波及ルートだ。英国の景気悪化や離脱連鎖も懸念材料だが、あくまで長期的な影響。短期的には、過去の金融危機のような、金融市場での信用収縮が最大のリスクとなる。その場合、金融セクターへの不安要因となるマイナス金利拡大などの金融緩和で防げるか予断は許さない>

と報道されています。

英国国民投票決着まで残りは1週間!

国民投票が行われるのは23日なので、このブログを書いているのが6月16日ですので、残りは調度1週間となります。

これからは、ますますイギリスでは報道が過熱して、日本でも舛添都知事が辞任してひとまず問題が決着した事から、多少は大きく報道していく事でしょう。

株やFXなど投資を行う人と、イギリスやヨーロッパに興味がある人以外は、ほとんど関心がない話題かもしれませんが、この問題は実は今後に大きな影響を与えます。それは、保守的な人を含めて一番良い解決法は、投票で離脱が拒否される事です。これが一番丸く収まりますが、仮に私の予想通りに離脱が決定したら、日本でも混乱が生じるでしょう。

英紙デーリー・ミラーの分析によると

<与党・保守党議員330人のうち離脱派は174人、残留派は136人と二つに割れている。同党古参議員のケネス・クラーク元司法相は「離脱の場合、キャメロン氏は即座に引きずり下ろされるだろうが、すんなり後任を選べるとは限らない。政治空白が長引けば経済にも悪影響を与える」と指摘する>
とされています。

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投資的な面から考える!英国EU離脱は投資のチャンスか?

このブログはFXに関連した物なので、FXの観点から考えると、これは大きなチャンスだと思います。これがリーマンショックや震災的な事だと、予想が難しいのですが、今回のように大きなイベントが実施されると前もって情報があり、国民投票という期日も判明している。また、先行指標的な情報もあれば、予想をする事が多少は可能です。

少し出し惜しみをしますが、株取引をしているので関係がないと考えている人もいるかも知れませんが、それは間違いです。短期的にも長期的にも、楽観視はできません。

特に、東証一部の大企業銘柄を保有しているなら、それはイギリスやヨーロッパ諸国でも間違いなく展開をしているグローバル企業です。仮にイギリスの離脱が正式決定なら、今後の不安定要素が大きくなる事から、売られる事は予想できます。それでは、残留になれば上がるかと言われると、それも自信がありません。

FXではどうなるかと言うと、ユーロ/円やポンド/円、そして直近では米ドル/円も円高方向に振れています。

これが強い意味があり、先行指標となるイギリスの各紙や各社の世論調査を行い、離脱優位という結果が出れば出るほど円高方向に動いています。この流れは、国民投票直前まで続くと思うので、これを上手に利用するのが投資/投機的には、最も良い手法でしょう。

しかし、投票日とそれ以降、結果次第でどのように動くか予断を許さないので、気を付けて下さい。

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まとめ

個人的には、離脱と円高で予想をしています。本来ならブログなどを書かずに、チャートを1日中睨めっこして、FXで勝負をしなければいけないのですが、私も舛添氏と同じで、相次ぐ返金返金で勝負をする資金も精神的余裕もありません。
来週までの残り1週間と、もしかしたら結果判明後の数日間も、通常のFXでは考えられないほど勝負しやすく勝ちやすい相場かも知れません。

ボーナス時期のボーナス相場になり得るかも知れない、本当にチャンスタイムです。それでも十分に細心の注意を払い、取引をして下さい。

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