「女性がなりやすい膀胱炎の症状とは?原因と対策について」でも書きましたが、今回も膀胱炎についてお話しさせていただきます。
女性に多いと言われている病気の1つには、膀胱炎がありますよね。女性同士の話でも、「膀胱炎になったことがある。」なんて言う話は結構聞くのではないでしょうか。あるいは、この記事を読んでいる方の中にも、実際に膀胱炎になった経験があるなんて言う方もいるかも知れませんね。
膀胱炎の症状とは
ところで、膀胱炎になると、一体どのような症状が起こるのでしょうか。排尿の回数が増えたり、排尿しても残尿感があってスッキリしなかったり、排尿後に染みるような痛みがしたりなどが、膀胱炎になった多くの方が経験する症状です。
この症状も悪化すると、トイレに行く回数がさらに増えたり、尿の濁りや血混じりなどが見られるようになることもあります。
なぜ膀胱炎は女性に多いのか
そもそも、「なぜ膀胱炎は女性に多いのだろう?」と疑問に思っているかも多いのではないでしょうか。これには、女性と男性の体の構造上の違いが関係しているようです。女性の尿道は男性に比べて短く、しかも尿道口と肛門と膣が全て近い場所に存在するのです。
ちなみに、男性の尿道の長さは、女性の3倍もあると言われています。にもかかわらず、女性の方がトイレに行くのを我慢する方が多いですよね。でも、女性の尿道はただでさえ細菌が侵入しやすいので、排尿を我慢することでますます膀胱の中に侵入した細菌を繁殖させてしまう危険性があります。
膀胱炎を予防するためには
では、こんな膀胱炎を予防するには、一体どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。まずは、細菌感染を予防するために、常に清潔を心掛けることです。女性の場合は、生理の関係でナプキンやおりものシートなどを使用しますよね。
あまり汚れていないからと言って、同じナプキンやおりものシートを長時間に渡って付けていませんか。こんな方は、数時間置きくらいにこまめにナプキンやおりものをシートを交換しましょう。それから、男性も女性も必ず行うのが、排尿や排便ですよね。
特に排便の際に丁寧に便を拭き取ることも重要で、女性の場合は前から後ろに向かって拭き取りを行いましょう。前は尿道に近い方向になるので、できるだけ避けた方が良いです。これに関しては、赤ちゃんのおむつを交換する際に、「女の子は前から後ろに向かって拭き取る。」なんて産後に指導を受けたことのあるお母さんも多いでしょう。
これと同じような考え方だと思ってください。また、性行為の時も細菌感染しやすいタイミングです。性行為の前後には必ずシャワーを浴びること、性行為の後にトイレに行くことなどを心掛けましょう。排尿を行うことで、悪い雑菌を外に追い出すものだと考えておきましょう。
この他には、「トイレが近くなるから。」と言って、水分補給を我慢するのは逆効果です。水分をこまめに摂取して体内の循環を良くすることも、膀胱炎対策になります。ちなみに、軽度の膀胱炎であれば、これだけで膀胱炎が自然治癒することも多いようです。ただ、重症化するケースもあり、重症化すると腎炎のような大変な病気を発症するリスクもあるので、早めに医者にかかることをお勧めします。
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