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OPEC減産合意で原油高騰!原油関連銘柄に投資して稼ぐチャンスか?

原油価格高騰で円安・日経平均高値更新!

最近はガソリン価格も安値で安定し、生活や家計が助かっている人も多いでしょう。そんな日々のお陰で、原油価格について報道される事も少なくなりました。

しかし、そんな安定した日常も今後は続かなくなるかも知れません。

このまま円安が続くと、原油価格も引きずられるように、じわじわと上昇する可能性が極めて高くなりました。それを裏付けるような、決定的なニュースが飛び込んできたのです。概略は以下の通りとなります。

11月30日、オーストリア・ウィーンでOPEC会合が行われ原油生産に対して、減産(制限)する事で合意する可能性が高まった。

OPECの決定が絶対という訳ではありませんが、この報道を受けて、翌日12月1日の国際石油価格は上昇を続け、WTI原油は節目である1バレル50ドルを突破しました。

このような報道が出ると、連動して上昇するのが、経済の流れです。関連するものと言えば、それは経済通ならお馴染みの

  • 為替(米ドル/円)
  • 日経平均(原油関連銘柄)
  • 投資信託(原油連動銘柄)

などです。

gas2(記載元:GMOクリック証券)

まず為替についてですが、米ドル/円はOPEC発表後の当日と翌日は、順調に円安方向に動いているのが確認できます。これは、その他の要因もあったかも知れませんが、この二日間に限れば減産合意が最も大きなトピックの一つであったのは、間違いありません。

続いて日経平均になります。12月1日の日経平均は今年の最高値を更新となる終値1万8513円になり、文句なしに減産効果と円安が良い効果を発揮した事になりました。

原油関連銘柄としては、国際帝石、石油資源、安永などが大きく株価を上げて、上昇率ランキングの上位に入りました。それ以外にも三菱UFJ、みずほなどのメガバンク系や、トヨタ自、ソフトバンクGなど大企業も堅調に株価を上げました。

投資信託については、少し説明させて頂きます。まず、個別銘柄で購入を迷うなら、また投資資金が少なくて優良銘柄を購入できないなら、株価に連動している投資信託というのはメリットが大きいです。様々な商品がありますが、有名なのは日経平均に連動する「日経225連動型上場投資信託」などでしょう。

続いて原油価格に連動するものは、以下の4銘柄となります。

  • ETFS WTI原油上場投資信託(1690)
  • (NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場 (1699)
  • NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(2038)
  • NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ベア ETN(2039)

これらの銘柄の中でも、「NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(2038)」は、OPECの減産合意を受けて上昇した銘柄の一つとなっています。

gas3(記載元:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/)

原油ダブルブルの投資方法についてては以下のサイトが参考になります。
原油価格暴落は投資のチャンスか?【原油先物に少額から投資する方法】

原油の今後と為替への影響

原油価格は非常に大事なのですが、私を含めた多くの個人投資家/トレーダーは、日常の米ドル/円や日経平均だけに注視してしまい、つい忘れがちになります。

しかし、そのような物こそ、実は相場の世界で勝つ/勝ち残るには重要なものだったりします。

原油価格とは米ドル/円に比例する時もあれば、反比例する時もあります。しかし最近の流れとしては、円安になればガソリン価格が高騰するのは皆さんご存知でしょう。

円高予想をした私としては恥ずかしいですが、年末から来年にかけては円安トレンドが継続する可能性が高く、そこに今回のOPEC減産報道で原油価格が急騰しました。それは今後の答えを暗示しているもので、暫くは、

円安/ドル高/株高/原油高のトレンド

が継続すると思います。

直近の原油価格は12月初めに最高値を更新後、一服という事で少し値を下げていますが、一度高値を更新したものは再度更新する可能性が高いものです。その見極めとしては、為替や日経平均の動きにも関心を持つべきです。

またロイターや他の経済サイトをチェックすると、原油先物価格の一つの目安として、

1バレル=60ドル

とされています。原油先物が1バレル60ドル未満なら上昇トレンドが抑えられ、本格的な原油高騰とは言えません。

60ドル以上になれば、大台突破という事で本格的な上昇トレンドに入ります。逆に言うと、それ以下なら為替や株価にも悪影響となります。OPEC側もその事を認識していて、また多くの投資ファンドや投資家もそれを念頭に入れているので、今後はそこを巡って熾烈な駆け引きとなるでしょう。

前回の原油関連の記事では原油安が継続することを予想していましたが、ここにきて状況が大きく変わってきましたね・・・
参考:2016年原油価格の今後見通し【回復する可能性はあるのか?】

まとめ

原油価格が久しぶりに高値を更新した事で、為替も円安に動き日経平均や個別株も全面高となり、原油関連投資信託も上昇しました。今後は原油価格にも注目して相場を観察すると、FX投資家も常勝トレーダーの仲間入りを果たすかも知れませんね。