月経前症候群（ＰＭＳ）と言えば、女性なら誰もが経験があるものですよね。生理の症状すらきついのに、生理の前からも辛い症状があるのはさらにきついですよね。月経前症候群と生理の症状を合わせると、「毎月のように２週間近くは何らかの症状に悩まされているかも。」なんて言う女性もいるかも知れませんね。
月経前症候群の経験のある女性の割合
ちなみに、月経前症候群の経験のある女性は、全体の８５％近くと言われています。この症状を当たり前のものだと割り切れれば良いのですが、仕事に恋愛に家事に色々と頑張ることの多い女性ほどそう言う訳には行かないですよね。「少しでも症状を軽くできないものか。」と考えてやまないものですよね。
月経前症候群の対処方法
では、月経前症候群の症状を軽減するためには、一体どのような対策をしたら良いのでしょうか。
まずは、もっとも基本的な対策として、生活習慣と食生活に十分に気を付けることです。生活習慣も食生活も、私たちの健康にとってもっとも基本となるものです。毎日行うことだからこそ、悪い習慣を継続していればどうしても悪いふうに作用してしまうのは当然ですよね。体がマイナスに傾かないためには、良くない習慣を改善して良い習慣をどんどん生活に取り入れることです。
生活習慣の中では、十分な睡眠を取ることで疲労やストレスを翌日に持ちこさないことはとても重要です。生理は血液の流れが関係していることなので、疲労やストレスが過剰に溜まっていると血管が収縮して血行不良の原因になりやすいものです。
睡眠は時間さえ取れば良いものではなく、質の良い睡眠を夜の時間帯に取るのが疲労やストレスを解消するのに効率的です。それに加えて、ストレス対策として休日の過ごし方も考えてみると良いかも知れませんね。
休日にまで仕事のことを考えていても、不安なことを考えていても休日の意味がありません。休日こそは、疲労やストレスを忘れるくらいに自由に好きなことをして過ごしましょう。
栄養バランスのとれた食事を心がける
それから、食生活に関しては、当たり前のことながら栄養バランスの取れた食事を心掛けることです。月経前症候群の症状で苦しい時期に、糖分の多いもの、脂肪分の多いもの、アルコール、塩分、コーヒーなどを大量に摂取してしまっては、一時は気分が優れても後々になって酷い症状に発展してしまうことがあります。
野菜や魚、大豆食品などの中心とした食生活を心掛けてみましょう。
ちなみに、ビタミンには疲労回復効果のあるビタミンＢ６、抗酸化作用を発揮して健康維持に効果的なビタミンＣやビタミンＥなどがあります。月経前のイライラを落ち着かせてくれるカルシウムも、乳製品や小魚などから摂取しておくと良いでしょう。（参考：生理関連のトラブルに悩む方が摂るべき栄養素は？）
この他には、体の血行を良くするために、適度な運動に取り組んでみてはいかがでしょうか。外でウォーキングやジョギングでも良いですし、家の中でラジオ体操とかストレッチなどの運動をするのもお勧めです。特にストレッチにはリラックス効果もあるので、寝る前に気分を落ち着かせるのに良いかも知れませんね。
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