女性は7の倍数の年齢に近くなると、体の変化に注意した方が良いと言われているようですね。ところで、この7の倍数と言うのは、一体何を根拠に言っていることなのか知っていますか。東洋医学の「黄帝大経」と言う、2000年前にまとめられた古典の考え方が元になっているようですね。生理が始まるのも14歳に近い年齢で、21歳では女性としての体が出来上がります。
そして、28歳は女性としての体がもっとも充実して、35歳になると容姿の衰えを感じ始めます。確かに、28歳までに第1子を出産するのが良いとか、35歳からは高齢出産に該当するとか言いますよね。女性としての人生を楽しむためにも、一生を健康的に過ごすためにも7の倍数に近くなったら体調の変化を気にしてみるのも良いかも知れませんね。先に14歳に近い年齢で生理が来るようなお話をしましたが、生理が来ないと不妊のリスクがあります。中には、「生理が来ないなら楽で良いではないか。」なんて言う方もいます。
でも、生理が来ないことは、排卵も無く女性ホルモンのバランスが良くないと言うことでもあるのです。もちろん、生理が来てるから必ずしも排卵していると言うことにはなりませんが、将来的に妊娠を考えているのなら、まずは生理が順調に来るように体調を整えることです。生理不順のある方や生理痛が酷い方など、生理の悩みを抱えている方は早めに婦人科にかかって相談することをお勧めします。
ところで、「女性ホルモンのバランスが良くない。」と言われても、あまりピンとこない方もいるかも知れませんね。生理が始まって排卵までにかけて増加する「エストロゲン」と言う女性ホルモンには、骨や血管を丈夫にする作用があります。もし生理が無ければ、エストロゲンも分泌されにくくなりますし、のぼせや火照り、発汗などの更年期障害に似た症状も起こりやすくなるようです。それだけではなく、骨粗鬆症や血管障害などのリスクも高まります。
最近では、20代とか30代の方にも更年期障害のような症状を経験する方もいるので、若いからと言って安心はしていられませんね。ダイエット、生活習慣の乱れ、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの婦人科系の病気が関係している場合もあります。このように生理が来ないことは、実はかなり重大な問題なのです。万一病気にかかっていたら、将来的な妊娠が心配ですよね。早めに婦人科にかかると同時に、生活習慣や食生活にも十分に気を付けましょう。
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