トランプ人気で日経平均高値更新!今後も株高、円安が続くと予想
トランプ人気で日経平均高値更新!10カ月ぶりの日経平均高値!
いったい誰がこんな結果を予想できたでしょうか? 信心深い日本人はニュース番組の報道結果が絶対なので、誰もがヒラリークリントンの当選を予想したでしょう。
そして、仮にトランプの大統領当選を予想しても、日経平均だダウの上昇と円安までを的中できた人は、私が調べた限りでは皆無です。誰もが相場が不安定になると、怖がっていたのです。
しかし、結果はまったくの別となりました。
11月18日の東京株式市場で日経平均株価は取引時間中では1月7日以来、約10カ月ぶりに節目の1万8000円台を回復。輸出企業の採算改善への期待から買いが続き、またトランプ新大統領の政策への期待感から円安株高の流れが継続。
大半の経済ニュースが、上記のような内容になっています。これは期待が期待を呼び、全てが良い方向に動いている事になります。ここまで過熱すると、そろそろ悲観論も登場してきますが、当面はこの流れに乗るのが賢い投資だと思います。
無理して逆張りに張るのは、投資の王道から外れる事となります。
さらに、嬉しいニュースとしてロイター通信によると
「投資情報会社リッパーが17日に発表した週間ファンド資金動向で、米国を拠点とする株式上場投信(ETF)への資金流入が過去最高に達したことが判明」」
となっています。
これは最近のアメリカの資金の流れが、今までは
株式→債券
となっていました。
アメリカの資金というのは、端的に言うと世界のお金の流れです。
これも難しく考える必要がなく、個人も大手投資会社や銀行も考えは同じです。大きく儲けたいなら株式で、リスクや恐怖心があるなら安定的な債券お金が流れるという事です。
それが、トランプの勝利以降は流れが急速に
債権→株式
に反転しています。
株式に資金が流れると幅広い分野での成長が期待でき、それが結果的に円安株高という流れに繋がっているのです。アメリカではインフレに強い商品・セクターへの投資が強まっているので、それは日本でも同様の動きとなるでしょう。
日米関係の動きも加速!
日本経済は中国やEU以上に、アメリカ経済との関係が密接です。それは貿易や為替の関係以上に、日米同盟という他国の干渉を許さないまるで長年連れ添った夫婦のようなものです。そこに先日行われた、トランプ次期大統領と安倍首相の会談です。
会談の中身は不明ですが、あの写真と笑顔パフォーマンスなどを見ていると、今後も円安株高の流れが継続すると確信めいた期待感を持てます。あの報道から、大きな安堵感を抱いた日米大企業の関係者は多いでしょう。
これで日本も債券価格が下落すれば、かなりの高確率を持って、トランプ相場の継続が決定したも同然です!
為替市場もトランプショックが嘘のように、真逆に動いています。10日からの7営業日で円相場は5円以上円安になり、米国金利は大統領選直前の1.8%台から2.3%に上昇、日経同様にダウ平均も最高値圏で推移となっています。
(記載元:GMOクリック証券)
(トランプ関連)投資のメリットとデメリット!素直に株に投資するのが賢明か
以前の記事「トランプ大統領の政策を踏まえ今後どのような投資をすればいいか?12月の利上げの影響は?」でも書きましたが、この相場が長期間継続すると予想するなら、株式投資もおススメとなります。
もちろんFXをしながらの株式投資というと、難しく考えてしまいますが基本的には
- 日経平均
- ダウ平均(ナスダック)
- 為替(米ドル/円)
この三つを監視、注目している事で問題ありません。
そこに購入した銘柄や債券や長期金利も気を付けていれば、ある程度の景気や経済のトレンドは掴めるでしょう。
もちろん全ての相場は、マニュアル通りには動きませんし、予期せぬ出来事に直面する事もあります。
しかし、相場を動かすルールブックでもあるアメリカが安定してくれて、経済や相場を牽引してくれるなら、こんなに心強くて安心出来る事もありません。
〇メリット
- トランプ政権発足で、アメリカ(世界)の資金の流れが転換
- よって、今後は特に株式市場が恩恵受ける可能性大
○デメリット
- 円高関連企業は不安定になる可能性(紙・パルプ・電力・ガス・小売・石油・輸入や内需関連)
- インフレ(物価上昇)になる
- 金利アップは借金アップ、住宅ローンも増える?
まとめ
トランプ政権がまだ本格稼働していないのに、焦りは禁物ですがだからこそ誰よりも早く動いて、投資で利益を出せる可能性も高まるというものです。
特に、円安が継続するなら比例して日経平均も上昇するので株式市場から恩恵も受けられる、という期待が高まります。現状では、デメリットよりもメリットが大いに感じられるので、絶好の相場展開が今後暫くは続きそうです。